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柊くんの守護結界~やや年下によった物語~  作者: sh1r0
第1章 白銀の祈り

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第22話

「ちょっと時間余ったので、ちょっと前倒ししちゃいますね~。」



 クラス写真の撮影がスムーズに終わったため、まだ5分ほど時間がある。ちなみに、先ほどのバードウォッチング団体の名前は「三位一体トリニティ」というらしい。


「クエストのカタログとアカウントの更新手順の紙を配布します。本当は次の授業で配る予定だったけど先に配っちゃうね~。」


 先生はそう言うと、少し厚い冊子を配りだす。


「後ろのひとに送っていってください。あと、ちょっと重いから後ろの人に渡すとき注意してね。」


 急な振りむきは後ろの席の人にも自分の腰にも危ないから気を付けよう。まあ、自分は一番後ろの席なので待つだけなのだが。


「次は訂正あるらしいので正誤表とか載ってるプリント配りますね。重要な部分は変わらないと思うけど、最新情報は電子上にあるからそっちでチェックしてね。」


 電子化は進んでいるのだが、紙の配布物はまだまだ健在だ。重要なドキュメントはほとんど紙でも配布される。カタログとかは長時間眺めることもあるので、目へのダメージの観点からも地味にありがたい。


 次にクエスト関連のアカウント更新の紙が配られた。


 学園生じゃないと受けられない特別なクエストや学内のポイント制度とかもある。こういったものを管理するために学園生は毎年アカウント更新をしなくてはならない。3年間一括でやればいい気もするが、システムが追い付いていないらしい。


「三年生だからもう知ってると思うけど、学園のルータからじゃないと学園限定のクエストとかは受けられないから注意してね~。あと、まだこのフロアのWi-Fiつないでない人はあとでやっといてください。パスワードとかは廊下とかに貼ってあるから。」


 変にデジタル化が進んでいるところもあって、まさにアナログと電子の狭間で生きているような気がする。


 もしかしたら事務仕事は二重に大変なのかもしれない。この前のQMSの職員の方の苦労の一端が少し想像できた。


「アカウントの更新は次の時間も使えるのでゆっくりでいいですよ。時間なのでここでいったん終わりにします。日直さんお願い。」



 ***



「なあ、結人。すまん、この画面から先に進めないんだが。なんでだろ?」


お読みくださりありがとうございます。

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