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柊くんの守護結界~やや年下によった物語~  作者: sh1r0
第1章 白銀の祈り

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第21話

 目を開けると、そこには普段通りの明るい顔の烏丸先生がいた。



 ***



 散りかけている桜の木の前には、もうすでにカメラマンの方がスタンバイしていた。なんでも、地元のバードウォッチング団体のメンバーの方が毎年協力してくれているらしい。


「だいたいでいいんでぇ、身長が大きい人が後ろにお願いぃ。」


 自分は男子の中ではあまり身長が大きくないので、クラス全体で言うと真ん中くらいだろう。とりあえず端のほうに居座ることにしよう。ちなみに、恒一は身長が高い。二人の身長を足して2で割ると、男子の平均身長になる感じだ。


「あ、端の人、見切れちゃうからぁ、もうちょっと寄ってくれいぃ。」


 あ、ちょっと寄らないとまずいか。ちょっと見切れてみたい気もするが、ご迷惑になりそうなので今はやめておこう。


「まずはぁ、まじめフェイスぅ。いきますよぅ。ハイ、チーズフォンデュぅ。」


 デュぅでシャッターが切られた。当たり判定そこかよ。


「あぁぁ、目ぇがぁぁ。もう一回とるねぇ。」


 どうやら目が開いていない人がいたらしい。もう一回。


 カシャ「ァ。」


「よしぃ。ええ感じやぁ。次はユアフェイバリットぉ、ポーズぅぅ。」


 カシャ「ァァ。」


 あ、前の人のピースで顔隠れちゃった。まあいいか。プライバシーの観点からも都合がいいかもしれない。まあ、そんなこんなで全体写真撮影は無事終わった。


 そういえば、40人の人が全員目を開けた状態で撮影される確率は瞬きの頻度や算出方法にもよるが、13分の1くらいらしい。


 目を開けるように意識しているとはいえ、合計で10枚くらいしか撮らなかったので結構上振れたのではないだろうか。まあ、今の時代なら合成でもごまかせるか。


 カメラマンの方に礼を伝える。とても親切な方だったが、シャッター音を声に出す必要はあったのだろうか。この日の残留「ァァ。」はしばらく忘れられそうにない。



 ***



「ちょっと時間余ったので、ちょっと前倒ししちゃいますね~。」


お読みくださりありがとうございます。

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