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柊くんの守護結界~やや年下によった物語~  作者: sh1r0
第1章 白銀の祈り

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18/19

第18話

 今日は係決めがある。まだ授業は本格的には始まらないが、何事も最初が肝心かもしれない。いい流れを作れるよう、1つ1つ丁寧にこなしていこう。



「キーンコーンカーンコーン。」


 烏丸先生が配布物を持って入ってくる。


「朝のホームルーム始めるよ~。日直さ、日直はまだ決まってないか。では四つ角でじゃんけんをしましょうか。」


 この学校の日直は二人一組で行う。6×6に席が並んでいて、隣合う2列が一組になる。Sの字で当番を回していく感じだ。


「まずは端の席の二人の中で代表者を決めてね~。手短にお願いします。」


 正直どっちでもいい気もするが、どうしよう。隣に座る白石さんを見る。


「柊さん、じゃんけん得意ですか?」


「いえ、白石さんはどうですか?」


 手のひらき方の芸術点には自信があるが、あいにくのところ勝率は芳しくない。


「いえ。」


 白石さんも得意ではないらしい。


「では、実際にじゃんけんしますか。」


 視界の隅に筆箱からはみ出したハサミが見えたのでチョキが正解か。いや、これは罠かもしれない。ここは敢えてのパーを選択。


 白石さんの選択は。



 チョキ。


 折角の計略がパーになったようだ。直近の戦績は2勝18敗。偶然にしても低すぎるな。


「よろしくお願いいたします。」


 白石さんに託す。



「では、代表者の方、行きますよ~。負けたところから日直スタートね。最初はグー、じゃんけんぽんっ。」



 結果、白石さんは勝利。



「では、窓側後ろの席からね~。では早速朝の挨拶の号令、お願いします。」


「おはようございます。」

「おはようございます。」



 配布物は確定版の時間割と魔法の能力計測及び身体測定の案内、それに加えて進路関係のプリントが2枚。連絡事項は特になし。今日の全体の流れは、午前はホームルーム、係決め、午後は安全指導、教科書配布といった感じだ。まだ授業は始まらず、明日からガイダンスが始まる。


 席を立ち廊下へ。


 各フロアに謎の展望スペースがいくつか配置されている。去年は3階だったため周りがよく見えたが、2階からだとあまり景色がよくない。


 次の時間もホームルームなので教室で行われる。壁に貼られた掲示物を確認しつつ、教室へ戻る。



 すると、自分の席付近に数人の女子生徒が集まっていた。


お読みくださりありがとうございます。

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