表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ずっとあなたを想ってます〜両親を亡くした公爵令嬢は幼馴染の第二王子に溺愛されます〜  作者: 千翔りさ
5章 私にできること

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/48

EP.043

──────数日後。

時刻は昼食時。

私も、アンが昼食を取りに行っている時間、中庭で花を眺めながら待っていたときだった。


不意に、後ろから声をかけられ、振り向いたそこには、彼女が立っていた。


「ロゼリア様」


高く可愛いらしい彼女の声は、どこか、いつもよりも暗い音声が含まれている気がした。


「えっと…サラ様。お久しぶりです」

「お久しぶりです!お城にいらっしゃったんですね、お会い出来て嬉しいです」

「少し、お世話になっていて。私も会えて嬉しいです」


うまく笑えていただろうか。

よく見ると、やはり、サラ様の顔も見せかけの笑顔が張り付いた様子だった。


「あの日、商会で会ったあの日から、ずっともう一度会いたかったんです。…私、ロゼリア様とお話したいことが沢山あるんですよ」


その声色は、やはり以前よりも冷たい。

私を、敵として認識しているような声。


「そうなんですか?私達、あまり面識もなかったように思いますが…何か、お話がありましたか?」

「はい、たくさん!でも、ここでは話せない内容なので…少し、場所を移動しませんか?」


その言葉が合図だったのだろうか。

誰かに背後から素早く腕を取られ、口元に布を押し当てられる。何かが塗られていたであろう布を思わず吸ってしまい、重たく甘い香りと共に、私の意識も深くまで落ちていった。


意識がなくなる前、最後に写ったサラ様の瞳は、とても冷たかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ