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AIシリーズ

おもちゃのAIとわたし、終末世界だけどなんとかやってる

作者:堀吉 蔵人
最新エピソード掲載日:2026/04/22
「“終末で生きる話”ではなく、“終末で考える話”」 正解のない世界を「工夫」でハックする、新感覚ポストアポカリプスSF!

水も食料も枯渇し、社会インフラが崩壊した終末世界。 しかし、旧世界を知らない「終末後生まれ」の少女にとって、その過酷な環境こそが日常でした。彼女は失われた過去を嘆くのではなく、「試せばいいよね」「まあなんとかなる」という前向きでドライな思考で日々のサバイバルを生き抜いています。

彼女の相棒は、旧世界の遺物である「壊れかけのくま型AI」。かつて子供を守るために作られたこのAIは、情報が古く、食料不足のピンチにも「泣いて資源を獲得してください」「あるいは床で暴れる」と的外れな提案ばかりしてきます。 しかし、本作の醍醐味はここから。AIの「ズレた論理」こそが、少女の思考の起爆剤になるのです。彼女はポンコツAIの言葉や、本来の用途を失った設備のルールを自分に都合よく「再解釈」し、子供用のお昼寝シールドを集水器に変えたり、システムの裏をかいて物資を引き出したりと、腕力やバトルではなく「知恵と思考」で生き残っていきます。

一方で、軽快な「ほのぼのサバイバル」の裏には、不気味なディストピアの謎が横たわっています。 少女が暮らす町には、「対象年齢0〜3歳向け」の真新しいゼリーや絵本が、古いシステムによって今も補充され続けています。しかし、この世界にはその年齢の子供が一人もいません。誰もいないのに、子供一人ぶんの親切だけが狂ったように稼働し続けているのです。

現実的でたくましい少女と、ポンコツなおもちゃのAI。二人の微笑ましい掛け合いに笑い、あっと驚くサバイバル術(ハック)に感心し、そして少しずつ顔を出していく「世界の謎」に引き込まれる。
「工夫して乗り切るサバイバル」や「ディストピア設定のバディもの」が好きな方に全力でおすすめしたい、絶望を「思考」でひっくり返す痛快なSFエンターテインメントです!
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