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シロの想い、タマの想い

作者:丸山梓
 悠里は看護学校からの帰り道、真っ白な猫を拾う。シロと名付けられたその猫は看護師を目指す悠里に、体調不調の場所を色で示す特殊な能力を授ける。
 悠里は、シロの飼い主を探す。タグに書かれた住所には、中野雪枝が住んでいた。肺がんを患っていた雪枝には心残りがあった。それは、昔夫婦で経営していた会社で働いていた香織と、現金の紛失でもめて仲違いしたままであることだった。
 悠里は、香織を探し始める。紆余曲折を経て、香織の住むマンションに辿り着くが、香織の反応は冷たく、雪枝と会うことを拒否する。
 途方に暮れる悠里にシロがヒントをくれ、香織は雪枝に会うことに同意する。
 悠里と香織が、雪枝の入院先に行くと、雪枝はホスピスに転院していた。雪枝と香織は、そこで和解する。そのとき香織は妊娠していた。雪枝は、治療に励むようになる。
 悠里は、無事に進級し、最初に行った実習先では、患者の病状を悪化させ、担当看護師に厳重に注意される。悠里が落ち込んでいると香織から連絡があり、香織の母親が悠里に会いたいと言っていると言う。香織はつわりがひどく母親が上京してきていた。香織の母親は悠里を励まし、それをきっかけに悠里は再び元気を取り戻す。
 雪枝の病状が悪化する。シロは延命の術で、雪枝の寿命を香織の出産まで引き延ばすことに成功するが、今度は術のダメージでシロが倒れる。悠里は、母かなえの言葉にヒントを得て、捨て身の行動に出る。シロは意識を取り戻す。
 二カ月後、香織は無事男の子、健介を出産し、退院後すぐ雪枝に会いに行く。雪枝の容体は極限まで悪化していたが、健介を見てほほ笑む。その三日後、雪枝は亡くなる。雪枝の葬式にて、香織は、会社の現金を盗んだ犯人、佐伯と会う。香織は佐伯を許す。
 その後、悠里は看護師の国家試験に受かり、就職先も決まる。悠里は、体調不良が色で分かる特殊能力をシロに返す。
出会い
2014/07/15 11:15
雪枝さん
2014/07/15 11:26
シロの秘密
2014/07/15 11:28
香織
2014/07/15 11:33
誓い
2014/07/15 11:38
香織の母親と便秘
2014/07/15 11:43
失敗、そしてなぞかけ
2014/07/15 11:47
ふわふわの毛布
2014/07/15 11:49
ほんの少しの希望
2014/07/15 11:52
明るい未来
2014/07/15 11:55
シロがいない
2014/07/15 12:00
大失敗
2014/07/15 12:01
励まし
2014/07/15 12:04
雪枝の病状
2014/07/15 12:08
狛犬さまとお獅子さま
2014/07/15 12:11
孤独
2014/07/15 12:12
過労
2014/07/15 12:15
許すということ
2014/07/15 12:17
卒業
2014/07/15 12:30
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