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 集中治療室に配属されてから、1年が経とうとしていた。


「早いものね、あなたももう一人前ね」

「山下指導看護師のおかげで、ここまでくることができました」

「途中、色々あったけど頑張ってついてきたわね。これからも頑張って」

「はい。これからもよろしくお願いします」


 順風満帆でやってきたわけじゃない。患者さんに怒鳴られた事だって何度もある。「新人なんて要らん、ベテラン看護師と交代しろ」と言われたことも一度や二度ではない。何度辞めようと思ったか知れない。そのたびに看護学生だったとき、実習先の病院で担当させてもらった患者様たちと約束をした事を思い出した。「看護師さんになってね」「立派な看護師になりなさい」その言葉を思い出したら簡単に辞められなかった。


 希望していた集中治療室勤務。理想としていた看護ができるまでにはまだまだ経験が足りていない。それはこれから時間をかけて、寄り添った看護ができるようになっていくしかない。


 救急救命科配属、集中治療室担当。私の前にはこれからも、厳しい状態の患者様、自己管理ができない患者様がやってくるだろう。色々なケースに対応できる看護師を目指し、私の道は続いてゆく。



1週間お付き合いしてくださり、ありがとうございました。

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