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【癒し】ほのぼの作品集

ななちゃんのいちご柄のポシェット

作者:菜須よつ葉
銘尾 友朗様の企画
【秋冬温まる話企画】に参加させていただきました。
ななちゃんの、いちご柄の小さなポシェット。

大好きなパパが、ななちゃんのお誕生日に買ってくれた宝物

お出掛けに行くときは、いつも一緒。ななちゃんの肩から斜め掛けにかけられています。

ママとお出掛けの時も、ななちゃんは肩から斜めにいちご柄のポシエットをかけて準備万端。

ママと手を繋いで歩いていると、ご近所のおばちゃんが

『ななちゃん、お手々出してごらん』

と言いました。ななちゃんは素直にお手々を出しました。おばちゃんは、ななちゃんの小さな手の平に、いちご味の飴をおきました。

『いちご味だぁ…… ありがとう』

とお礼を言って、満面の笑みで嬉しそうに、いちご味の飴をみつめています。そして、いちご柄のポシェット中にいちご味の飴を大切に入れました。

ママと手を繋いで暫く歩いていると、じゅんくんがママに何かを訴えていました。

『メロン味、嫌! 違うのが良い!』

どうやら、メロン味の飴が嫌で、駄々をこねている様子です。

ななちゃん達に気づいたじゅんくん達が、声を掛けてきました。

『あら、ななちゃん こんにちは』

じゅんくんのママが、ななちゃんに声を掛けてくれました。

『.....こんにちは』

ななちゃんは人見知りで、とっても恥ずかしがり屋さんなので、ママのスカートをしっかり握って、小さな声でお返事をしたななちゃん。

じゅん君は、メロン味要らないと駄々をこねてママを困らせています。

ななちゃんはポシェットをしっかり抱き締めました。いちご味の飴が入っているから。

ななちゃんは「いちご」と「ミニー○ウス」が大好きな女の子です。

ななちゃんは、口を固く結びじっと何かを考えている様子。

じゅん君は、ななちゃんに気づいても知らん顔してメロン味の飴は嫌だと言っています。

『もう、メロン味しか無いの。嫌なら食べなくていい』

じゅん君のママが、じゅん君に言いました。

じゅん君は泣き出してしまいました。

ななちゃんは、いちご柄のポシェットから大好きないちご味の飴を取り出して"ぎゅっ"と握りしめました。

そして、じゅん君の前に立ち握りしめた小さな手を、じゅん君の前に差し出しました。そして握りしめていた手をそっと開きました。

ななちゃんの小さな手のひらには、いちご味の飴が ちょこんとのっています。

じゅん君は

『わぁ!! いちご味だぁ』

と泣き顔から一瞬で笑顔になりました。

そしてななちゃんの手のひらから、いちご味の飴をもらい嬉しそうです。

ななちゃんは、からっぽになったポシェットを"ぎゅっ"と握りしめて、ママの後ろに隠れてしまいました。

じゅん君のママは、ななちゃんに

『あらっ? ななちゃん、いちご味じゃない。無理しなくて良いのよ』

ななちゃんに、優しく語りかけました。ななちゃんはママのスカートの端っこを握り隠れている。

じゅん君は、ななちゃんからもらった「いちご味」の飴を嬉しそうに眺めています。

ななちゃんは、泣きたいのをグッと我慢していました。

ママに帰ろうの意味を込めてスカートをツンツン引っ張る、ななちゃん

ママと手を繋いで、頑張って歩く ななちゃん。

なんだか賑やかな道になってきました。 ママの手を握る力が強くなった ななちゃん

ななちゃんのお家の最寄り駅に来ました。

駅の入口からは、たくさんの人が家路に急ぐようにそれぞれの方向に向かって進んでいく。

ママは少し手前で、ななちゃんと立っています。

『なな』

少し元気のなかった ななちゃんでしたが、その声に反応して

『ぱぁぱ』

大好きなパパが、出張から帰ってきたのです。
パパに走り寄り抱っこをしてもらい満面の笑みの ななちゃん

『なな 良い子にしていたかな?』

パパはママから、ななちゃんの行動を聞いて、嬉しさと優しさに包まれました。

パパの荷物の中には、ななちゃんのお土産に大きな真っ赤な苺がのったケーキがあるのです。

でも、このことはまだ内緒。 

真っ赤な苺がのったケーキを見て喜ぶ ななちゃんが見たいから。

ななちゃんの、小さな成長を感じて、心に暖かいものが溢れた。


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