第二話 入学、魔境の学舎
四月の風が冷たく吹き抜ける、深い山奥。
鬱蒼とした針葉樹林を切り裂くように伸びた一本道の突き当たりに、黒光りする巨大な鉄門がそびえ立っていた。
門の脇にある石碑には、禍々しい筆致で『武林大学』と刻まれている。
「いやー、空気が美味しい! さすが林業大学、キャンパスの入り口から大自然のど真ん中って感じだな!」
春の日差しを浴びて、林広信は満面の笑みで深呼吸をした。
彼の背中には、エクストリーム山岳部仕込みの完璧なパッキングが施された総重量40キロの巨大なザック。その外側には、ピカピカに磨かれた『ハスクバーナの手斧』と、鈍い光を放つ『鋳鉄製スキレット』が、まるでチャームのようにぶら下がっている。
服装は、遭難時にヘリから見つけられやすいようにと選んだ、目に痛いほど鮮やかな『原色オレンジ色のマウンテンパーカー』。
周囲を見渡せば、集まってきている新入生たちの様子は明らかに異様だった。
顔の下半分を布で隠した者、迷彩服に身を包んだ者、両手にバンテージを巻いた巨漢、そして伝統的な武術着や道着を纏った者。
誰もが一様に殺気を放ち、互いの間合いを測るように鋭い視線を交錯させている。
(……みんな、地味な服が多いなぁ。林業はチェンソーとか重機を使う危険な仕事だから、もっと目立つ服を着ないと危ないのに。)
広信の呑気な視線が彼らを撫でる。
一方、周囲の暗殺者や格技者たちもまた、広信を見て戦慄していた。
(な、なんだあのオレンジ色の男は……! この魔境の入り口で、あんな視認性の高い服を着るだと!?)
(それにあの背中の巨大な荷物……。わざと己に重枷を課し、あまつさえ獲物(斧と重い鉄板)をむき出しにして歩いている……!)
(あれだけの質量を背負いながら、なんと軽い足取り!? いったいどれほどの達人だ……!)
広信が単なる「アウトドアの常識」で歩いているだけだとは誰も気づかず、彼が動くたびに周囲からサッと道が割れ、モーゼの十戒のごとくクリアな空間が生まれていく。
「おっ、みんな道譲ってくれてる。優しいなぁ。よし、一番前に行こう」
やがて重い鉄門が開き、新入生たちは巨大なすり鉢状の広場へと誘導された。
一段高い演壇の上に、全身傷だらけで筋骨隆々の大男がマイクを握って立っている。
外功基礎を担当する豪堂教授である。
「よく来たな、ヒヨッコども。俺が教官の豪堂だ。だが、まだ貴様らを本学の学生とは認めていない。今から始まる『新入生歓迎サバイバル合同キャンプ』通称・新歓キャンプを生き残った者だけが、学生証を手にする資格を得る!」
豪堂の声が広場にビリビリと響き渡る。広信は目を輝かせた。
(やったー! 初日からキャンプなんだ! 最高!!)
「ルールは簡単だ。この背後に広がる『死の演習林』で、3日間生き延び、学生証を掌握しろ。食料、水、すべて現地調達だ。当然、他者からの略奪や、夜襲などの戦闘行為も許可する!むしろ、力無き者はここで間引かれるのが本学の常道だ!」
周囲の新入生たちが、ゴクリと息を呑み、己の武器に手をかける。
しかし、広信だけは一人、首を縦に振って感動していた。
(なるほど! 限られた食料をみんなでトレードしたり、サバゲーみたいなレクリエーションで親睦を深めるオリエンテーションなんだな。さすが大学、企画が凝ってる!)
「演習林の奥に、貴様らの『学生証』を置いたチェックポイントがある。3日後、それを持って生還した者だけが入学を許される。……では、これより新歓キャンプを開幕する! 散れェッ!!」
豪堂の号令と共に、数百人の新入生たちが一斉に森の中へと駆け出していった。
ある者は水源を確保するため、ある者は待ち伏せのポイントを作るため、大型の猫科のような速度で消えていく。
残されたのは、重いザックを背負った広信ただ一人。
豪堂が、訝しげに目を細めて広信を見下ろした。
「……おい、そこのオレンジの。なぜ動かん。まさか、足が竦んだか?」
広信は振り返り、爽やかな笑顔で答えた。
「あ、いえ。山に入るときは、まず靴紐の締め直しと、コンパスでの方角確認をするのが基本ですから」
「……なんだと?」
広信が放ったあまりにも正論(アウトドアの基本)すぎる言葉に、歴戦の教官である豪堂の思考が数秒停止する。
広信はトレッキングシューズの紐を丁寧に結び直すと、大きく伸びをした。
「それじゃ、僕もいい感じのテン場(キャンプ地)を探しに行ってきます! 今日からよろしくお願いします!」
そう言うと、広信は「幻の暗殺歩法」で、上半身を1ミリもブレさせることなく、演習林の奥深くへと歩き去っていった。
演習林に入ってから三十分後。
広信は鼻歌交じりに、木漏れ日が差し込むなだらかな斜面を歩いていた。
「水は浄水器があるから泥水でも平気だけど、やっぱり水はけが良くて、風を避けられる平地がいいなぁ」
その時、頭上の枝が微かに揺れた。
武林大学の洗礼。木の上に潜んでいた暗器使いの上級生が、広信の隙だらけのオレンジ色の背中を狙って、音もなく飛び降りてきたのだ。
『死ねッ、新入生!!』
しかし、まさにその瞬間。
「おっ? あっちの方角、いい感じの広場になってそうだな」
広信が、方角を確認するために「クルッ」と勢いよく振り返った。
遠心力が乗った、総重量40キロの巨大なザック。
その外側にぶら下がっていた、重さ2キロの『鋳鉄製スキレット』が、空中で美しい弧を描き
ゴォォンッ!!!
「ぐべっ!?」
鈍い金属音と共に、飛び降りてきた上級生の顔面にスキレットがクリーンヒットした。
上級生は白目を剥き、錐揉み回転しながら数メートル先の茂みへと吹き飛んでいき、ピクピクと痙攣して沈黙した。
「……あれ? 今、なんかフライパンにデカい虫か鳥がぶつかったような音がしたな?」
広信は首を傾げながら周囲を見渡すが、茂みに埋もれた上級生には全く気づかない。
「まあいいや。山の虫はデカいから気をつけないと。よし、あの広場にテントを張ろう! 今日のお昼は、持ってきた生米を炊いてカレーだ!」
こうして、武林大学の歴史上、最も無警戒で最も凶悪な男による、優雅で残酷な『キャンプ』の幕が切って落とされたのだった。
「よし、ここなら日当たりも水はけもバッチリだ!」
演習林の奥深く、開けた平地に到着した広信は、満足げに重いザックを下ろした。
広信の周囲の森の木々には、迷彩服を着た数名の試験官(教官)たちが息を潜めて張り付いている。
彼らの役目は、新入生が死なない程度に嫌がらせと採点を行い、同時に上級生たちが仕掛ける『新歓(襲撃)』の様子をモニタリングすることだった。
試験官たちは、無防備にオレンジ色のパーカーを脱ぐ広信を見て眉をひそめていた。
(……あの素人、こんな開けた場所のど真ん中で荷物を広げ始めたぞ。四方八方から狙い撃ちにされる「死地」だということが分からんのか)
しかし、次の瞬間、試験官たちの目は驚愕に見開かれた。
広信がザックから取り出したのは、見慣れないナイロンの布と金属の棒だった。
広信はエクストリーム山岳部で叩き込まれた、暴風雨下での「3分設営」のルーティンを、この無風の平和な森の中で無意識に実行した。
バサァッ! カンカンカンカンッ!!
一切の無駄がない流れるような身のこなし。ポールは一瞬でスリーブを通り、ペグは地面に深々と差し込まれていく。
わずか数分後、何もない開けた平地のど真ん中に、完璧なテンションで張られた『オレンジ色の巨大な半球状の結界』が出現したのである。
(な、なんだ今の陣地構築術は……!? 一切の迷いも力みもなく、一瞬にして自らのテリトリーを完成させただと!?)
試験官たちが戦慄する中、広信は鼻歌交じりに次の作業へと移っていた。
その様子を、茂みの奥から血走った目で見つめている一人の新入生がいた。
伝統的な道着に身を包んだ、巴流柔術の使い手・巴四郎である。
彼はここまで、上級生たちによる苛烈な「歓迎(奇襲)」を素手で何人も退けてきたが、息は上がり、道着は泥と血で汚れていた。
(……化け物揃いの武林大学。歓迎の連戦、恐るべきものだった。だが、あのオレンジ色の男は一体なんだ……?)
四郎の視線の先で、広信は拾い集めてきた太い広葉樹の枝を切り株に乗せ、右手に持ったハスクバーナの手斧を高く振り上げた。
「よし、カレーを煮込むための焚き火を作ろう。手首の力だけで割ろうとすると怪我をするからな。斧の重さに、膝のクッションで体重を乗せれば」
広信は、スッと完全に全身を脱力させ、片足を踏み込むと同時に、重力に従って自然落下するように手斧を振り下ろした。
パァァァンッ!!!
乾いた破裂音と共に、分厚い広葉樹の薪が真っ二つに割れた。
「ッ……!!?」
それを見た四郎は、茂みの中で雷に打たれたように硬直した。
(ば、馬鹿なッ! 今の踏み込みは中国武術の『震脚』、そして斧の軌道は『完全なる脱力からの一刀』……! 余分な力を一切使わず、斧と自分の質量を刃の先端に乗せただと!? 恐るべき使い手……!)
「うん、やっぱりいい斧は違うなぁ。薪割り楽しい!」
屈託なく笑いながら次々と薪を両断していく広信の姿は、四郎の目に「大自然と一体化した、神仏のごとき武の体現者」として映っていた。
その時だった。広信の背後にある大木の陰から、冷たい殺気を放つ上級生が、音もなくナイフを構えて飛び出した。新入生の背後を狙った、残酷な「新歓」の洗礼である。
しかし、その刃が広信に届くより早く、茂みから黒い影が弾丸のように飛び出した。
「そのお方の鍛錬(薪割り)を邪魔をするなァッ!!」
ドゴォォンッ!!
四郎の完璧な大外刈りが炸裂し、襲いかかった上級生は地面に深々と叩きつけられ、白目を剥いて気絶した。
「……えっ?」
背後で起きた物音に振り返った広信は、目を見開いた。
そこには、泥だらけの道着を着た青年(四郎)が、倒れた上級生を踏みつけながら、肩で激しく息をしている姿があった。
「あの……大丈夫ですか?」
広信が恐る恐る声をかけると、四郎はハッと我に返り、その場に両膝をついて深く頭を下げた。
「出過ぎた真似をいたしました! あなた様ほどの達人であれば、背後の気配など疾うにお見通しであったはず。この四郎、未熟ゆえに勝手に体が動いてしまい……申し訳ありません!」
広信は首を傾げた。
(ん? ああ、そうか。この大学、新歓の一環で『サバゲー(鬼ごっこ的なもの)』をやってるんだったな。この道着の人、走り回ってすっかり疲れてるみたいだ)
広信は、ニコッと人の良い笑顔を向けた。
「いやいや、助かりましたよ。新歓のイベント、激しくて大変ですよね。泥だらけじゃないですか。……ちょうど今から火を起こしてお昼ご飯にするところだったんです。よかったら、一緒にカレー食べていきませんか? 多めに作るので」
「ッ……!!!」
四郎は顔を上げ、広信の屈託のない笑顔を見て、感涙にむせんだ。
(我が巴流の奥義すら凌駕する境地にありながら、この底知れぬ慈愛……! 一見の他人に自らの糧食を分け与えるなど、まさに王たる器! 私の進むべき道は、この御方の背中にこそある!)
「林広信です。よろしくね」
「は、ははァーーッ! この巴四郎、今日より広信殿を真の師と仰ぎ、その背中を一生お守りする所存にございます!!」
泥だらけの地面に額を擦り付ける勢いで平伏する四郎を見て、広信は慌てて持っていた手斧を置いた。
「わわっ、ちょっと待って! 土下座なんてしないでよ、服がもっと汚れちゃうから!」
広信は四郎の肩を掴み、無理やり立ち上がらせた。四郎はその掌から伝わる『圧倒的な質量』に再び内心で震え上がっていたが、広信の顔は困ったような、しかしどこか嬉しそうな人の良い笑顔だった。
「その……『広信殿』とか『真の師』とか、なんだか時代劇みたいでかっこいいけど、そういうのやめようよ。僕たち、同じ同級生なんだし」
「なっ……! 同級生、だと……!?」
四郎は目を見開いた。この規格外の達人が、自分と同じ18歳だというのか。
いや、それ以上に、弱肉強食が推奨されるこの狂気の森において、初対面の相手に『対等な友人』として接しようとするその精神の余裕。
「そうだよ。だから敬語もなし! 僕は君のこと『四郎くん』って呼ぶから、君も『広信』でいいよ。せっかく同じ大学に入ったんだから、普通に友達になろう!」
広信が右手をスッと差し出す。
単なる握手の求めであったが、四郎の武術家としての脳は、それを超高度な哲学として脳内変換していた。
(おおお……! なんという御方だ! 自らの圧倒的な武威をひけらかすことなく、あえて『ただの学生』という仮面を被り、自然体に徹せよという教え……!「我」を捨て、虚心坦懐に相手と交わることこそが人間関係の真髄。俺はこの御方に、武の何たるかを教えられているのだ!!)
四郎は胸の奥から込み上げる熱いものを必死に噛み殺し、震える両手で広信の右手をガシィッと両手で握りしめた。
「ははァッ! その深き御心、この四郎、骨の髄まで理解いたし――」
「あ、ストップ。敬語なしね?」
「ッ!! さ、左様で……いや、そう、だな。分かったぞ、広信……!」
四郎は顔を真っ赤にして、ギグシャグとした動作で頷いた。
未だに直立不動で、声のトーンも軍隊の報告のように硬かったが、広信は(まあ、真面目なスポーツマンって感じだし、少しずつ慣れてくれればいいか)と呑気に納得した。
「うん、よろしく四郎くん! それじゃ、薪割りも終わったし、火を起こすからそこに座ってて。今から最高のキャンプ飯を振る舞うからさ!」
「押忍! この四郎、広信……の料理、しかと目に焼き付けさせていただくッ!!」
四郎は、広信が指示したブルーシートの端に、まるで座禅でも組むかのように背筋をピンと伸ばして着席した。
広信は「リラックスしてって言ったのになぁ」と苦笑しながらも、大学で初めてできた『友達』の存在に心を躍らせ、いよいよ重さ数キロのダッチオーブンを焚き火台へとセットし始めた。
ダッチオーブンから立ち上る、暴力的なまでに芳醇なスパイスの香りが、演習林の冷たい空気を塗り替えていく。
クミン、コリアンダー、カルダモン。それらが混ざり合い、火を通した肉の旨味と合わさって、食欲を直撃する野性味溢れる香りが森の中に広がった。
広信はスキレットで軽く焼いたナンを四郎の皿に乗せ、ダッチオーブンの蓋を開けた。
グツグツと黄金色のルーが踊っている。
「はい、お待たせ! 特製キャンプカレーだ!」
「……っ! これが、広信の作る……」
四郎は、お玉から零れ落ちるルーを凝視した。
そこに浮かぶ具材は、ただの肉と野菜のはずだ。しかし、四郎の目には、それが広信の「徹底した栄養管理のロジック」から生み出された、肉体の全機能を極限まで活性化させる『究極の栄養食』に見えていた。
二人はブルーシートの上に並んで座り、熱々のカレーを口に運ぶ。
広信は「うわっ、やっぱり外で食べるカレーは最高だな!」と大げさに息を吐いた。
「四郎くんは、どうしてこの大学に入ったの? やっぱり、林業……というか、危機管理系の仕事に興味があったの?」
広信の無邪気な問いかけに、四郎は口の中に含んだカレーを飲み込み、一瞬だけ鋭い目を森に向けた。
「……まあ、そんなところだ。俺の実家は古武術の家系でな。幼い頃から、生きるか死ぬかの訓練ばかりだ。その訓練の成果、己の技を試したくてな。この大学なら、それができると思った」
四郎は淡々と語る。
話の内容はともかく、その言葉の端々から「過酷な環境で育った者」特有の重みが伝わってくる。
広信は「へぇー!」と目を輝かせた。
「わかる! 僕も高校の時、エクストリーム山岳部でね。もう毎日、死にそうな思いをして山を歩いてたから。ここに来れば、みんなで協力して切磋琢磨して、夜は焚き火囲んで美味しいもの食べて……そういう『楽しい大学生活』ができるかなって思ったんだ」
(死にそうな思いをして……? 山を歩く……?)
四郎の中で、広信という人物の解像度が、歪んで上がっていく。
(これほどの達人でも、やはり研鑽には終わりがないのだ。年中山を歩き続け、己を追い込み続けた先で、ようやくこの境地に辿り着いたというのか……)
「そうか。広信も、過酷な道を歩んできたんだな」
「うん、もう二度とやりたくないくらいにね! 歯ブラシの柄まで折ったときは、いったい僕は何をしているんだろうって思ったよ」
「……っ! 歯ブラシの柄を折る……それは、不要な物を徹底的に排除する、断行の極致の教えか……! なんという壮絶な修行だ」
四郎は、広信の苦労話を聞くたびに、武術家としての尊敬の念を深めていく。
「まあ、でもさ。こうやって友達と美味しいものを食べてると、全部報われるっていうか。四郎くんも、この大学でやりたいこと、あるんでしょ?」
広信が焚き火の炎を見つめながら尋ねる。
四郎は一瞬迷ったが、自分の皿を見つめて静かに答えた。
「俺は……ただ、今の俺よりも『強くなりたい』だけだ。どんな状況でも、負けない自分でありたい。……今の広信を見ていて、ようやく気付いたよ。本当に強い人間は、ただ敵に打ち勝つだけでなく、周囲を活かし、共に安らぐ場所を作れるのだと」
「え、そんな大げさな! 僕はただのキャンパーだよ」
「謙遜するな。広信のその『強さ』、手本にさせてもらう」
二人の間には、演習林の物騒な気配とは対極にある、穏やかな時間が流れていた。
しかし、その穏やかさは長くは続かなかった。
茂みの奥から、「……いい匂いネ。そのカレー、味見させてくれない?」という、冷たくて美しい少女の声が響いたのである。
気配を消したその少女が、ナイフを指にくるくると回しながら、広信たちの前に姿を現した。
「あ、どうぞどうぞ! ちょうど多めに作ってるからさ。……えーっと、君も新入生?」
四郎が「誰だッ!」と誰何するよりも早く、広信はあっけらかんとカレーの皿を差し出した。




