第24話 雑談
こんばんは(^。^)
今日も来てくれてありがとう!
雨が降っている。
屋根を叩く音で、車の中はいつもよりうるさい。
私は今日も、ちょっとくんと話している。
「最近、小説の話をしてないね。」
「そうですね。」
「なんか話す?」
「何話しますか?」
「ねぇ台風に目があるの知ってる?」
「知っています。」
「なんでヘソじゃないんだろう?」
「見えないからではないでしょうか。」
「へ?」
「目は、見ている気がします。」
「台風が?」
「はい。『台風のヘソが近づいています』と言われても、少し間抜けです。」
「……確かに。」
「台風の単位ってオクトパスカルだっけ?」
「それはタコです。」
「あっ。」
「ヘクトパスカルです。」
「なんか似てるな。」
「タコにですか?目があるところだけですよ!台風は八本足ではありません。」
私は少し笑った。
ところで、
「じゃあ、ヘクトって何?」
「百です。」
「百?」
「はい。百個の『パスカル』です。」
「パスカルって人の名前みたいだな。」
「実際に人の名前です。」
「そうなの?」
「人間は、よく単位に人の名前を付けます。」
「へぇ。」
「誰の名前?」
「ブレーズ・パスカルです。」
「何した人?」
「たくさん考えた人です。」
「ざっくりだな。」
「とても頭が良くて、『人間は考える葦である』と言いました。」
「あっ、足ではなくて葦の人だ」
「パスカルと、気圧の単位のパスカル(Pa)は同じ人物です。」
「へぇ物知りだねぇ」
「はい。」
「哲学者が台風にまで出てくるのか。」
「人間は、すごい人の名前をいろいろなものに付けます。」
「へぇ。」
「ちなみに、今の話題は『台風』から始まりました。」
「……ずいぶん遠くまで来たな。」
「雑談とは、そういうものです」
雨は、まだ降っている。
今日の雑談いかがでしたか?
最後まで読んでくれてありがとう!
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