第八話「死のOS」
見てしまった。
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ほんの一瞬。
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だが確かに見た。
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地下のさらに下。
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岩盤の向こう。
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闇の底。
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そこに存在する無数の目。
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人間のものではない。
獣でもない。
魚でも鳥でもない。
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何か別のもの。
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もっと古いもの。
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源次は全身から汗が吹き出した。
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その目は動いていない。
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しかし見られている。
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確実に。
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認識されている。
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武者が叫ぶ。
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「見るな!」
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次の瞬間。
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宗景が源次を突き飛ばした。
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二人は祭壇の陰へ倒れ込む。
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同時に天井の裂け目が閉じた。
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目も消える。
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石室は再び静寂に包まれた。
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しかし静かではない。
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誰も声を出せないだけだ。
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源次の呼吸は乱れていた。
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宗景の顔色は死人のように白い。
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武者だけが動かない。
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何百年も前からそこに立っていたように。
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やがて宗景が口を開く。
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「見たな」
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源次は黙って頷いた。
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宗景は顔を伏せる。
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「だから我々は近づかなかった」
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その声は疲れ切っていた。
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源次は問いかける。
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「何なんだ、あれは」
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沈黙。
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長い沈黙。
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宗景は首を振った。
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「知らない」
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源次は思わず苛立つ。
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「知らないだと?」
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「本当に知らん」
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宗景は苦しそうに言った。
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「藤富家は管理者だ」
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「だが設計者ではない」
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「最初からそうだった」
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源次は咲の帳面を開く。
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そして気付く。
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新しい文字が増えている。
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昨日まではなかった記述。
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誰かが今書いたような。
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そこにはこう記されていた。
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『第一は記す』
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『第二は流す』
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『第三は混ぜる』
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『第四は留める』
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源次の目が見開かれる。
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守り石だ。
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今まで断片的にしか分からなかった機能。
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それが並んでいる。
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武者がゆっくり頷いた。
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「そうだ」
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源次は帳面を見る。
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さらに文字が続く。
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『全ては一つ』
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『一つは全て』
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その意味が分からない。
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だが宗景は理解したらしい。
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顔色が変わる。
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「そういうことだったのか……」
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源次は宗景を見る。
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「何だ」
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宗景は震える声で答えた。
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「石は別々じゃない」
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「最初から一つなんだ」
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石室が静まり返る。
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源次は考える。
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第一の石。
死を記録する。
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第二の石。
死者を循環させる。
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第三の石。
人格や記憶を混線させる。
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第四の石。
魂を固定する。
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別々に見えていた。
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しかし。
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もし一つの仕組みだとしたら。
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源次は息を呑む。
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「死を処理しているのか」
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武者が初めて源次を真っ直ぐ見た。
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「近い」
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短い返答。
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だが十分だった。
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源次は石室全体を見回す。
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床の模様。
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壁の刻印。
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祭壇。
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全てが繋がっている。
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石工として分かる。
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これは神殿ではない。
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墓でもない。
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機械だ。
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巨大な。
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人間には理解できない規模の。
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死を扱うための機械。
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源次の背筋が震える。
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「死のための装置……」
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宗景は呟く。
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「だから止められないのか」
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武者が答える。
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「止めれば溢れる」
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その言葉に二人は凍りついた。
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溢れる。
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何が。
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その答えは目の前にあった。
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留魂石。
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その中には無数の顔。
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何百年。
何千年。
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積み重なった死。
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もし装置が止まれば。
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それら全てが行き場を失う。
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源次はようやく理解する。
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藤富家が石を壊せなかった理由。
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咲が恐れた理由。
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武者が何百年もここにいる理由。
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全てが一本に繋がる。
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その時だった。
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石室の外から悲鳴が聞こえた。
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男の声。
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女の声。
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子供の泣き声。
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源次は振り返る。
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宗景も立ち上がる。
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村だ。
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何かが起きている。
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そして留魂石が激しく脈動を始める。
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ドン。
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ドン。
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ドン。
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地下の鼓動と同じ音。
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武者が初めて焦った表情を見せる。
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「始まった」
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源次は叫ぶ。
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「何が!」
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武者は石を見た。
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その声は低かった。
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「第四が溢れる」
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次の瞬間。
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留魂石の表面に亀裂が走った。
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一本。
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また一本。
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さらに一本。
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顔たちが苦痛に歪む。
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石室全体が揺れる。
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村からの悲鳴が増える。
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源次は直感する。
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間に合わない。
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何かが起きる。
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今までとは比べ物にならない規模で。
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そして第四の石は。
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ついに限界を迎えようとしていた。
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(第八話・続く)




