オルケーノからの反撃
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「いくぞ! オルケーノ!」
「おっと、アーサー選手。神速であっという間にオルケーノ選手との距離を詰めました。その剣は、魔法の力で、青白く光っています」
「それでも、オルケーノは、あの槍のような杖でしっかりと防御しているぞ!?」
「激しい鍔迫り合いで、アーサー選手の顔が、オルケーノ選手の顔に近づきました。恥ずかしさのあまり、オルケーノ選手が顔を背けます」
「これは完全に、ウブな乙女の反応だな」
「オルケーノ選手、五十一歳にもなって、乙女のような反応を見せています。それを見ていて、やきもきしている、巫琴レフリー。これはこれで、見ていて面白いです!」
「お前たち、さっきから全部聞こえているからな!? あとで覚悟しておけよ!」
「おっと!? この状況でも、オルケーノ選手の地獄耳は健在です。これは余裕の表れでしょうか」
「そ……そんな凛々しい眼差しで、アタシを見つめないでくれ……」
「おっと、オルケーノ選手が、アーサー選手の剣圧ではなく、眼差しで圧されています!」
「これはこのまま、この戦いが決まるのかもしれないぞ」
「さぁ、どうなるのでしょうか」
「あぁ……この眼差し……。走馬灯のように昔のことを思い出す……」
「おっと、オルケーノ選手。この危険な状況下で、なにかぶつぶつと呟いています」
「あのとき……。勇気を出して、あのイケメンに告白したというのに……。そのあとアタシを笑い者にして、あんな酷い振り方をするとは……。だからアタシは、最強の魔女を目指したのだ!」
「おっと、オルケーノ選手の目に、今までにない禍々《まがまが》しさ籠りました」
「これは、アーサーの方が危ないかもしれないぞ」
「喰らえぇーー! 逆ギレの嫉妬の嵐!」
「おっと!? オルケーノ選手の身体から、溶岩の球のようなものが、アーサー選手目掛けて、文字通りの嵐のように降り注ぎます!?」
「アーサーは、堪らず、距離を取ったな」
「アーサー様! 一度剣に防御魔法を籠めてください!」
「ここは完全にアーサー選手に対して忖度がある巫琴レフリーからのアドバイスです!」
「すぐにですよ!、すぐに!」
「わかった! 防御魔法だな! 我が名は、アーサー。正義のために、いざ参らん!」
「どうやら、上手いこと防御魔法が剣にかけられたようです。次々と嵐のように飛んでくる溶岩球を防いでいます!」
「クソぉーー!? あそこで茶々を入れてくるあの二人よりも、やはりあの魔法使いの小娘の方が邪魔か!?」




