ヘビに睨まれたカエル
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「でも、その魔女のオルケーノって、ムカつきますよね!」
「どうしたんだ、巫琴。そんなに興奮して」
「だって、聞いてくださいよ、アーサー様。このモンスターたちに変えられてた人たちって、みんな若い男の人ばかりなんですよぉーー!?」
「お前の怒りのポイントは、そこか……」
「巫琴の言っていることにも、一理あるぞ、アーサー。そのオルケーノというのは、女の存在を軽視している」
「ですよねーー!」
「これでオルケーノは、逆ハーレムでも作るつもりだったんでしょうか!?」
「いや。それだと、また話が変わってくるような……」
「そうよねーー。それはともかく、女のことを馬鹿にしているわ」
「よかった……。話が戻ったぞ……」
「それにしても、その嫉妬深い正確というのは厄介だな……」
「どう厄介だと言うんだ、ライム」
「いいか、アーサー。男の嫉妬は国をも滅ぼすというが、女の嫉妬というのは、完全に個人攻撃だ」
「どういうことだ?」
「いいか、アーサー。女の嫉妬の対象は、いつの世も自分の容姿と相手の容姿、そして自分の男の財力の違いとシビアだ」
「そういうものなのか?」
「そうだ。そして、今回の嫉妬の対象は、おそらく前者だ。ワタシたち四人の容姿を見てみろ」
「それがどうかしたのか?」
「わからんやつだな。お前、キャラ変でもしたのか。みんな美男美女ばかりだ」
「確かに……。あらためて見ると、オレは美男子だし、ライムと、エミリも……。美女に間違いない」
あぁーー。アーサー様、エミリさんのところで、言葉に詰まりましたねぇーー。エミリさんが、本当は男の人だから。まぁ、アーサー様もエミリさんに睨まれて、ヘビに睨まれたカエル状態だったのは間違いないですけどぉーー。
「アーサー様、あたしはどうなんですか」
「あっ……巫琴は……」
「どうなんですか?」
「アーサー。この際だから、はっきりと言ってあげなさいよ」
「ミ……巫琴はだなぁーー……」
「どうなんです?」
「カ……カワイイと思うぞ」
「ホントですかぁーー!」
「あぁ……本当だ。巫琴は、カワイイ」
「いやぁーー。こう面と向かって直接言われると、照れちゃいますねぇーー」
「よかったわね、巫琴ちゃん。とうとうアーサーが言ってくれたわね」
「よかったなぁーー、巫琴」
「待てまて、お前たち。またなんだか、話が違う方向に進んでるぞ」
「いいのよ、アーサー。女って、そういうものだから」
「それをお前が言うのか」
あっ!? アーサー様、またエミリさんに睨まれてる。ヘビに睨まれたカエルだ。




