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うっかり死んだら異世界転生しちゃいました! でもここにはイイ男が全然いませーん! そんなところへ、ドSの王子様が現れました!  作者: 志村けんじ


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寂しい気持ち


「とにかく、みんな無事でよかった。ありがとう、巫琴ミコト


「これからは、これまで以上に身を引き締めていかないとね」


「そうだな。いつまでも、巫琴ミコトの機転の良さに頼るわけにはいかないからな」


「そうしよう。巫琴ミコトは、今やオレたちパーティーの要的かなめてき存在だが、これからもずっと巫琴ミコトにばかり頼るわけにもいかん」


「そうね」


「そうだな」


巫琴ミコト。これからは、お前にばかり負担を掛けないようにするからな。安心してくれ」


「あっ、はい……」


 なんか、あたしって、もうあんまり必要ないのかな……。


「ヨシ! 行くぞ! 次の村まではそう遠くはないはずだ」


 ……。


「どうした、巫琴ミコト。早く後ろに乗れ」


「あっ、いや……。あたし、タマに乗せてもらいます。タマ、背中に乗せて。ありがと」


「では、出発だ!」


 なんだか、少し寂しい……。


タマ、背中でちょっと眠らせて……」


巫琴ミコトちゃん。どうしちゃったのかしら。疲れたのかしら」


「だいぶ負担はあったのだろうからな。今は眠らせてやろう」


「そうね、ライム」


「……巫琴ミコト



巫琴ミコトちゃん。次の村に着いたわよ。起きて」


「ん。あぁ……はい……。おはようございます」


「すぐに宿をとるから、そこでゆっくりと休んでくれ」


「はい……」


 しかし、なんだか、ずいぶんと寂しそうな村だな……。


「あの……。ここって、ずいぶんと寂しそうな村ですね」


「そうね。それは、ここが魔王の居城までの最後の村になるからかしらね」


「そーなんですね……」


「これからが、本当の戦いになるのかもな。見ろ。ワタシたち以外にも、何組かのパーティーがいるようだ」


「アーサーが戻ってたわ」


「ヨシ。宿が取れた。みんな宿で休もう。そして、先ずは食事だ」


「そうね」


巫琴ミコトは、何を食べたい? ワタシは……」



「さて、何を食べようか。魔王の居城までの最後の村だからね心配していたが、どうやら食事については心配なさそうだ」


「さて、何を食べようかしら。巫琴ミコトちゃんは、何がいい?」


 何? こんなときには、何を食べればいいんだろ……。


「あの。なんでも食べてかまいませんか!」


「あぁ。かまわんぞ。路銀ろぎんはまだ十分すぎるほどあるからな」


「わかりました! あのーー、スミマセーーン! 注文をお願いします!」


「はいはい、只今」


「まず、このハンバーグステーキと……。それと……」


「ずいぶんと食べるんだな……。よっぽどおなかも空いていたのか……」


巫琴ミコトハラを壊さない程度に食べろよ」


「大丈夫です! 全部食べれますから!」


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