仲良しになるためのゲーム
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「お前ら。エミリもライムも虎と狼に骨抜きにされてないか?」
「この、モフモフがたまらん」
「そうね。このモフモフがたまらないわ」
「どっちも、ヒグマよりもデカいモンスターだぞ」
「そこがいいんじゃない」
「そうだぞ。こんなデカい、猫と犬には、なかなか出会えん」
「そこは、モンスターだからな。当然だ」
「まぁ、まぁ、そこはアーサー様もお気になさらず。どうですか、一度アーサー様も、このモフモフを体験してみませんか」
「そうしたいのは、山々なんだが、何故かオレには、こいつらの視線が厳しくてだな」
「そうですかぁーー。こんなに可愛い顔をしているのに」
「それはアレだ。やっぱり、前にも巫琴が言っていた、オスのヤキモチだな」
「でも、さすがにそろそろアーサーにも馴れても良さそうなのにね」
「そこは、懐くではなく、馴れる。んだな」
「そうね。本能は、そう簡単には変えられないものね」
「本能って、お前……」
「じゃあ、これからのパーティーのチームワークのために、アーサー様と、虎と狼が仲良くなれるためのゲームをしましょう!」
「なんだ? そのゲームとは?」
「将棋崩しです! といっても、ここには将棋はないので……」
「あの、ライムさん。あそこら辺の太い木を何本か、等間隔で輪切りにして、バラバラに積み上げてもらえませんか。できれば、枝はぜんぶ落として」
「わかった。任せておけ」
「それで、ルールなんですけど。このバラバラに積み上がっている木の輪を、崩さずに取っていくゲームです。なので、崩した人も負けです」
「それで、一番崩さずに、木の輪を取れた人の優勝です」
「その、取れた人というのは、わたしたちも、このゲームに参加するの?」
「エミリさんとライムさんは、狼と虎のサポートをしてあげてください。さすがに、そんな上手くは前足で掴めないと思うので」
「わかった。面白そうだ」
「あたしは、審判です。順番は、ジャンケンで」
「ジャーンケーーン、ポン!」
「それじゃ、順番は、アーサー様。虎とライムさん。狼とエミリさんの順番で」
「よろしくね、狼」
「ガウッ」
「よろしくな、虎」
「ガゥゥ」
「なんだか。オレだけ、少し孤独を感じるのは、気のせいか」
「では、将棋崩し、はじめます!」




