婚約式の祝歌を妹の名前で歌えと言われたので、家の祈りから私の声を外しました~私を黙らせた侯爵家は、王都中の鐘を鳴らせない~
最終エピソード掲載日:2026/05/24
侯爵令嬢エリアナは、幼い頃からベルフォード家の礼拝堂で祈りを歌ってきた。彼女の声は家の祝鐘と誓約登録を支え、婚約式や洗礼式を成立させる役目を担っていた。
だが妹メリッサの婚約式の前夜、父はエリアナに命じる。幕の裏で祝歌を歌い、記録上はメリッサの声として残せと。さらにエリアナの婚約者だったカインも、妹と婚約することが決まっていた。
声と名前を同時に奪われると悟ったエリアナは、家の祈祷台から自分の声名札を外す。するとベルフォード家の祝鐘は沈黙し、婚約式の誓約登録も成立しなくなる。
声を使い果たして屋敷を出たエリアナは、西礼拝堂で小さな鐘を鳴らす手助けをする。そこで彼女の声は、妹の飾りではなく、休息と報酬を必要とする専門の仕事として扱われる。
一方、彼女を黙らせた侯爵家はようやく気づく。失った令嬢こそが、自分たちの祝福と王都の鐘を支えていたのだと。
だが妹メリッサの婚約式の前夜、父はエリアナに命じる。幕の裏で祝歌を歌い、記録上はメリッサの声として残せと。さらにエリアナの婚約者だったカインも、妹と婚約することが決まっていた。
声と名前を同時に奪われると悟ったエリアナは、家の祈祷台から自分の声名札を外す。するとベルフォード家の祝鐘は沈黙し、婚約式の誓約登録も成立しなくなる。
声を使い果たして屋敷を出たエリアナは、西礼拝堂で小さな鐘を鳴らす手助けをする。そこで彼女の声は、妹の飾りではなく、休息と報酬を必要とする専門の仕事として扱われる。
一方、彼女を黙らせた侯爵家はようやく気づく。失った令嬢こそが、自分たちの祝福と王都の鐘を支えていたのだと。
第1話
2026/05/06 19:11
第2話
2026/05/06 19:41
第3話
2026/05/06 20:11
第四話 王都十二鐘は、一節だけで夜明けを返す
2026/05/07 17:02
第五話 戻れという命令に、見積書で返しました
2026/05/08 07:11
第六話 妹は、借り物の祝歌で笑えない
2026/05/08 12:11
第七話 聖務院の記録台で、私は声の持ち主を名乗る
2026/05/08 17:11
第八話 元婚約者は、優しい顔で私を取り戻そうとした
2026/05/09 07:11
第九話 病床の小祈りで、声は誰かの飾りではなくなる
2026/05/09 12:11
第十話 侯爵家の鐘楼へ、私は客として入る
2026/05/09 17:11
第十一話 母の休声木札は、父の嘘を鳴らした
2026/05/10 07:11
第十二話 妹の招待状には、初めて私の名が書かれていた
2026/05/10 12:11
第十三話 オルレアン伯爵家は、婚約を値札で量り始めた
2026/05/10 17:11
第十四話 王都十二鐘の沈黙は、私ひとりのせいではなかった
2026/05/11 07:11
第十五話 始鐘式で、私は私の名を王都に響かせる
2026/05/11 12:11
第十六話 休声日の市場で、恋はまだ契約にならない
2026/05/11 17:11
第十七話 妹の謝罪は、許しではなく訂正から始まる
2026/05/12 07:11
第十八話 父は家の名で、私の声を取り戻す命令を出した
2026/05/12 12:11
第十九話 契約詠唱士エリアナとして、私は父を相手取る
2026/05/12 17:11
第二十話 西礼拝堂への嫌がらせは、小さな鐘の列で止まる
2026/05/13 07:11
第二十一話 灰鐘祭の依頼は、死者の名を消さないために来た
2026/05/13 12:11
第二十二話 カイン様、婚約は鐘ではなく書面で終わらせます
2026/05/13 17:11
第二十三話 灰鐘祭の前夜、鐘舌が消えた
2026/05/14 07:11
第二十四話 灰鐘祭で、母の名は休声木札とともに読まれる
2026/05/14 12:11
第二十五話 鐘舌を盗ませた者は、由緒を失う
2026/05/14 17:11
第二十六話 ベルフォード家の謝罪書は、初めて主語を間違えなかった
2026/05/15 07:11
第二十七話 新しい声名簿には、休む日の欄がある
2026/05/15 12:11
第二十八話 アレクシス様は、私を所有しない告白をした
2026/05/15 17:11
第二十九話 妹の朗読式に、私は歌わない祝福を贈る
2026/05/16 07:11
第三十話 ベルフォードの祝鐘を、私は父のためではなく母の記録で直す
2026/05/16 12:11
第三十一話 私の婚約式の祝歌は、私の名で歌います
2026/05/16 17:11
第三十二話 婚約者になっても、契約書の余白は別々にする
2026/05/17 07:11
第三十三話 未払い報酬で、私は誰かの休声基金を作る
2026/05/17 12:11
第三十四話 見習い少女の父は、一曲だけと言った
2026/05/17 17:11
第三十五話 私は小さな声名札を本人の手に返す
2026/05/18 07:11
第三十六話 妹は父の家を出る届けを自分で出す
2026/05/18 12:11
第三十七話 カイン様の名誉回復文は、社交界の扇を止める
2026/05/18 17:11
第三十八話 アレクシス様に王宮楽師長の誘いが来る
2026/05/19 07:11
第三十九話 ついて来いではなく、どう暮らすかを二人で書く
2026/05/19 12:11
第四十話 声名簿講堂の最初の鐘は、見習いたちが鳴らす
2026/05/19 17:11
第四十一話 父からの最後の手紙は、短くて不器用だった
2026/05/20 07:11
第四十二話 結婚式の前夜、私は歌わない選択も持っている
2026/05/20 12:11
第四十三話 家の祈りから外した声は、私たちの鐘になる
2026/05/20 17:11
第四十四話 新居の小鐘は、休声札の下に掛かる
2026/05/21 07:11
第四十五話 初めての夫婦喧嘩は、筆談で長引いた
2026/05/21 12:11
第四十六話 王宮の古い祝歌依頼に、私は条件を返す
2026/05/21 17:11
第四十七話 父の祝鐘が、誰かの旅立ちを送る
2026/05/22 07:11
第四十八話 妹の朗読は、誰かの婚約式を飾らず支えた
2026/05/22 12:11
第四十九話 声名簿の空白に、私は休む日の丸をつける
2026/05/22 17:11
第五十話 声を持たない子にも、祝福の席はある
2026/05/23 07:11
第五十一話 王都十二鐘は、もう一人に戻ってこない
2026/05/23 12:11
第五十二話 私の声は、私の名で、休む日まで響いている
2026/05/23 17:11
最終話 家の祈りから外した声は、私の名で終鐘を鳴らす
2026/05/24 07:11