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星を詠む四季

星を題に、四季それぞれの気配を詠みました。

科学の知識と、夜空を見上げたときの心の動きを

そのまま句にしています。

軽く読んでもらえれば十分です。


<1>夏

あおいろ

灼熱しゃくねつるも

星涼ほしすず


【解説】

恒星は青色の方が、赤色よりも温度が高いと習った。

ひんやりと澄んだ涼しさを感じる夜空を見上げる。

何万光年も向こう。

こちらの赤色は、明日も暑いだろう。



<2>秋

星月夜ほしづきよ

まわるは自転じてん

めぐるは公転こうてん


【解説】

見つめていても変わらない。

毎晩見ても変わらない。

少しずつ形を変えながら、けれども必ずそこにあるもの。

そんな大切なもの。



<3>冬

みな

さそり

三連星さんれんせい


【解説】

北斗七星を指せずとも、オリオンの三連星は誰しもが示せる。

知ればそれと言われるさまは、この先もずっと変わらないだろう。

それはもはや、敗北者の姿では決してない。



<4>春

竿さおまえ

しおたま

朧月おぼろづき


【解説】

潮汐表を見て夜釣りに来た。

あの月は、干満ばかりか地球の形まで変えているという。

今宵の釣果を願ってもいいだろうか。


読んでくださり、ありがとうございました。

季節が変わるたびに、星の見え方も少しずつ変わります。

それでも、いつもそこにあるものがある。

そんな気配を四季に沿ってまとめました。

また思いついたら、続けていくかもしれません。


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