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わだつみの詩~こどもたちが戦時下の日本へタイムスリップ!?~

作者:ぶーけん
セミの声がけたたましく鳴く、日本の夏。
アスファルトが陽炎に揺れ、空はどこまでも青かった。

四人の小学生 -大和(やまと)、蓮弥(れんや)、真澄(ますみ)、咲良(さくら)は、夏休みの自由研究で「戦争」について調べることに決めた。
それはかつて自分たちの国が滅びかけた悲劇。

子供たちはまだ知らなかった。
語られなかった記憶と、この国の心の奥底にあるものを。

誰もが知っているようで、どこか遠い、あの戦争のこと。
そして誰もが知っているようで、どこか遠い、天皇のこと。

想いは歴史を越え、時を越える。
語りつぐことは、生きること。
これはきっと過去と現在、そして未来へと続いていく、わだつみの詩。


一方…
彼は、生まれたときから“皇族”だった。
天皇の血を引き、この国の象徴として育てられてきた。

でも、彼にはずっと分からなかった。
皇室って、何だろう?
象徴とは、どんな役目なんだろう?
国民に寄り添うってどういう意味なんだろう?
その問いに幼い皇太子の陽仁(はるひと)は揺れていた。

かつて日本は、滅びかけた。
数え切れないほどの命が散った悲劇の戦争。
その中心には、常に天皇という存在があった。

国を導く者として。
または国を背負う者として。
時に人間を超えた者として扱われていた。

わだつみの詩が、時を越えていく。
あれは呪いではなく、祈りの言葉だった。
想いは違っても、誰もが日本のことを考えていた。
過去の痛みを、未来の希望へとつむぐために。



【作品についてのおことわり】

本作はアジア太平洋戦争、そして空想の設定とはいえ、天皇や皇族といった非常にデリケートなテーマを扱うフィクション物語です。
特定の宗教や思想、または政治的な考えを押しつけるようなプロパガンダ内容では決してありません。
また、誰かを貶めたり侵害するような意図もありません。
作中で登場する人物や組織、団体の描写や扱いは、演出上、創作上のものであり、実在のものとは異なります。
本作は、
「現状存在している天皇制に根ざした日本という国を、肯定的に前向きに捉える」
「一国民として、日本のアイデンティティを考えてみる」
試みの物語です。
ご容赦くださいますようお願い申し上げます。
m(_ _)m
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