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爆弾発言
それからというもの――
俺は郁美に、
食べ物を口元まで運ばれながら、
食事をする羽目になった。
はっきり言って、
これはもう罰ゲームだ。
恥ずかしすぎる。
この歳にもなって、
親鳥から餌をもらう雛みたいな真似を、
クラス全員の前でやらされるなんて。
どう考えても、
公然とやることじゃない。
周囲からの視線が痛い。
いや、“痛い”どころじゃない。
刺さる。
めちゃくちゃ刺さる。
さすがに耐えきれず、
途中で俺は口を開いた。
「もういいって、自分で食べるから!」
しかし――
郁美の手が、
ぴたりと止まる。
次の瞬間、
みるみるうちに、
その表情が曇っていった。
「……私からあーんされるの、
そんなに嫌?」
小さく震える声。
「桜ちゃんには……
あーんされてたのに……?」
――爆弾発言。
教室の空気が、
一瞬で凍りつく。




