物語部員の嘘とその真実(夏休みの火曜日の午後、物語部員が巻き込まれた惨劇について)
これは『物語部員の生活とその意見』に出てくるキャラクターによる、別の物語です。
・樋浦遊久…物語部員の3年生。背は高くないがそのことをコンプレックスにはしていない。本を読むのが早い。立花備は妄想を抱いていると思い込ませるフリをしている。
・千鳥紋…2年生。紅茶を愛し女性語で話す親切な人。世界の創造のときからいる人物。
・年野夜見…2年生。この物語の中では唯一超越的三人称視点で語ることができる。普段は観察者的立場にいる。紋とは友人。
・樋浦清…1年生。樋浦遊久の妹で頭の回転は早いがボケ役に回ることが多い。
・市川醍醐…1年生。樋浦清と同じクラスにいる。冷笑的な性格で、くだらない物語を作る。
・立花備…おれ。1年生。この物語の真犯人を探そうとする。
※この物語はカクヨムにも掲載されています。
・樋浦遊久…物語部員の3年生。背は高くないがそのことをコンプレックスにはしていない。本を読むのが早い。立花備は妄想を抱いていると思い込ませるフリをしている。
・千鳥紋…2年生。紅茶を愛し女性語で話す親切な人。世界の創造のときからいる人物。
・年野夜見…2年生。この物語の中では唯一超越的三人称視点で語ることができる。普段は観察者的立場にいる。紋とは友人。
・樋浦清…1年生。樋浦遊久の妹で頭の回転は早いがボケ役に回ることが多い。
・市川醍醐…1年生。樋浦清と同じクラスにいる。冷笑的な性格で、くだらない物語を作る。
・立花備…おれ。1年生。この物語の真犯人を探そうとする。
※この物語はカクヨムにも掲載されています。
午後1時30分~40分 こわい話をする物語部員たち
1話 10年間は捨てないで、それ以前のものは取っておいて
2019/03/05 16:21
2話 ぼくが世界を作ったときも、最初は混沌だったなあ
2019/03/06 17:07
3話 ここにいるみんなに、こわいものを聞いてみたらどう?
2019/03/07 17:11
4話 ホラー映画の「恐怖の方程式(小中千昭理論)」
2019/03/08 17:08
5話 岡本綺堂の「西瓜」というのはこういう話なんだ
2019/03/09 17:05
6話 なにか主人公っぽいことを、すこしワルっぽい感じで言って
2019/03/10 17:08
7話 その前に『七人の侍』の冒頭の場面を話してくれませんか
2019/03/11 17:06
午後1時40分~50分 物語部のサポートメンバーふたりが参加する
8話 私も見たけど、そんなにこわくも面白くもなかったわ
2019/03/12 17:10
9話 そのときはいい考えだと思ったサボテン
2019/03/13 17:26
10話 インターミッション(映画監督の仕事について)
2019/03/14 16:25
11話 そんなことはどうでもいいから、とっとと話を進めろサボテン
2019/03/15 16:05
12話 『惑星ソラリス』って映画はホラー映画だよねー
2019/03/16 17:02
13話 短歌はこわくなくて俳句はこわいと思うんだよね
2019/03/17 16:16
午後1時50分~2時 学校が水没する
14話 事件が起きてから犯人がわかる、ってのは手遅れ名探偵と言ってな
2019/03/18 16:09
15話 いっそのこと、みんなで備くんを殺すというのはどうでしょう
2019/03/19 16:37
16話 だいじょうぶだよ、備、わたしがちゃんと話解決してあげるから
2019/03/20 16:06
17話 そして、おれは絶望している
2019/03/21 16:39
18話 なんとかガルドとかなんとかヘルムみたいな名前の?
2019/03/22 16:16
午後2時~2時10分 護送移動中の連続殺人鬼が逃げ出した、と、顧問のヤマダは言う
19話 備のほうが、自転車のサドルみたいな感じで愛されてるよ。男女問わず
2019/03/23 17:29
20話 悪い知らせと、嫌な知らせと、よくない知らせがある
2019/03/24 17:06
21話 ………………やっぱ誰かが死ぬんだ………………
2019/03/25 17:06
22話 などと意味不明な供述をしており斧、ですよそれは!
2019/03/26 17:07
23話 おれはこくりとうなずく女子キャラが出てくる物語は死ぬほど嫌いなのだ
2019/03/27 19:50
午後2時10分~20分 真・物語部のメンバーが仲間に加わり、校内探索がはじまる
24話 何人ぐらい物語部員殺す予定なんですか
2019/03/28 13:00
25話 物語部の部員なら誰でもくだらない物語を作ることができる
2019/03/29 13:00
26話 ところでぼくたち、ここを出て図書室で待っててもいいかな
2019/03/30 13:00
27話 ねーちゃんを守れるのは備しかいないから!
2019/03/31 16:00
28話 物語部の部員は、嘘を本当にする力を持っているのよ
2019/04/01 13:00
午後2時20分~30分 どんどん部員が殺される
29話 何でもオッケーな物語作りでも、やってはいけないことは3つある
2019/04/02 13:00
30話 新部長になる予定の年野夜見は寡黙な働き者だった
2019/04/03 13:00
31話 遊久先輩あるいは連続殺人犯は女子トイレの明かりを消さなかった
2019/04/04 13:00
32話 まず、記憶を失ったスタローンがメコン川を流れて来るんだよね
2019/04/05 13:00
33話 どう見てもスイカではないかこれは
2019/04/06 13:00
34話 樋浦清に気をつけろ
2019/04/07 13:00
35話 これは、霊的・超越的静止状態にある肉体と察する
2019/04/08 13:00
36話 部室のソファでゴロゴロしながら、明治文学全集が読める程度の体力だ
2019/04/09 13:00
37話 おれたちって、みんなあんまり性別を意識させる名前じゃないんですね
2019/04/10 13:00
38話 ふたりのまわりには無数の銀色の銃弾がふりそそいでいた
2019/04/11 13:00
39話 大丈夫、登場人物の考えや行動は自由度高いんで
2019/04/12 13:00
40話 なにすんだよ、セーブポイントが消えちゃったじゃないか
2019/04/13 13:00
午後2時30分~40分 冷蔵庫の中で見つかったものについて考える
41話 どうしてお前が負けたか教えてあげよう
2019/04/14 13:00
42話 いつもと違う系の変な服だぞこれは
2019/04/15 13:00
43話 どうせ幻の野武士による幻の傷だからたいしたことないんだけど
2019/04/16 13:00
44話 真・遊久先輩の世界では、コスプレで登校してもいいんですか?
2019/04/17 13:00
45話 (番外)松川志展(まつかわしのぶ)の、そんなに忙しくない仕事の日(その1)
2019/04/18 13:00
46話 さすがにうちの学校でも、本物の刀は持ち込み禁止だよ
2019/04/19 13:00
47話 それでもいい。だが、おれは物語部員なので物語を作る
2019/04/20 13:00
午後2時40分~50分 事件と凶器に関する真相のようなものが語られる
48話 世界を作るのって面倒くさいからね
2019/04/21 13:00
49話 そういうつじつま合わせっぽい「そう言えば」禁止、な
2019/04/22 13:00
50話 今振り返ると先週の競馬のメインレースの結果のようになつかしい
2019/04/23 13:00
51話 だめじゃないか、妹よ。勝手にそんなことをしては
2019/04/24 13:00
52話 その刃物の取り扱いに気をつけて。ロンギヌスの槍よ
2019/04/25 13:00
53話 これはもう、神とか王様あきらめて釣り師になってもらうしかないですね
2019/04/26 13:00
午後2時50分~3時 聖杯を探し始める
54話 私たちは聖杯を探して、見つけなければならないわ
2019/04/27 13:00
55話 映画は枠であり、その枠を構成するのは演出だ
2019/04/28 13:00
56話 私が行かないと聖杯は見つけられない
2019/04/29 13:00
57話 ううう、パワフリィとスマートリィの区別がつかないです
2019/04/30 13:00
午後3時~3時10分 金の聖杯と作者が見つかる
58話 おれの勘ではその壺は室町時代中期のものだろう
2019/05/01 13:00
59話 これは、楢柴肩衝(ならしばかたがけ)だな
2019/05/02 13:00
60話 千鳥紋先輩の手に触れたのははじめてかもしれない
2019/05/03 13:00
61話 まったくもう、いきなり自分の物語から出てくるなよ!
2019/05/04 13:00
62話 恐怖とは演出で、演出とは文体なんだ
2019/05/05 13:00
午後3時10分~20分 最後の事件が起きる
63話 清が全裸(おれの脳内では)で倒れていて、市川がいない
2019/05/06 13:00
64話 人生をセーヌ川とするなら、パリは青春の輝かしい黄金時代だ
2019/05/07 13:00
65話 これは確かに、夏目漱石が『吾輩は猫である』で語った「首くくりの松」だよ
2019/05/08 13:00
午後3時20分~30分 すべての謎が解決する
66話 シネスコサイズ時代の市川崑監督ならうまいこと撮っただろうなあ
2019/05/09 13:00
67話 最後まで完成していないテキストを、作者に見せてもらったんだよ
2019/05/10 13:00
68話 だからそれは、多分作者が夜中のノリで書いた恥ずかしいテキストだよ!
2019/05/11 13:00
69話 こういう時に、ぼくは時々清さんのことを思い出します
2019/05/12 13:00
70話 陸にあがって子供たちにいじめられてるウミガメみたいな気持ちだ
2019/05/13 13:00
71話 手さわりアニメだね。もしこの世界がアニメだったとしたら
2019/05/14 13:00
解説者と分析者のためのあとがき
2019/05/15 13:00