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勝利を約束された女  作者: 中原九尾


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25/42

第二十五話 登場人物紹介

区切りがよいところなので、今更ですが登場人物紹介です。

■ヴィクトリア:

フェリシオンの小さな劇団「銀月座」の看板女優――と自分では思っている。

第25話時点で23歳。

名前の意味は「勝利」であり、たびたび自分でネタにしている。


普段は気取った女優口調だが、感情が高ぶると、出身地の方言である関西弁っぽい口調に切り替わる。


出身地がお笑いの盛んな地方なため、会話でボケやツッコミを多用するが、正確には地方の文化のせいではなく本人の性格。


演技力はそこそこだが、美人でありスタイルも良いことと、映え板で見せるお笑い的なキャラとのギャップが受けて、多くの固定ファンがいる。


首都グランディアの大劇団で看板女優になる夢がありたびたびオーディションに応募しているが、地方都市の中規模劇団員であり、知名度も実績もまだまだ低いため、書類選考で落選する日々が続いている。


ファッション・美容に関するセンスを、しょっちゅう映え板でフォロワーにいじられている。正確にはセンスが無いのではなく、アメリアいわく「味の違いは分かる舌してるのに、自分で作った料理は無条件で美味しいと思っちゃうタイプ」


■アメリア

銀月座の女優。ヴィクトリアとは同い年。

銀月座ではヴィクトリアとの二枚看板、というか実質の看板女優。


物静かで、ヴィクトリアとは対照的な演技スタイル。演技力はヴィクトリアより上だが、ヴィクトリアの舞台を「客席がどっと沸く、演出じゃ出せない味」として、密かに評価している。


普段は女優としての振る舞いや食事にも気を使っているが、明るく分け隔てのない性格のヴィクトリアとは付き合いやすく、仲の良い同期だと思っている。


(第25話時点ではエピソード化していないが)実は他の町の大きな劇団に所属していたことがあるが、ギスギスした人間関係に嫌気が指し、銀月座に移籍してきた経緯がある。


■ノエル

銀月座の女優。ヴィクトリア、アメリアの後輩で年齢は2歳下。


オーディションに落ち続けて挫折しかけていた時期、ヴィクトリアの舞台を観て救われたという理由で、この劇団を志望した。素直で、ヴィクトリアを慕っているが、時々、容赦のない正論を投げる。


■バロウ

銀月座の座長。もう十五年近く、この劇団を続けている。


ヴィクトリアが入団してから客足が伸びたことを、素直に認めている。普段は飄々としているが、たまに核心を突いてくる。


■ガス

銀月座の裏方。照明・大道具担当。


無口だが、たまに放つ一言が的確。衣装のことで、ヴィクトリアがよく揉める相手でもある。


■セレナ

隣町の大きな劇団「金翼座」の看板女優。

金髪、派手な帽子、「ホホホ」という気取った笑い方が特徴。この見た目と笑い方からヴィクトリアが密かに金色のフクロウ、略して「金フク」と呼んでいる。


ヴィクトリアに対して高飛車に振る舞うが、実はヴィクトリアの映え板の大ファンで、いわゆるヴィクトリア推し。ひょんなことから本人と知り合えたことで、リアルで交流を持ちたいと動いている。



■銀月座

フェリシオンにいくつかある劇団の中の一つ。

劇団員、スタッフ合わせて20名~30名ほどであり、この世界の劇団としては中規模。


■金翼座

劇団員、スタッフ合わせて100名ほどを抱える規模であり、この世界の劇団としては大規模。

つまり、ここの看板女優であるセレナは大物女優ということになる。



■映え板とは

現代のSNS(インスタ)のようなもの。

作中では語られていないが、この世界にはスマホのような端末があり、魔力通信網で通信・通話ができるイメージ。


■ヴィクトリアの映え板のフォロワー

SNSでアイドル芸人をいじって楽しんでいる感覚の人たち、あるいはそのやり取りを見て楽しんでいる人たち。

中には銀月座の常連もいるが、大半の人はヴィクトリアを架空の人物、またはSNSお笑いをやっている人と認識している。


フォロワー数は数百人いる。インフルエンサーとまでは言えないが、固定ファンが多くいるというレベル。

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