
第七話 目的
直人は相手に一礼すると、桂のところへ歩いていった。
軽く会釈する。
「こんにちは」
桂が直人を見る。
「君は、坂本龍馬さんと一緒にいた子だね」
「はい。朝倉直人といいます」
「今日はどうしてここへ?」
直人は少し嬉しそうに答えた。
「桂さんが強いと聞いて、ここに来ました」
「…………」
桂はきょとんとした。
そして突然、大声で笑い出した。
「ははははは! そうか。僕が目的か」
「はい」
「じゃあ、受けないとな」
直人の顔がぱっと明るくなる。
「えっ、いいんですか?」
「ああ」
「ありがとうございます!」