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IF 「二人、暗闇の中」
「ねぇ、魔女様。好きです」
「そう」
「例え、破滅でも良いのです。私はもうこの気持ちが抑えられないのです」
そう。貴方は何も考えなくて良いのです。私の事など何も。
「そう。なら良いよ。恋人で良いの?」
「ええ、それで」
例え、ひと時の夢でも。それに溺れられるなら。
辺りが途端、夜の暗闇に呑まれていく。暗闇の中では何も見えない。しかし、僅かな光が私達の狭間を照らす。お互いの顔のみが分かる程度の。そして、今、隣にいる魔女様の顔が目の前にある。
あの海岸も、夜空も、世界も、もうどうでも良い。
ああ、魔女様。
恐らく、破滅が待ち受けていようとも。私はこの深い夜の暗闇に身を沈めていく。




