アドレアンと、ザラフの対話の断片
夏萌月二十二日目、午前九時。
神崎の宰相公邸の書斎。
稜と、神崎が机の向かい合いに座っていた。──昨夕、神器との二回目の接触の後稜と神崎は長くトルメアスの壮年期と晩年の記憶を共に整理していた。
昨夜稜は、ほとんど眠れなかった。──千年前の月の庭の二つの人影——アドレアン王と、ザラフ——の姿が繰り返し夢に現れた。──遠く、しかしはっきりと見えた二人。──盤石格子の石の音。──そしてまだ聞こえなかった、二人の対話の声。
「玲」
稜の声は、低かった。
「──今日三回目の接触で、千年前の対話の断片を見る」
神崎はゆっくりと頷いた。
「稜。──私も昨夜千年前の二人の姿が夢に、現れた。──ザラフ殿。──あの深い知性の目」
稜はゆっくりと頷いた。
神崎は続けた。
「稜。──しかしトルメアス殿は断片と、おっしゃった。──完全な対話ではなくフラッシュのように断続的に見える、と」
稜はわずかに頷いた。
「玲。──覚悟しよう。──断片、の奥にもう一つの層がありそこはまだ封印されている」
─── ─── ───
午後、二時半。
稜、神崎ブランクロヴィスの四人は再び皇宮の西棟の礼拝堂の地下深部に降りていた。
今日四人は、すぐに神器の部屋に進んだ。──台座の上の水晶の球体。──まだ青白い、光を静かに放っていた。
稜と、神崎は台座の両脇に立った。──互いを見つめた。
稜は深く息を、吸った。
「玲。──三回目の接触」
神崎は無言で頷いた。
「稜。──今日千年前の二人の声を聞く」
稜は黙って頷いた。
「玲。──三、二一──」
稜と、神崎が同時に神器に手を伸ばした。──二人の指先が、水晶に触れた瞬間。──水晶が、強く光った。──青白い、光が部屋全体を満たした。
稜と、神崎の意識が瞬間消えた。──そして再び暗闇の中の青白い、光の世界に流れ込んでいった。──しかし今日は、トルメアスの姿は現れなかった。──代わりに、すぐに千年前の月の庭の光景が現れた。
─── ─── ───
千年前の月の庭。
月光の下、白い石の庭。──中央に、盤石格子の台。──そして二つの人影。
稜と、神崎の意識は千年前の月の庭の空気の中で立っていた。──しかし今度は、遠くではなかった。──盤石格子の台から、わずか五歩ほどの近さ。──二つの人影が、はっきりと見えた。
アドレアン王、五十代。──金色の髪。──鋭い、しかし温かい目。──ザラフ、七十代。──白髪。──深い、知性の目。
二人は、盤石格子の台の両脇に座っていた。──そして石を、打ち合っていた。──静かな、対局。
しばらく、静寂が続いた。──盤石格子の石の音、だけが月光の下で響いていた。
そしてザラフが、ゆっくりと口を開いた。
「アドレアン。──千年後、この国は崩壊する」
稜の息が、止まった。
ザラフの声は低くしかし深い、知性が宿っていた。──まるで、千年の未来を既に見ているかのような声。
アドレアン王は、長くザラフを見つめた。
「ザラフ。──そう、か」
アドレアン王の声は、震えていた。──しかし深い覚悟も、宿っていた。
「──そうだ、アドレアン」
ザラフは続けた。
「──しかし崩壊の後に、新しい秩序が生まれるはずです」
アドレアン王は長く考えた。──そしてゆっくりと次の石を、打った。──盤石格子の石の音が、月光の下で響いた。
─── ─── ───
光景が、徐々に薄くなっていった。
稜の意識の中で、フラッシュが終わった。──しかしすぐに別のフラッシュが、始まった。
千年前の月の庭の光景。──少し、後の瞬間。──同じ、夜の別の対話。
アドレアン王が、ザラフに長く何かを問うていた。
「ザラフ。──その千年後の新しい、秩序を誰が作るのか」
ザラフは長く考えた。──そしてゆっくりと答えた。
「──二人の異邦人」
アドレアン王の息が、止まった。
「──二人の異邦人、と」
ザラフは黙って頷いた。
「──千年後現れる、二人の男。──彼らが千年の計画の最終段階を、担う」
アドレアン王は、長くザラフを見つめた。──そして深く息を、吐いた。
「──ザラフ。──その異邦人たちは、我らと繋がっているのか」
ザラフは長く考えた。──そして一度頷いた。
「──繋がっている、アドレアン」
ザラフは続けた。
「──我らの意志の最後の形が、彼らに宿る」
稜の息が、止まった。
神崎の目が、長くザラフを見つめた。
「我らの意志の最後の形」。──ザラフの言葉。──稜と、神崎の転生の根本に関わる一行。──二人の意識が、千年前の月の庭の空気の中で深く震えた。
─── ─── ───
光景が、再び薄くなっていった。
しかしまた別のフラッシュが、始まった。
同じ、夜のさらに後の場面。──盤石格子の対局は、終わっていた。──二人は、月の庭の白い石のベンチに座っていた。──そしてザラフが、何かを語り始めていた。
「アドレアン。──千年後の二人の異邦人。──彼らは──」
ザラフが、何か決定的なことを語り始めていた。
しかし。
ザラフの声が、突然消えた。
光景が、瞬間止まった。──ザラフの口が、動いているしかし声が聞こえない。──アドレアン王の表情も、止まっている。──全てが、静止していた。
稜の意識の中で、トルメアスの声が静かに響いた。
「──稜殿玲殿。──ここから、先は私が意図的に封じております」
稜と、神崎は長く止まった光景を見つめた。
トルメアスの声が、続いた。
「──ザラフ殿がここで語る内容は千年の計画の最も、深い層です。──二人の異邦人の転生の根本の最も核心の部分。──そして千年の計画の書き直しの最終的な、形」
「──稜殿玲殿。──この続きは、君たちが千年の計画の全貌を知り民への公開を完了した時に神器がもう一度起動する。──その時、全てを君たちに託す」
稜の息が、止まった。
神崎も深く息を、吐いた。
「──民への公開を、完了した時」
─── ─── ───
止まった、光景の中でザラフの口が動き続けていた。──しかし声は、聞こえなかった。──稜と、神崎は止まった二人の姿を長く見つめた。
千年前、月の庭の空気の中で二人の王と参謀が千年後の運命を語り合っていた。──そしてその対話の最も、深い瞬間がトルメアスによって封じられていた。
稜の目に深い涙が、滲んだ。
神崎の目にも、涙が滲んだ。
千年前の二人の姿。──アドレアン王、五十代。自国の千年後の崩壊を、自分の計画として引き受ける王の孤独。──ザラフ、七十代。師として、弟子の王にその重みを負わせる参謀の痛み。
二つの孤独。──二つの痛み。──そして千年後、稜と神崎がその計画の最後の段階を担う運命。
稜は長く止まった、光景を見つめた。
トルメアスの声が、再び響いた。
「──稜殿玲殿。──封じた、続きは千年の計画の書き直しの最終段階で開封されます。──しかし今日三つのフラッシュを、お見せしました。──第一のフラッシュ。『千年後、この国は崩壊する』。──第二のフラッシュ。『その異邦人たちは、我らと繋がっている。我らの意志の最後の形が、彼らに宿る』。──第三のフラッシュ。──封印」
稜は深く目を伏せた。
─── ─── ───
光景が、徐々に薄くなっていった。
千年前の月の庭が、徐々に消えていった。──二つの人影も徐々に消えて、いった。──そして稜と、神崎の意識が徐々に暗闇の中へ戻っていった。
暗闇の中で、トルメアスの姿が再び現れた。──四十代後半の姿。──しかし今日のトルメアスの目には深い感慨が、宿っていた。
「稜殿、玲殿」
トルメアスの声は、静かだった。
「──三回目の接触の瞬間。──千年前の二人の声を聞かれた、お気持ちは」
稜は長く考えた。
「トルメアス殿。──千年前の二人の王と参謀の孤独の深さ。──そして私たちが、その計画の最後の段階を担う運命。──全てを、深く感じました」
神崎も深く頷きを返した。
「トルメアス殿。──ザラフ殿の、『我らの意志の最後の形が彼らに宿る』という言葉。──私たちの転生の根本」
トルメアスは深く頷いた。
「玲殿。──そうです。──しかしその根本の最も、深い層はまだ封じられております」
稜は深く頷いた。
「トルメアス殿。──私たちは、計画の全貌を知り民への公開を完了することで最後の層が開封されるということですか」
トルメアスは頷いた。
「稜殿。──そうです。──民への公開、こそ千年の計画の書き直しの最終形」
─── ─── ───
稜と、神崎は長くトルメアスを見つめた。
神崎が、深く息を吐いた。
「トルメアス殿。──民への公開とは、何ですか」
トルメアスは長く考えた。
「玲殿。──千年の計画は千年の間王家と皇帝家とその参謀たちの内部の計画として保たれて、きました。──民は計画の存在を知らなかった。──しかし千年の計画の最終形は、民自身が新しい秩序を作ることです」
「玲殿稜殿。──民への公開とは、千年の計画の構造を大陸全体の民に明らかにすること。──そしてその後、民自身が新しい秩序を設計すること」
稜はわずかに頷いた。
「トルメアス殿。──千年の計画の書き直しの最終形は、民自身が新しい秩序を作ること」
トルメアスはゆっくりと頷いた。
「稜殿。──そうです。──そしてその局面に神器がもう一度起動、します。──千年前の二人の対話の最後の層が開封、されます」
稜は長く考えた。
「トルメアス殿。──民への公開を、完了するまでにどのくらいの時間がかかるとお考えですか」
トルメアスは長く考えた。
「稜殿。──私の瞑想でははっきりと見え、ません。──しかしおそらく数年。──いえもしかしたら十年以上かかる可能性も、ある」
稜は静かに頷いた。
「トルメアス殿。──私たちはその長い年月千年の計画の書き直しを、進めます。──そして最後に民への公開を、完了します」
トルメアスは黙って頷いた。
─── ─── ───
しばらく、トルメアスは沈黙した。
そして深く息を、吐いた。
「稜殿玲殿。──最後に、もう一つお伝えしておくことがあります」
稜は頷いた。
「トルメアス殿。──何でしょうか」
トルメアスは長く稜と、神崎を見つめた。
「稜殿玲殿。──ザラフ殿は、千年前こうおっしゃったと私の師から伝えられていました。──『千年の計画は、設計です。──しかし千年後の二人の異邦人は計画を書き直す権利を、持つ。設計は神聖、ではない。設計は修正可能、である』」
稜の息が、止まった。
神崎も深く息を、吐いた。
「ザラフ殿が、千年前私たちに書き直す権利を与えて、いた」
トルメアスは一度頷いた。
「稜殿玲殿。──千年前の設計者、自身が千年後の設計者に書き直す権利を与えていた。──これが、千年の計画の最も深い層の一つです」
稜は長く考えた。
「トルメアス殿。──私たちは駒、ではない。──踊り手。──そして踊り手として自分の足の運びを自分で選ぶ権利を千年前から与えられて、いた」
トルメアスは小さく頷いた。
「稜殿。──そうです。──そしてその権利を行使する、瞬間。──民への公開を完了する、瞬間。──全てが繋がります」
稜は何度か頷いた。
─── ─── ───
トルメアスの姿が、徐々に薄くなっていった。
「稜殿玲殿。──今日の接触は、ここまでとします。──次に、神器が起動する瞬間まで神器はしばらく休眠します。──しかし君たちが、千年の計画の書き直しを進める過程で必要があれば私の記憶の表層への接触は可能です」
稜は黙って頷いた。
「トルメアス殿。──ありがとう、ございました」
神崎も一度頷いた。
「トルメアス殿。──六百五十年前から、私たちを待っていてくださいましたこと深く感謝いたします」
トルメアスはわずかに頷いた。
「稜殿玲殿。──私の千年の責務は、君たちに託しました。──二人の覚悟、深く伝えました」
トルメアスの姿が、徐々に消えていった。
「──稜殿玲殿。──千年の計画を書き直す、君たちの足の運びを私は神器の内部で見守っております」
稜は静かに目を伏せた。
神崎も何度か頷いた。
稜と、神崎の意識が徐々に現代に戻っていった。──そして目の前の青白い、光が徐々に薄くなっていった。
─── ─── ───
稜と、神崎はゆっくりと目の焦点を戻した。
神器の部屋。──台座の上の水晶の球体。──二人の指先が、まだ水晶に触れていた。
稜は、ゆっくりと神器から手を離した。──神崎も、同じく手を離した。
水晶の青白い、光が徐々に薄くなっていった。──そしてほとんど、消えた状態に近くなった。──神器が、休眠の状態に入ったようだった。
ブランと、クロヴィスが二人の状態を確認した。
ブランは深く頷いた。
「師匠、神崎閣下。──ご無事、ですね」
稜は無言で頷いた。
「ブラン。──三回目の接触、終わった」
神崎も頷きを返した。
稜は長く神崎を見つめた。
二人の目に深い感慨が、宿っていた。──千年前のアドレアン王と、ザラフの姿。──二人の対話の断片。──そしてトルメアスによって、封じられた最後の層。
稜は深く息を、吐いた。
「玲」
稜の声は、静かだった。
「──千年前の二人は、我々に何かを託そうとした。──しかしその核心はまだ見えない」
神崎は一度頷いた。
稜は続けた。
「玲。──我々が、計画の全貌を知り民への公開を完了した時神器はもう一度起動する」
神崎は何度か頷いた。
「稜。──それまで、我々は問いを抱えて進む」
─── ─── ───
四人は、神器の部屋を出た。──墓室を過ぎた。──抜け道、を通って青銅の扉の外に戻った。──犠牲者のリストの壁、を過ぎた。──最初の碑文の壁、を過ぎた。──階段を、上った。──地上の礼拝堂に戻った。
午後、五時。
四人は、皇宮を出て神崎の宰相公邸に戻った。
稜は、応接間に戻った。──そしてしばらく、長く座っていた。
神崎が、稜の横に来た。
「稜」
神崎の声は、低かった。
「──三回の接触で、千年の計画の構造のほぼ全体が見えた」
稜は黙って受け止めた。
「玲。──そうだ。──しかし最後の核心の層はまだ封じられている。──民への公開を、完了した時開封される」
神崎は黙って受け止めた。
稜は続けた。
「玲。──そしてザラフ殿の言葉。──『計画を書き直す権利』。──千年前から、私たちに与えられていた権利」
神崎はゆっくりと頷いた。
「稜。──私たちは、その権利を行使する覚悟を持って千年の計画の書き直しを進める」
稜は同意の表情を浮かべた。
─── ─── ───
夜、稜は宰相公邸の客室で一人机の前に座っていた。
革の手帳を開いた。最初の頁の裏に、新しい紙を添えた。
書いた、一行。
「──千年前のアドレアンとザラフの対話の断片、確認。三つのフラッシュ。第一:『千年後この国は崩壊、する。崩壊の後に新しい秩序が、生まれる』。第二:『二人の異邦人は我らと、繋がっている。我らの意志の最後の形が彼らに、宿る』。第三:封印(民への公開を完了した時、開封)。──ザラフ殿の千年前の言葉:『計画を書き直す権利』」
稜は、紙を革の手帳に挟んだ。
窓辺に、立った。
夏萌月、二十二日目の夜。──月は、新月に近づきつつあった。──しかし星が、無数に輝いていた。──皇宮の白い、塔のシルエットが月光の下で淡く輝いていた。
稜は長く皇宮を見つめた。
胸の中で、千年前の月の庭の二つの人影がまだ残っていた。──アドレアン王、五十代。──ザラフ、七十代。──二人で、盤石格子を打ちながら千年後の運命を語り合っていた。
稜は深く息を、吐いた。
扉が、ノックされた。
「師。──セレネ、です」
稜は、扉を開けた。──セレネが、立っていた。
「殿下。──お入り、ください」
セレネは、客室に入った。──稜の机の向かい合いに、座った。
「師。──三回目の接触のご報告を、伺ってもよろしいですか」
稜は感謝を込めて頷いた。
稜は、ゆっくりとセレネに千年前の対話の断片のフラッシュとザラフ殿の言葉を共有した。
セレネは長く聞いて、いた。──そして静かに頷いた。
「師。──私たちは、千年前から書き直す権利を与えられていた」
稜は軽く首を傾けた。
「殿下。──そうです。──そして千年の計画の書き直しの最終形は、民自身が新しい秩序を作ること」
セレネは長く考えた。
「師。──民への公開、ということですね」
稜は頷きを返した。
「殿下。──そうです。──千年の計画の構造を大陸全体の民に、明らかにする。──そして民自身が新しい秩序を、設計する」
─── ─── ───
セレネは長く稜を見つめた。
「師。──私の女王候補としての立場の意味も深まります。──十六歳から、十八歳までの二年間の文通とヴィスカルト殿下との関係の深化。──そして女王として、即位した後民への公開の骨格的な設計を進める立場」
稜は黙って頷いた。
「殿下。──そうです。──殿下の女王候補としての立場が、千年の計画の書き直しの最終形——民への公開——のための最も強い軸、となる」
セレネは深く頷きを返した。
「師。──明日ヴィスカルト殿下と神崎閣下の対面があると、伺いました。──父帝の罪をヴィスカルト殿下に告げる、瞬間」
稜は一度頷いた。
「殿下。──はい。──明日の対面の後神崎が私と共に九人——ヴィスカルト殿下を含む——の会議を設計する、はずです。──その会議で千年の計画の書き直しの設計の宣言を、する」
セレネはゆっくりと頷いた。
「師。──私も、その会議に出席いたします」
稜は頷きを返した。
─── ─── ───
セレネは、客室を出ていった。──稜は、一人机の前で長く考えた。
窓の外で、夏萌月二十二日目の夜が深まりつつあった。──月光が、皇宮の白い塔のシルエットを淡く照らしていた。
稜は長く皇宮を見つめた。
胸の中で、明日の神崎のヴィスカルト殿下との対面の深さが響いていた。──十年の師として、神崎が十九年の自責を抱えるヴィスカルト殿下に父の罪を告げる瞬間。──そしてその後の九人の会議の組み立て。
稜は深く息を、吐いた。
明日神崎が、ヴィスカルト殿下と対面する。──そしてヴィスカルト殿下の十九年の自責の核心の瞬間が、もうすぐ来る。──最も深い人間ドラマの刹那が、明日起こる。
夏萌月、二十二日目の夜が徐々に深まりつつあった。
稜は長く夜空を見つめて、いた。
ザラフ殿の千年前の言葉が、稜の胸の中で繰り返し響いていた。
「──計画を書き直す、権利」
千年前のアドレアンとザラフの最後の対話の断片。
「二人の異邦人は我らと繋がっている。我らの意志の最後の形が彼らに宿る」
稜と神崎の転生の根本に、千年前の二人の意志があった——この構造、ようやく書けました。




