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セレネ、女王への決意

 夏萌月、初めの午前十時。

 王宮の正式な、会議室。

 円卓の周りに、五人が座っていた。──レオン王、三十三歳。稜、四十二歳。カスパル宰相、七十二歳。マテウス院長、七十歳。アルデス公、三十八歳。──そして円卓の向こう側に、もう一人。セレネ王女、十六歳。

 セレネが、昨日の夕方五人に申し入れていた。──「明日午前、十時王宮の正式な会議室で五人にお話したいことが、あります」。──五人は頷いた。──そして今朝五人は、円卓の周りに集まっていた。

 会議室は、王宮の二階の奥。──円卓は、千年前アドレアン王の時代から続く王家の最も古い机。──表面に、千年の傷と磨きの跡。──多くの王家の決断が、この円卓の上で行われてきた。

 窓の外で、夏萌月初めの午前の光が王宮の中庭を強く照らしていた。──新緑の若葉が、夏の初めの温かさを含み始めていた。空は、淡い青。雲は、ほとんどない。

 セレネは、円卓の向こう側に立っていた。──十六歳の王女。今朝のセレネは白い、礼服を着ていた。──いつもの紺の服、ではなかった。──正式な、会議の服。──そして首に、母の真珠のネックレス。

 セレネは深く息を、吸った。

 「陛下、師カスパル殿、マテウス院長、叔父上」

 セレネの声は、静かだった。──しかし奥に深い決意が、宿っていた。

 「──本日お時間をいただきありがとう、ございます。──私セレネ・アウレリア・アルヴェリアは五人の皆様にお話したいことが、あります」

 五人は深く頷いた。

 セレネは長く息を、吸った。

 「──私は、王位継承の候補として名乗り出ます」

            ─── ─── ───

 円卓の空気が、瞬間止まった。

 レオン王の目が、長くセレネを見つめた。

 カスパルの目が、わずかに見開かれた。

 マテウスの深い青い目が、深い感慨を含んでいた。

 アルデス公の目に、涙が滲んだ。──しかし流さなかった。──兄として、セレネの決意の深さを受け止めた。

 稜は頷いた。──昨日セレネは、稜に密かに相談していた。──「師。──明日五人の皆様に、女王候補として名乗り出ます」。──稜は、その決意を深く受け止めた。──そして今朝の会議に、稜は参謀として立ち会っていた。

 セレネは続けた。

 「陛下。──現王レオン陛下にはまだお子さまがいらっしゃい、ません。──陛下がご結婚されたのは、五年前。お子さまのご誕生はまだです。──そして王位継承の次の候補は兄アルデス公と私、セレネ。──兄アルデス公は若い頃に王位継承の辞退のご決断を、されました。──従ってもし陛下にお子さまがお生まれにならない場合王位継承の唯一の候補は私、です」

 セレネは続けた。

 「私は十六歳。──しかし母の二十年の活動の続きを引き受ける、覚悟を持ちました。──そしてその覚悟を、王女の立場ではなく女王の立場で果たす必要があると判断いたしました」

 レオン王は、長くセレネを見つめた。

 「セレネ」

 レオン王の声は、静かだった。

 「──お前は既に王女を超えた政治家、だ」

 セレネは小さく頷いた。

 「陛下。──ありがとう、ございます」

            ─── ─── ───

 カスパル宰相が、息を細く吐いた。

 七十二歳の男。──四十年、宰相として王国の千年の歴史を見つめてきた。──彼の目に、涙が滲んだ。

 「殿下」

 カスパルの声は、震えていた。

 「──四百年前のシビル女王の魂が、殿下に宿っております」

 セレネは、長くカスパルを見つめた。

 カスパルは続けた。

 「殿下。──シビル女王は十一代の女王として四百年前議会制度を設計、されました。──そして千年の王家の歴史で女王は過去、十一名のみ。──最も最近の女王は、二百年前のドローレ女王。──二百年女王は誕生して、おりません」

 「殿下が女王となられる瞬間千年で十二人目の女王に、なります。──そしてドローレ女王以来二百年、ぶりの女王」

 セレネはゆっくりと頷いた。

 「カスパル殿。──シビル女王は議会を、作られました。──ドローレ女王は議会を、守られました。──私は議会の中の女王に、なります。──シビル女王の設計の完成を私の代で目指し、ます」

 カスパルの涙が、ようやく流れた。──七十二歳の宰相の涙。──四十年、待ってきた女王の誕生の瞬間がここに来ていた。

            ─── ─── ───

 マテウス院長が、深い青い目でセレネを見つめた。

 「殿下。──院長の立場で、お話いたします」

 マテウスは続けた。

 「殿下。──私は五十年王宮書記官長を務めて、おります。──そして五十年の間千年の計画の構造を深く見つめて、参りました。──シビル女王の議会の組み立てドローレ女王の議会の防衛そして二百年女王の不在の間に議会が徐々に形骸化してきた、構造」

 マテウスは続けた。

 「殿下が女王となられる瞬間千年の計画の最終段階の書き直しの軸が、変わります。──稜殿と神崎閣下の二人の参謀の視野と女王セレネの視野が合流、します。──三つの視野の合流が千年の計画の書き直しを現実のものに、します」

 セレネは深く頷きを返した。

 「マテウス院長。──ありがとう、ございます」

 アルデス公が、深く息を吐いた。

 「セレネ」

 アルデス公の声は、震えていた。

 「──兄として、お前の心積もりを深く受け止めます」

 セレネは、長くアルデス公を見つめた。

 「叔父上、いえ、兄上」

 セレネは続けた。

 「──兄上は若い頃王位継承を辞退、されました。──そしてフィオナ様と十五年生きて、こられました。──兄上の選択は深い選択でした。──私は、兄上の決断を深く尊重いたします」

 アルデス公は黙って頷いた。

 「セレネ。──ありがとう」

 アルデス公は続けた。

 「セレネ。──父王ヴィルフレッドが最後の夜に私にこう、おっしゃった。『アルデス。──お前は王位を継ぐよりもフィオナと共に静かな人生を、選んだ。──それは父ができなかった、選択だ。父はお前を誇りに、思う』。──父王のこの言葉は私の人生の芯に、なっている」

 アルデス公は、長くセレネを見つめた。

 「セレネ。──お前は私の選択とは別の選択を、する。──十六歳で女王候補として、立つ。──その判断を父王が生きていれば深く誇りに、思ったはずだ。──父王ヴィルフレッドの魂は今この円卓の上に、お前と共にいる」

 セレネの目に、涙が滲んだ。──しかし流さなかった。

 「兄上。──ありがとう、ございます」

            ─── ─── ───

 稜は、長くセレネを見つめた。

 「殿下」

 稜の声は、静かだった。

 「──参謀として、お話いたします」

 セレネは頷きを返した。

 稜は続けた。

 「殿下。──十六歳での女王候補のご決断は千年の計画の最終段階の書き直しのための最も、強い駒です。──しかしその決断は殿下ご自身の人生のために為される必要が、あります。──駒としてではなく、踊り手として」

 稜は続けた。

 「殿下。──十六歳から十八歳まで、二年間。──お母様の活動を継承しつつ女王候補としての政治的な訓練を、深めます。──そして十八歳でヴィスカルト皇太子殿下との結婚を含む最終的な判断を、される」

 セレネは小さく頷いた。

 「師。──そうです。──私は、ヴィスカルト殿下との政略結婚も視野に入れます」

 稜の目が、長くセレネを見つめた。

 セレネは続けた。

 「──しかし政略結婚としてではなく二国の千年の歪みを共に超える、同志として。──結婚は私が十八歳になってから、正式に決めます。──それまでの二年間私は殿下と手紙の往復を続け、ます」

 稜は静かに頷いた。

 「殿下。──ご決意、深いです」

 セレネは続けた。

 「師。──夏萌月初めの私の最初の手紙がヴィスカルト殿下に夏萌月半ばまでに、届きます。──そして神崎閣下と稜殿のヴィスカルト殿下との対面の後ヴィスカルト殿下が私にご返信をくださる可能性が、あります」

 「ご返信が来たら私は、すぐに第二の手紙を書きます。──そして二年間月に一度のペースで、文通を続けます。──二年間二十四通の文通の上で私とヴィスカルト殿下の関係が築かれる可能性が、あります」

 「そして十八歳の時結婚の判断を、する。──結婚をするなら二年間の文通の上で二人の関係は政略ではない別の形になっているはず、です」

 稜は頷いた。

 「殿下。──二年の文通の設計、深い」

            ─── ─── ───

 レオン王が、長く息を吐いた。

 「セレネ」

 レオン王の声は、震えていた。

 「──私は王としてお前の決意を、正式に受け入れる」

 セレネは頷きを返した。

 レオン王は続けた。

 「セレネ。──私はまだ三十三歳。──私の王としての責務は続く。──しかし私は、これからお前を王位継承の第一候補として王宮の政治の中心に置く。──お前は、これから王宮の政治の議論の全てに参加する。──そして議会との対話、にも徐々に参加する」

 「私はまだ子どもがいない。──しかしもし、子どもが生まれたとしてもお前の王位継承の第一候補の立場は変わらない。──お前の十六歳でのご決意の深さを、私は深く認めます」

 レオン王は続けた。

 「セレネ。──私も、お前を全力で支える」

 セレネの目に、涙が流れた。──ようやく流した。──兄、レオン王の深い信頼の言葉。──その言葉が、十六歳の王女の覚悟を最も深く支えていた。

 「陛下。──ありがとう、ございます」

 セレネは深く一礼した。

            ─── ─── ───

 しばらく、円卓の五人とセレネは長く沈黙した。

 窓の外で、夏萌月初めの午前の光が徐々に強くなっていた。

 マテウス院長が、深く息を吐いた。

 「殿下。──院長の立場で、もう一つお伝えいたします」

 セレネは頷いた。

 マテウスは続けた。

 「殿下。──シビル女王の即位の瞬間彼女は二十五歳、でした。──二百年前のドローレ女王は三十二歳。──二百年、女王は若くして即位した例はありません。殿下が、十六歳で女王候補として立つことは千年の王家の歴史で最も若い女王候補です」

 マテウスは続けた。

 「殿下。──しかし年齢の若さは弱さでは、ありません。──シビル女王は二十五歳で議会を設計、されました。──ドローレ女王は三十二歳で議会を、守られました。──殿下は十六歳で女王候補として立つことで議会の中の女王という新しい姿を設計されることに、なります」

 マテウスはゆっくりと頷いた。

 「歴代王の呪文をお伝え、いたします。──『シビル十一代議会を、作り。ドローレ十二代議会を、守り。──そしてセレネ未来の十四代議会の中の女王を、作る』」

 セレネは深く頷いた。

 「マテウス院長。──ありがとうございます。──シビル女王の設計の完成。──ドローレ女王の防衛の継承。──そして私の代で、議会の中の女王を作る」

            ─── ─── ───

 稜は同意の表情を浮かべた。

 「殿下。──参謀として、最後のご助言を」

 セレネは頷いた。

 稜は続けた。

 「殿下。──十六歳から、十八歳までの二年間ヴィスカルト殿下との文通の構想に加えてもう一つ重要な設計があります」

 セレネは静かに頷いた。

 「師。──何でしょうか」

 稜は続けた。

 「殿下。──エリカ・ライヘンバッハ議員とお会い、いただきたいです。──エリカ議員は四十歳。──二十年、母君の毒殺事件を追ってこられた女性。──ハーゲン帝国の唯一の女性、議員。──殿下とエリカ議員は同じ痛みを抱える女性、です」

 セレネは一度頷いた。

 「師。──エリカ議員と、お会いすることで私の政治的な視野が深まる可能性がある」

 稜は黙って頷いた。

 「殿下。──そうです。──エリカ議員は十年神崎の弟子としてヴィスカルト派と戦って、こられました。──彼女の政治的な技術と覚悟は殿下のご訓練の最も深い教師となる可能性が、あります」

 セレネはゆっくりと頷いた。

 「師。──エリカ議員と、いつお会いすることができますか」

 稜は長く考えた。

 「殿下。──夏萌月半ばのヴィスカルト殿下との対面の機会に合わせてエリカ議員とお会いいただくことが、可能です。──私は神崎と相談して夏萌月半ばの帝都への訪問の際エリカ議員との対面も設計、いたします」

 セレネは唇を一度結んだ。

            ─── ─── ───

 会議は、約二時間続いた。

 セレネの女王候補としての腹積もりの確認、二年間の文通の設計エリカ議員との対面の計画、王宮の政治の中心への参加の設計。──全てが、議論された。

 最後に、レオン王が円卓の上に両手を置いた。

 「セレネ」

 レオン王の声は、深かった。

 「──本日のご決意、王として正式に記録する」

 セレネは、円卓の上で深く一礼した。

 「陛下、師カスパル殿、マテウス院長、兄上」

 セレネの声は、静かだった。

 「──私、セレネ・アウレリア・アルヴェリアは千年の歪みを私の代で終わらせます」

 レオン王は静かに頷いた。

 「セレネ。──私も、お前を全力で支える」

 稜も無言で頷いた。

 「殿下。──参謀として、お支えいたします」

 カスパル宰相が、小さく頷いた。

 「殿下。──宰相として、四十年の経験をお預けいたします」

 マテウス院長が、ゆっくりと頷いた。

 「殿下。──院長として、五十年の書記官の視野をお預けいたします」

 アルデス公が、深く頷いた。

 「セレネ。──兄として、五家の再建の活動の中でお前をお支えいたします」

 円卓の空気が、新しい決意で満ちていた。──十六歳の王女の女王候補としての立ち上がりのひととき。──そして五人の男たちが、彼女を全力で支える決意の確認。

            ─── ─── ───

 会議の後、午後一時。

 セレネは、王宮の庭で一人深く息を吐いていた。

 夏萌月、初めの庭。──新緑の若葉が、夏の初めの温かさを含んでいた。庭の噴水の水が、午後の光で白く輝いていた。

 セレネは、母の肖像画のことを想い出していた。──母、エリナ前王妃の肖像画は王宮の王妃の書斎にある。──母の二十年の活動の書簡の写しを、発見した書斎。

 セレネは深く息を、吐いた。

 (──母さん。──十六歳の私が女王候補として、立ちました。──母さんの二十年の活動の続きを引き受け、ます)

 風が、庭の若葉を揺らしていた。

 稜が、庭に現れた。──稜は、セレネの横に来た。

 「殿下」

 稜の声は、静かだった。

 セレネは、稜を長く見つめた。

 「師。──ありがとう、ございました」

 稜は深く頷きを返した。

 「殿下。──ご決意、深いです」

 セレネは長く息を、吐いた。

 「師。──しかし十六歳で、女王候補として立つこと本当に私にできるのでしょうか」

 稜は、長くセレネを見つめた。

 「殿下。──覚悟の意気の瞬間と覚悟の実現の過程は、別です。──今日殿下は覚悟の決意を、しました。──しかし覚悟の実現は二年五年十年の長い時間をかけて、進みます。──不安になる瞬間が何度も来ます。──しかしそのくだりに、稜と神崎四人の弟子五人の皆様が殿下の傍にいる」

 セレネは黙って受け止めた。

 「師。──不安になる瞬間に、頼ってよろしいのですか」

 稜は静かに頷いた。

 「殿下。──私は参謀です。──参謀の本当の役割は、決断者の傍で決断者の不安を共有すること。──殿下の不安は、稜の不安となります。──共に考え、共に進む」

 セレネの目に、涙が滲んだ。──ようやく流した。──十六歳の王女の深い安らぎの涙。

 「師。──ありがとう、ございます」

            ─── ─── ───

 夕刻、稜は王宮の書斎に戻っていた。

 革の手帳を開いた。最初の頁の裏に、新しい紙を添えた。

 書いた、一行。

 「──セレネ殿下十六歳女王候補として、正式に立つ。二年の文通設計エリカ議員との対面の計画。シビル、ドローレに続く十四代女王議会の中の女王」

 稜は、紙を革の手帳に挟んだ。

 窓辺に、立った。

 夏萌月、初めの夕陽が王宮の白い壁を金色に染めていた。──稜の胸の中で、千年の王家の女王の系譜が徐々に立ち上がっていた。──シビル、十一代議会を作り。ドローレ、十二代議会を守り。──そしてセレネ、未来の十四代議会の中の女王を作る。

 稜は深く息を、吐いた。

 扉が、ノックされた。

 「稜殿。──神崎閣下から、密書お届けいたしました」

 書記官の若い声。

 稜は、扉を開けた。書記官が、密書を差し出した。──稜は、密書を受け取って書斎に戻った。

 稜は、密書を開いた。

 「稜。──三通目の密書です。

 ヴィスカルト皇太子がセレネ殿下の手紙を、受け取った。──衝撃を受けて、いる。──彼は三日間私室に、閉じこもった。──そして四日目の朝私を呼んだ。

 ヴィスカルトは、私にこう告げた。『神崎。──セレネ殿下と、直接対面したい。──彼女の手紙を読んで、私の心の中の何かが深く揺れた。──彼女と、お会いすることで私の人生の長い孤独に初めて別の光が差し込む可能性がある』

 稜。──ヴィスカルトのご決断は、極めて深い。──彼の十九年の孤独に、初めて別の光が差し込む瞬間が来る可能性がある。

 稜。──もう一度帝都に来て、ほしい。──今度はクロヴィスとセレネ殿下を、伴って。──夏萌月半ばのヴィスカルトと私の対面の後すぐにセレネ殿下とヴィスカルトの対面を、設計する。

 玲」

 稜の目が、長く密書を見つめた。

 (──ヴィスカルト殿下が、セレネ殿下の手紙に衝撃を受け対面を希望された)

 稜は深く息を、吐いた。

 窓の外で、夕陽が徐々に傾きつつあった。──空が、紫に変わりつつあった。──夏萌月、初めの夕方が深まりつつあった。

 稜は、机の前で長く座っていた。──胸の中で、夏萌月半ばの帝都への第二の旅が徐々に立ち上がっていた。──セレネとクロヴィスを、伴って帝都に向かう。──そしてヴィスカルト殿下との対面、エリカ議員との対面が実現する。

 稜は無言で頷いた。

 (──セレネ殿下の十六歳の覚悟が、文通から対面へと進化する。──最も重要な瞬間が、もうすぐ来る)

 夕陽が、完全に沈んだ。──空が、紫から深い藍色に変わっていた。最初の星が、現れた。

 稜は長く夜空を見つめて、いた。

 明日セレネに、神崎の密書を見せる。──そして夏萌月、半ばの帝都への第二の旅の組み方を共に始める。

第二部後半のクライマックスの一つ。

セレネが正式に「王位継承の候補」として名乗り出る場面。

千年で最も若い女王候補。シビル女王・ドローレ女王に続く十四代目の覚悟。

「四百年前のシビル女王の魂が宿っている」のカスパルの涙、書きながら自分の涙も止まりませんでした。

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