前王妃の敵の家、トレスト家
翌朝、午前九時。
稜は、王宮の書斎で神崎から届いた密書の束を整理していた。
昨日セレネが、母の書斎でエリナ前王妃の二十年の文通の書簡の写しを発見した。──そしてセレネは、稜に告げた。「ヴィスカルト殿下と、お会い、したい」。
稜は、夜神崎への返信の密書を書いた。──ヴィスカルトとの対面の設計について、相談した。──しかし対面の前にセレネにはもう一つの必要な知識が、あった。──トレスト家の正確な、姿。
稜は、神崎から過去一ヶ月の間に届いたトレスト家に関するいくつかの密書を机の上に広げていた。──ヘルマン副宰相と、エリカ議員からの報告も含まれていた。
扉が、ノックされた。
「師」
セレネの声、だった。
稜は、扉を開けた。──セレネが、立っていた。十六歳の王女。今朝のセレネは紺の服を、着ていた。──昨日の母の書簡の発見の後のセレネ。──表情はいつもより落ち着いて、いた。深い安らぎが、宿っていた。
セレネは、稜に深く一礼した。
「師。──トレスト家の正確な姿を教えていただきたく、参りました。──私は母の活動を引き受ける覚悟が、あります。──しかし敵の家の姿を知らずに戦うことは、できません」
稜は深く頷いた。
「殿下。──ご覚悟の深さに敬意を、表します。──お入りください」
─── ─── ───
セレネは、稜の書斎の机の向かい合いに座った。
稜は、机の上に神崎から届いた密書の束を広げた。──いくつかの頁。トレスト家の現当主の人物像。家の千年の家系図。過去の調整のリスト。──そして最も、最近の情報——ハインリヒ・フォン・トレストの息子の行方。
稜は深く息を、吸った。
「殿下。──まず、トレスト家の千年の概要からお話いたします」
稜は、頁を捲った。
「トレスト家。──ハーゲン帝国二百年前の建国の時代から皇帝家の最も信頼される家臣家の一つとして表面的には存在、しております。──しかし家の本当の源流は千年前まで遡り、ます」
稜は続けた。
「千年前トルメアスの第二の弟子、セレウス・ヴァランディン。──彼の血の子孫は二系統に分かれ、ました。──一つはヴィスカルト皇太子家の母方、シモーネ皇妃の家系の系統。もう一つはトレスト家の系統」
セレネは長く稜を見つめた。
「師。──エリカ議員のお家ライヘンバッハ家は第二の弟子の双子の弟エルフラムの系統と、伺いました。──そしてトレスト家は第二の弟子セレウス自身の子孫の系統、なのですか」
稜はゆっくりと頷いた。
「殿下。──そうです。──しかし千年の間にトレスト家の役割は徐々に特殊化して、いきました。──六百五十年前トルメアスの思考の継承者の時代からトレスト家は第二の弟子の系譜の技術的な執行者と、なりました」
稜は、頁を捲った。
「トレスト家の千年の技術。──毒物の調合。──暗殺の技法。──情報操作。──家の影の仕事を千年専門として、きました」
セレネは深く息を、吐いた。
「師。──エリカ議員のご調査ではトレスト家の過去五十年の確認できた毒殺事件、九件。疑わしい事件、十二件。合計二十一件と、伺いました」
稜は黙って頷いた。
「殿下。──そうです。──そしてその二十一件の中に、お母様の毒殺も含まれております」
─── ─── ───
セレネは長く稜を見つめた。
「師。──トレスト家の現当主は、誰ですか」
稜は、頁を捲った。
「殿下。──現当主はハインリヒ・フォン・トレスト、四十五歳。──二十年前若い頃の彼が家を継ぎ、ました」
稜は続けた。
「ハインリヒ・フォン・トレストの人物像を、神崎の密書からお伝え、いたします」
稜は、頁を捲った。
「ハインリヒは若い頃から家の闇の仕事の継承を嫌っていたと神崎の調査では報告されて、おります。──しかし家の長子として四十五歳まで家の運命を引き受けて、こられた」
「ハインリヒの妻マルガレーテ・フォン・トレスト。──五年前、エリナ前王妃を毒殺した実行者。──彼女は、トレスト家の内部の闇の仕事の最も深い部分を担ってきた女性。──しかしハインリヒ、自身は妻の活動の全てを知っていたわけではない可能性があります」
セレネは深く息を、吐いた。
稜は続けた。
「ハインリヒの息子エヴァルト・フォン・トレスト、十八歳。──三年前十五歳の時家の闇の仕事の一部を知り家を出て、行きました。──現在帝都の裏通りで身分を隠して生きていると神崎の最新の情報では報告されて、おります」
セレネの目が、稜を見つめた。
「師。──ハインリヒ様の息子が、家を出ている」
「はい殿下。──エヴァルトは、家の罪を知って家を出ました。──そして家の外で、千年の歪みを止める側に立つ可能性がある若者」
─── ─── ───
セレネは長く考えた。
「師。──ハインリヒ様、自身は息子が家を出た後どのようなご状況ですか」
稜は、頁を捲った。
「殿下。──神崎の密書では、過去三年ハインリヒ・フォン・トレストの家の中の状況が徐々に変化していると報告されて、おります」
稜は続けた。
「過去三年。──ハインリヒは、家の闇の仕事の新しい命令をほとんど出していません。──家の若い、メンバーが新しい調整を提案してもハインリヒは許可しないことが多いと神崎の報告では書かれております」
稜は、頁を捲った。
「神崎の推測ではハインリヒは息子エヴァルトが家を出た衝撃で家の千年の歪みに初めて深く向き合うようになった可能性が、あります。──息子の判断が父を覚醒させた、可能性」
セレネの目が、深く光った。
「師。──家の内部に千年の歪みを止めようと、する動きが生まれつつあると」
「はい殿下。──しかしハインリヒ、一人で千年の家の構造を止めることは難しい。──彼の妻、マルガレーテと家の若いメンバーの一部はまだ闇の仕事の継続を望んでおります。──ハインリヒは、家の内部で孤立している可能性があります」
セレネは長く考えた。
「師。──ハインリヒ様、自身も千年のねじれの被害者の一人」
稜は一度頷いた。
「殿下。──そうです。──ハインリヒは四十五歳。──千年の家の運命を、若い頃から引き受けてきた。──彼の人生も、家の千年の歪みの影響を深く受けております」
─── ─── ───
セレネは長く考えた。
しばらく、沈黙が流れた。
書斎の空気が、二人の頭の上で静かに止まっていた。
窓の外で、若葉月半ばの午前の光が王宮の中庭を強く照らしていた。新緑の若葉が、徐々に夏の初めの温かさを含み始めていた。
セレネは、ようやく口を開いた。
「師」
セレネの声は、静かだった。
「私はハインリヒ様とお会い、したいと思います。──そしてエヴァルト様も見つけ出したい」
稜は、長くセレネを見つめた。
「殿下。──ハインリヒ・フォン・トレストはお母様を殺した、家の当主です。──怒りではなく理解で向き合うという、ことですか」
セレネはわずかに頷いた。
「師。──私は母の二十年の活動の意味を昨夜母の書簡の写しを読んで、深く理解いたしました。──母は千年の計画の第二の弟子の系譜の内部の改革派の活動を続けて、いました。──ヴィスカルト皇太子家の傍系の男フリードリヒと二十年文通して、いました」
「母の活動は敵を敵と見ない、活動でした。──ヴィスカルト皇太子家の傍系の改革派の男と共に千年の歪みを内部から止める、活動。──私は母の活動の続きを引き受けます。──そして母の敵だった、トレスト家の内部にも千年のひずみを止めようとする動きが生まれているなら私はその動きと繋がりたい」
稜は無言で頷いた。
(──十六歳の王女が、母の敵の家の当主を理解で捉える覚悟を確立した)
稜は、長くセレネを見つめた。
「殿下。──ご覚悟の深さは、稀有です」
セレネは頷きを返した。
「師。──私は母の二十年の活動の芯の部分を引き受けます。──怒りでは、千年の歪みは止められない。──理解と、内部の改革派との連帯で止めるしかない」
稜は黙って頷いた。
─── ─── ───
稜は深く息を、吐いた。
「殿下。──ハインリヒ・フォン・トレストとの対面は、極めて慎重に設計する必要があります」
稜は続けた。
「ハインリヒは家の内部で孤立している可能性が、ある。──しかし彼の妻マルガレーテと家の若いメンバーの一部はまだ闇の仕事の継続を望んで、おります。──殿下がハインリヒと直接対面することはハインリヒの家の内部の立場を危うくする可能性が、ある」
セレネは小さく頷いた。
「師。──私は、ハインリヒ様と直接対面するよりもまず神崎閣下の密書を通じてハインリヒ様のご状況をより詳しく把握することから始めていただけ、ますか」
稜はゆっくりと頷いた。
「殿下。──そうします。──神崎と、共にハインリヒの内部の立場と家の内部の構造をより詳しく調査いたします」
「そしてエヴァルト・フォン・トレスト十八歳。──彼の行方を見つけ出す、調査もヘルマン副宰相とエリカ議員にお願いいたします。──エヴァルトは、家の外で身分を隠して生きているはずです。──彼を見つけ、彼の現状を知ることが優先です」
セレネは頷きを返した。
「師。──分かりました。──エヴァルト様は私と近い年齢の若者。──家の罪を知り、家を出た十五歳の判断。──彼の選択の深さを、私は想像するしかありません」
稜は深く頷いた。
「殿下。──エヴァルトの選択はお母様の書簡の活動と共通する芯が、あります。──家の罪を知り家の外で新しい選択をする、若者」
セレネは何度か頷いた。
─── ─── ───
しばらく、二人は沈黙した。
窓の外で、新緑の若葉が夏の風に揺れていた。
セレネは、ふと口を開いた。
「師。──もう一つ伺いたい、ことがあります」
稜は頷いた。
「殿下。──何でしょうか」
セレネは長く考えた。
「ヴィスカルト殿下、ご自身はハインリヒ様とトレスト家の関係をどこまでご存知、なのですか」
稜は長く考えた。
「殿下。──神崎の報告ではヴィスカルト殿下はトレスト家との関係を過去五年徐々に強めてこられて、おります。──しかしヴィスカルト殿下ご自身がトレスト家の闇の仕事の全てをご存知ではない可能性が、あります」
稜は続けた。
「ヴィスカルト殿下とトレスト家の関係は、複雑です。──ヴィスカルト殿下の母方の家系シモーネ皇妃の家系は千年前第二の弟子、セレウスの子孫の本流。──トレスト家はその本流から分岐した技術的な、執行者の家系。──二つの家は別系統ですが第二の弟子の血を共有して、おります」
セレネは無言で頷いた。
「師。──ヴィスカルト殿下、ご自身はトレスト家を利用しているしかし家の闇の技術の全貌は知らない可能性がある」
稜は黙って頷いた。
「はい殿下。──そしてヴィスカルト殿下が、トレスト家の闇の全貌を知る瞬間ヴィスカルト殿下自身も深い衝撃を受ける可能性があります」
セレネの目が、深く光った。
「師。──ヴィスカルト殿下と、トレスト家を引き離すことが千年の計画の最終段階を止める最も強い手段ですね」
稜は深く頷いた。
「殿下。──そうです。──神崎の最後の師としての仕事は、ヴィスカルト殿下をトレスト家から引き離すことです」
─── ─── ───
セレネは長く考えた。
しばらく、後頷きを返した。
「師。──私の覚悟、としてもう一つお伝えいたします」
稜は、セレネを長く見つめた。
「殿下。──何でしょうか」
セレネは深く息を、吸った。
「私はヴィスカルト殿下にお会いする瞬間母の二十年の活動の続きを彼にお伝え、します。──しかしそれだけでは、ありません」
「私はヴィスカルト殿下がトレスト家から引き離される瞬間彼の傍に立つ覚悟が、あります。──ヴィスカルト殿下が千年の歪曲の被害者の一人であるなら私は彼の内部の改革派の立場を深く共有できる可能性が、ある」
セレネは続けた。
「師。──エリナ前王妃とフリードリヒ・フォン・ヴァランディン。──二十年の二人の文通の関係。──私は、その関係の続きをヴィスカルト殿下と共に設計したい」
稜の息が、わずかに止まった。
(──セレネ殿下。──十六歳の王女が、ヴィスカルト殿下と母の文通の続きの関係を設計したいと)
稜は、長くセレネを見つめた。
「殿下。──ご覚悟、深いです」
セレネは無言のまま視線を返した。
「師。──私の十六歳の覚悟が母の二十年の活動の続きとしてヴィスカルト殿下と共に深まる、可能性。──私はその可能性に賭ける覚悟、です」
─── ─── ───
長い、沈黙が流れた。
稜は深く息を、吐いた。
窓の外の若葉が、風に揺れていた。──午前の光が、徐々に強くなっていた。
稜は、ようやく口を開いた。
「殿下。──私の参謀の視野で、お伝えします」
セレネは深く目を伏せた。
「殿下。──ヴィスカルト殿下とお会いするためにはまず神崎がヴィスカルト殿下に父の罪を告げる瞬間を待つ必要が、あります。──その瞬間にヴィスカルト殿下は深く揺れる。──そしてその揺れの中で、殿下が対面される瞬間が最も適切です」
稜は続けた。
「神崎は夏萌月半ばまでにヴィスカルト殿下と対面する計画を持って、おります。──その対面の後神崎がヴィスカルト殿下のお心の状態を評価し稜と私に報告して、いただきます。──その報告の後殿下とヴィスカルト殿下の対面の時期を決め、ます」
セレネはゆっくりと頷いた。
「師。──分かりました。──夏萌月半ば、約一ヶ月後。──神崎閣下のヴィスカルト殿下との対面の後のご報告を、待ちます」
稜は何度か頷いた。
「殿下。──そしてその間に、エヴァルト・フォン・トレストの行方の調査も進めます」
セレネは静かに頷いた。
─── ─── ───
稜は、神崎の密書の束を丁寧に机の上で整理した。
セレネは長く稜を見つめた。
「師」
セレネの声は、静かだった。
「──昨日母の書斎で母の書簡を見つけてから私の心の中で何かが変わり、ました。──母は私を残して自分の命を、賭けた。──しかし母の選択は私を恨むためでは、ありません。──母は私がいつか母の活動の続きを引き受ける瞬間を見守って、いた」
セレネは続けた。
「師。──十六歳で母の活動を引き受ける瞬間が、来た。──そしてその活動の中で私はヴィスカルト殿下と出会う可能性が、ある。──そしてハインリヒ様エヴァルト様と出会う可能性が、ある」
稜は何度か頷いた。
「殿下。──お母様の二十年の活動の続きが、十六歳の殿下の人生で新しい形になる」
セレネは黙って受け止めた。
「師。──ありがとう、ございます」
稜は深く頭を下げた。
セレネは、立ち上がった。──稜の書斎を、出ていった。──しかし扉の前で一度、振り返った。
「師。──ハインリヒ様と、エヴァルト様のことを伺えて本当にありがたいです」
セレネは深く一礼した。
「私は、怒りではなく理解でこの家と向き合い、ます」
稜は黙って頷いた。
セレネは、扉を閉めた。
─── ─── ───
午後、稜は書斎の机の前で長く考えていた。
革の手帳を開いた。最初の頁の裏に、新しい紙を添えた。
書いた、一行。
「──トレスト家の現当主ハインリヒ・フォン・トレスト、四十五歳。家の内部で孤立。息子エヴァルト十八歳家を出て帝都の裏通りに、潜伏。──セレネ殿下十六歳『怒りではなく理解で、向き合う』。──次の軸:エヴァルトの行方の調査神崎のヴィスカルト対面の報告」
稜は、紙を革の手帳に挟んだ。
窓辺に、立った。
若葉月、半ばの午後の光が王宮の白い壁を強く照らしていた。──稜の胸の中で、セレネの十六歳の覚悟の深さが響いていた。
(──十六歳の王女が、敵の家の当主とその息子を理解で向き合うと決意した)
稜は深く息を、吐いた。
扉が、ノックされた。
「稜殿。──神崎閣下から、密書お届けいたしました」
書記官の若い声。
稜は、扉を開けた。書記官が、密書を差し出した。──稜は、密書を受け取って書斎に戻った。
稜は、密書を開いた。
「稜。──昨日のお前の密書受け取った。──エリナ前王妃の毒殺の真相、確認了解。──セレネ殿下の十六歳の覚悟、深い。──私の方の報告。──ヘルマン副宰相とエリカ議員エヴァルト・フォン・トレストの行方の調査を開始、した。──帝都の裏通りの複数の目撃情報を集めつつ、ある。──またハインリヒ・フォン・トレストの家の内部の状況も過去一週間でより詳しく把握しつつ、ある。──次の密書でより詳しく、報告する。
玲」
稜は静かに頷いた。
窓の外で、午後の光が徐々に傾きつつあった。──若葉月、半ばの夕方になりつつあった。
稜は机の前で長く座っていた。──胸の中で、エヴァルト・フォン・トレスト十八歳の若者の姿が徐々に立ち上がっていた。──三年前、十五歳の彼が家の罪を知り、家を出た瞬間。──そして三年、帝都の裏通りで身分を隠して生きてきた若者。──十六歳のセレネと近い年齢。──彼が見つかれば、千年の偏りを止める新しい動きが生まれる可能性がある。
稜は密書を読みながら、ふと、午前のセレネの言葉を思い出した。
「師。──エヴァルト様は私と近い年齢の若者。──家の罪を知り、家を出た十五歳の判断。──彼の選択の深さを、私は想像するしかありません」
稜は密書を握ったまま、長く考えた。
──エヴァルト十五歳の家を出る選択。──セレネ十一歳の母の死。──ヴィスカルト十二歳の兄の死。──三人の若い皇族・貴族が、それぞれ十一歳から十五歳の頃に、家の闇の最も重い瞬間を経験していた。──そしてその経験が、それぞれを千年の歪みを止める側へと押し出していた。
(──三人の若き異邦人。──家の罪の重みを十代で背負った若者たち)
稜の胸の中で、新しい構図が静かに立ち上がっていた。──十六歳のセレネ。──十八歳のエヴァルト。──そして三十四歳ではあるが十二歳で兄を失ったヴィスカルト。──三人の若い皇族・貴族の連帯が、千年の歪みを止める最も強い軸になる可能性。
稜は深く息を吐いた。
夕陽が徐々に傾きつつあった。空が紫に変わりつつあった。──若葉月の半ばの夕方が、静かに深まりつつあった。
稜は長くその光を見つめていた。
トレスト家の正確な姿。
千年の専門の家、しかし当主ハインリヒ45歳は家の闇を継承することを嫌っていた。
息子エヴァルト18歳が、十五歳で家を出て帝都の裏通りで生きている事実。
「怒りで、ではなく、ご和解で」——セレネ十六歳の覚悟、書けて良かったです。




