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契約は、延長される

 春芽月の月、十四日目。朝。

 契約更新日。

 契約更新日の朝稜は書斎の窓から昇る太陽を、長く見ていた。半年前月の庭から戻った夜書斎の机の前で最初のペンを握った瞬間を、今でも鮮明に覚えていた。半年毎晩この書斎で一頁ずつ、積み重ねてきた。時には一つの段落を一夜かけて書き直した。時には章全体を捨てて、最初からやり直した。半年の無数の夜の無数の試行錯誤の全てが今日の一日に向かって、収斂していた。千年の属国条約の、新しい形への最初の一歩。この言葉を稜は草案の冒頭に書いた時から何百回も、頭の中で繰り返してきた。今日その一歩が紙の上で、実際に形を取る。半年の準備の、最後の朝だった。稜は湯を沸かし茶葉を選び、急須に注いだ。前世から続く、三十分の儀式。重要な案件の前の、頭の中の余分な情報を整理する時間。湯気の向こうで春芽月十四日目の朝の光が窓の外で少しずつ、強くなっていた。

 春芽月の、満月の日。千年の属国条約の最後の更新の、朝。

 朝王宮の大広間の準備が全て、整った。円卓が中央に、置かれていた。円卓の周りに四国の代表の正式な席が、用意されていた。円卓の上座にはレオン王の玉座が、一つ。玉座の左右に、カスパルとアルデス公の席。その後ろに稜の、控えの席。右の列に、神崎玲とセイゲル視察官。左の列にマルクス・ディロンユルゲン王子、スヴェン首席僧侶。そして昨夜急遽招待されたカイル・クルビットの席が列の末席に、加えられていた。

 二列目にセレネ、ロッテ、クロヴィス、ブランの、四人の弟子。そして帝国使節団の書記官たちと副宰相ヴァルド。

 大広間の外の廊下にイリア・シエルクが、控えていた。正式な王族認定の儀式が会議の後半で、行われる。その瞬間までイリアは外で、待機する段取りだった。

 朝、十時。契約更新日の正式な会議が、始まった。

            ─── ─── ───

 レオン王が、最初に立ち上がった。

 そして四国の代表に、語り始めた。

 「四国の代表の、皆様」

 「本日千年の属国条約の、最後の更新日を、迎えました」

 「千年前我が国の初代王アドレアンはハーゲン帝国との、属国条約に、署名いたしました」

 「以来千年この条約の下で四国は、帝国との関係を、維持してまいりました」

 「本日我々はこの条約を、新しい形に、更新いたします」

 王は深く息を、吐いた。

 「新しい条約は七段階の十五年の、段階的な移行計画を、含みます」

 「十五年後千年の属国条約は四国と帝国の、対等な二国間条約に完全に、移行いたします」

 「本日の署名は、その十五年の、最初の一歩でございます」

 神崎が立ち上がった。

 「陛下。──ハーゲン帝国は本日対等な二国間条約への、段階的な移行に正式に、署名いたします」

 マルクスが立ち上がった。

 「ヴェロニア共和国も、署名いたします」

 ユルゲンが続いた。

 「サルマティア王国も、署名いたします」

 スヴェンが静かに立ち上がった。

 「オスタール公国も、署名いたします」

            ─── ─── ───

 署名の儀式が、始まった。

 円卓の中央に正式な、条約文書が、置かれた。

 五十頁の、調整された草案の、最終版。

 最初に、マルクス・ディロンが、署名した。

 ヴェロニア共和国の、代表として。

 続いて、ユルゲン王子が、署名した。

 サルマティア王国の、代表として。

 スヴェンが静かに、署名した。

 オスタール公国の、代表として。

 三国の署名の後、神崎玲が立ち上がった。

 神崎は円卓の中央に、歩み出た。

 そして条約文書の前で、一度深く息を、吐いた。

 ペンを、取った。

 「ハーゲン帝国宰相、神崎玲」

 神崎は自分の名前を、署名した。

 千年の属国条約の帝国側の、最後の署名。

 そして千年の、新しい形の、最初の署名。

 神崎の、目が微かに潤んだ。しかし涙は、落ちなかった。

 神崎はペンを置いた。

 そしてレオン王の前に、進んだ。

 「陛下。──どうぞ」

            ─── ─── ───

 レオン王が立ち上がった。

 玉座から降りて円卓の中央に、歩いた。

 条約文書の、前で深く息を、吐いた。

 大広間の、全員が王を、見ていた。

 王がペンを、取った。

 そして静かに語り始めた。

 「四国の代表の、皆様」

 「私レオン・アウレリア・アルヴェリアは王として、新しい条約に、署名いたします」

 「本日の署名は五年前私が、王として即位した時の決意の完成の、最初の一歩でございます」

 「五年前私は王として、何ができるのか、分かりませんでした」

 「半年前月の庭から戻った稜殿との深夜の対話で私は王として攻めていい、ということを、学びました」

 「本日私は王として自分の名において、この条約を、署名いたします」

 王はペンを、動かした。

 条約文書の、最後の署名欄に王の筆跡が、並んだ。

 「レオン・アウレリア・アルヴェリア」

 署名が、終わった。

 大広間は、静かだった。

 しばらく誰も、動かなかった。

 千年の属国条約の、新しい形が今紙の上に、完成した。

            ─── ─── ───

 署名の儀式の後、次の議題に、移った。

 ロッテ・シエルクの、王族認定の、儀式。

 レオン王が大広間の扉の方に、告げた。

 「イリア・シエルク殿を、お招きいたします」

 扉が、開いた。

 イリアが静かに、歩み入ってきた。

 円卓の中央に、進んだ。

 そしてレオン王の前で深く跪いた。

 王が玉座から立ち上がり、イリアの前に、進んだ。

 「イリア・シエルク殿」

 「陛下」

 「貴女は三年前帝国の徴用で、このアウリオンを、離れられた」

 「本日貴女は帝国使節団の書記官として、アウリオンに、戻ってこられた」

 「そして本日貴女はアウレリア王家の、遠縁として正式に、認定されます」

 イリアは深く頭を、下げた。

 王は懐から一枚の、正式な認定書を、取り出した。

 認定書をイリアに、手渡した。

 「イリア・シエルク殿。貴女は今日より正式にアウレリア王家の、遠縁として、認定される」

 大広間は、静かだった。

 円卓の二列目で、ロッテが泣いていた。

 セレネがロッテの手を静かに握っていた。

 クロヴィスとブランも目を、潤ませていた。

            ─── ─── ───

 続いてロッテ・シエルクの、王族認定の儀式が、行われた。

 ロッテが大広間の中央に、進んだ。

 円卓の中央で、レオン王の前に、跪いた。

 王が、ロッテの前に、立った。

 「ロッテ・シエルク殿」

 「陛下」

 「貴女は千年で、初めての女性の、王族認定でございます」

 「貴女の認定はアウレリア王家の千年の歴史の中で、新しい一頁を、開きます」

 王は二枚目の認定書を、取り出した。

 ロッテに、手渡した。

 「ロッテ・シエルク殿。貴女は今日より正式にアウレリア王家の、遠縁として、認定される」

 「そして新しい条約の中で女性の王族認定の千年の最初の、公式の事例として、記録される」

 ロッテは深く頭を、下げた。

 立ち上がった時ロッテの目は、濡れていた。しかし顔は二十歳の娘の、新しい決意の顔だった。

 円卓の二列目のロッテの席の横のイリアの席が今、空いていた。母と娘の席が並んで円卓の二列目に、加えられていた。

            ─── ─── ───

 儀式が、終わった後会議の最終の議題に、移った。

 契約更新日の正式な、文書化。

 四国の代表とハーゲン帝国の宰相そしてアウレリア王の署名の入った条約文書が正式な形で、複写された。四通の原本が、作られた。それぞれの国の、保管用。

 正午会議が、閉幕した。

 大広間は千年の最後の属国条約の更新の儀式を、終えて静かに空気を、緩めた。

 四国の代表が一人ずつ、立ち上がり大広間を、出た。

 最後に残ったのは、レオン王と稜と神崎の、三人だった。

 レオン王が、稜と神崎に、告げた。

 「稜殿、神崎宰相」

 「お二人に、感謝申し上げます」

 「本日の署名はお二人の半年の別々の準備が、完成させた、奇跡でございます」

 稜は深く頭を、下げた。

 神崎も深く頭を、下げた。

 レオン王が大広間を、出た。

 大広間には、稜と神崎の二人が、残った。

 二人は長く無言で、向かい合っていた。

 それから神崎が静かに告げた。

 「稜」

 「玲」

 「俺は明日帝都に、戻ります」

 「ヴィスカルト皇太子と対決します」

 「しかし俺は帝国の宰相としてあなたの草案を内側から、実現する仕事を、続けます」

 稜は頷いた。

 「玲」

 「はい」

 「お前が帝国で何を為すか私は、アウリオンで、見届ける」

            ─── ─── ───

 午後王宮の正門で帝国使節団の、出発の準備が、整った。

 神崎玲セイゲル視察官書記官五名、そして二十騎の、帝国近衛騎士。

 イリア・シエルクは、アウリオンに、残る。

 帝国からの正式な同行者としての役目は今日の王族認定の儀式で、完了した。明日からイリアはアウレリア王家の遠縁としてアウリオンで、暮らす。父バルト弟トビ妹ミカと四人家族として三年の時間を取り戻す生活が、始まる。

 正門でレオン王カスパル、アルデス公そして稜が使節団を、見送った。四人の弟子もそれぞれの場所で、控えていた。セレネとロッテは大広間の窓から、見ていた。クロヴィスは書記官として使節団の正式な見送りの記録を、取っていた。ブランは正門の脇で武の象徴として、控えていた。

 神崎玲が、レオン王の前で深く片膝を、突いた。

 「陛下」

 「神崎宰相」

 「本日の署名、ハーゲン帝国の宰相として心より、感謝申し上げます」

 レオン王は深く頷いた。

 「神崎宰相。──お気をつけて、帝都へ」

 神崎は立ち上がった。

 そして稜の前に、進んだ。

 稜と神崎が正門の前で最後の、別れの挨拶を、交わした。

 神崎が静かに告げた。

 「稜。──次に会うのは、いつでしょうか」

 稜は長く神崎を、見ていた。

 それから静かに答えた。

 「玲。──お前が、ヴィスカルトを、超えた日に」

 神崎は深く頷いた。

 「──はい、稜」

 神崎は稜に深く頭を、下げた。

 稜も、神崎に深く頭を、下げた。

 前世の師弟と異世界の参謀同士の、二つの関係の静かな、別れ。

            ─── ─── ───

 神崎は馬に、乗った。

 セイゲル視察官も馬に、乗った。書記官たちもそれぞれの馬車に、戻った。帝国近衛騎士が隊列を、整えた。

 使節団がゆっくりと王都の中央通りを南へ、歩き始めた。

 千年の最後の帝国使節団の、王都からの、退出。

 通りの両側に町の人々が並んで、見送った。誰も歓声を、上げなかった。しかし誰も怒号を、上げなかった。ただ静かに使節団の最後の姿を、見届けた。

 稜は正門の前で長く使節団の後ろ姿を、見ていた。

 神崎の馬の後ろ姿が、通りの遠くに、小さくなっていった。

 最後に神崎が一度、振り返って、稜の方を見た。

 そして手を軽く、挙げた。

 稜も手を軽く、挙げた。

 二人の手が、遠くの距離で合図を、交わした。

 それから神崎は前を、向いた。

 そして帝都への道を、進んだ。

            ─── ─── ───

 使節団が見えなくなった後、稜は正門で、振り返った。

 四人の弟子が、稜の後ろに、揃っていた。

 セレネ。ロッテ。クロヴィス。ブラン。

 半年の間に、四人はそれぞれ確実に、成長していた。

 そしてロッテの隣に、イリアが静かに、立っていた。

 五人の、輪。

 セレネが静かに、告げた。

 「師。──次は、どちらへ」

 稜は微かに笑った。

 「セレネ」

 「はい、師」

 「明日から新しい十五年が、始まる」

 「はい」

 「その十五年を、お前たち四人と共に、歩む」

 四人は深く頷いた。

 稜は春の、午後の空を、見上げた。

 満月が既に東の空に、昇り始めていた。

 春芽月、十四日目の、満月。

 千年の属国条約の新しい形が今日、紙の上で形を、取った。

 そして千年の新しい形への、最初の一歩が今日、踏み出された。

            ─── ─── ───

 夜稜は一人王宮の月の庭の、千年の盤石の前に、立っていた。

 馬で、半日。

 契約更新日の夜稜はもう一度、この場所に、来た。

 盤石の上に春芽月、十四日目の満月の光が強く、落ちていた。

 千年前初代王アドレアンと参謀ザラフが、独立の決意を、固めた場所。

 千年後の今夜同じ盤石の前で稜は千年の属国条約の、新しい形への、最初の一歩を静かに振り返っていた。

 盤石の、刻印を指で、撫でた。

 「千年、変わらず」

 変わらないのは、盤石そのものではない。

 変わらないのは決断の前に、人が集まる場所の、千年の静寂だった。

 稜は懐から、一枚の紙を、取り出した。

 契約更新日の署名済みの、条約文書の、写し。

 盤石の上に紙を、広げた。

 千年前のアドレアン王の時代と千年後のレオン王の時代が今、同じ盤石の上で紙の上で、繋がっていた。

 千年前独立の決意を固めた場所で千年後新しい独立への、最初の一歩の条約が、確認されていた。

 稜は深く息を、吐いた。

 そして紙を懐に、戻した。

            ─── ─── ───

 帰り道。

 馬の疾走の中で、稜は前世の自分を、思い出していた。

 二十五歳で、コンサルタントとして、働き始めた日。

 三十歳で高樹師の下で、十五年の弟子として、神崎と出会った日。

 四十歳で神崎に、嵌められた日。

 四十二歳で異世界に、転生した日。

 異世界で四人の弟子と出会いカスパルの四十年を受け止めロッテの母を取り戻しレオン王を覚醒させ、神崎と再会した、二年間。

 全てが一つの線で、繋がっていた。

 前世のコンサルタントの十五年の経験が異世界の、千年の属国条約の解体の設計に、繋がっていた。

 高樹師が若き日の稜に一度だけわざと負けてくれた経験が異世界でロッテに一度だけ、わざと負けてやる師の姿に、繋がっていた。

 神崎が前世で稜を嵌めた焦りが異世界で神崎が千年の属国条約の内側から、解体する参謀に成長する動機に、繋がっていた。

 全てが一つの線で、繋がっていた。

 稜は微かに笑った。

            ─── ─── ───

 夜明け前、稜は王宮に、戻った。

 書斎の扉を、開けた。

 机の上に半年前書斎で書き始めた草案の、最初の頁が今でも、残されていた。

 その頁の余白に、稜は新しい一行を、書き加えた。

 「春芽月、十四日。千年の属国条約新しい形への、最初の一歩。完」

 ペンを置いた。

 窓の外の、満月を見た。

 春芽月十四日目の、満月が王宮の西の空に、傾き始めていた。

 一日が、閉じようとしていた。

 そして新しい十五年の、最初の夜明けがまもなく、来ようとしていた。

 稜は椅子に座り目を、閉じた。

 明日から新しい十五年が、始まる。

 セレネ、ロッテ、クロヴィス、ブランの、四人の弟子と共に。

 そして帝都の、神崎玲の帰還を、待つ形で。

 稜は目を閉じたまましばらく、椅子の背もたれに身体を預けていた。前世の四十年の人生の中で、稜は多くの終わりと始まりを経験してきた。会社を移る時。プロジェクトが完了する時。クライアント企業の再建計画が、一つの節目を迎える時。どの終わりも、同時に次の始まりだった。しかし今夜の終わりと始まりは、これまでのどの経験とも違う重みを持っていた。千年の属国条約の終わりへの最初の一歩。前世の師弟関係の、新しい形への変化。四人の弟子との、今後十五年の関係の基礎。そして自分自身の参謀としての役割の、新しい段階への入り口。全てが今夜、一つの紙の署名の中で静かに形を取った。窓の外の満月がゆっくりと西に傾いていた。稜の手が椅子の肘掛けの上で、ゆっくりと力を抜いた。夜明けまでまだ数時間。その数時間の間稜は異世界での二年間の全ての瞬間をもう一度だけ、胸の中で通り過ぎさせていた。

 異世界に転生した最初の朝、王都の市場で銀貨五枚を見つけた時の奇妙な感覚。カスパルと最初に言葉を交わした、第一の間の午後の光。セレネが雨の夜に弟子入りを告げた時の、玉座の間の冷たい石の空気。ロッテが遺書の余白の一行を見つけた時の、書記官寮の蝋燭の炎。月の庭の千年の盤石でカスパルが四十年の告白を終えた時の、杉の葉を揺らす夜の風。そして今夜満月の下で千年の属国条約の新しい形が、紙の上で形を取った瞬間。二年の異世界の時間の無数の瞬間が、稜の胸の中を静かに一度に流れていった。明日からの十五年は、この二年の上に築かれる。そして十五年の後四人の弟子はそれぞれの道でそれぞれの形で、稜の仕事を継承する。稜はゆっくりと目を開けた。窓の外の満月が西に傾きつつも、まだ強く光っていた。

第一部、完結しました。

五十話、長い道のりでした。

第一話稜が銀貨五枚で、アウリオンの町を買ったところから、始まりました。

五十話千年の属国条約の新しい形への、最初の一歩で、閉じました。

銀貨五枚から、千年の条約の、解体の設計まで。

稜の参謀としての二年の異世界の時間の、一つの輪郭がここで、閉じます。

神崎との、別れ。

「次に、会うのは、いつでしょうか」

「お前が、ヴィスカルトを、超えた日に」

この交換、書きながら胸が、詰まりました。

神崎は帝都に、戻ります。

ヴィスカルト皇太子との、対決。

神崎の本当の戦いは、これから、始まります。

ロッテと母イリアの父バルトと弟妹との、四人家族の時間の、取り戻し。

千年で、初めての、女性王族認定。

セレネが将来、女王になる可能性の、法的基盤。

レオン王の五年の罪悪感と、王としての、覚醒。

アルデス公の二十年の、遺族訪問の静かな、公式化。

カスパルの四十年の宰相の、新しい時代への、立ち会い。

全てが今日一日で形を、取りました。

月の庭の、千年の盤石。

千年前アドレアンとザラフが、独立の決意を、固めた場所。

千年後稜と神崎が新しい独立への、最初の一歩を、固めた場所。

同じ盤石の前で、千年の時間が、繋がる。

この構造、書いていてずっと大切に、抱えていました。

第二部、「大陸再編編」。

神崎が帝都ヴェルデンで、ヴィスカルト皇太子と、対決します。

稜はアウリオンでセレネの、王女としての成長を見守り、

神崎を、遠くから、支援します。

第二部の中盤で稜は初めて、アウリオンを出て帝都に、向かいます。

そして第二部のクライマックスで稜と神崎は共同で、ヴィスカルト皇太子を、超えます。

第一部ここまで、読んでくださった皆様、

本当に、ありがとうございました。

第二部でまたお目にかかれることを、楽しみに、しております。

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