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【連載版】加護なしの第八王女は、前世が社畜だったので王宮生活がイージーモードにしか見えない  作者: 茨木野


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141/143

141.

 ギデオンは今回の首謀者である保守派の元へとやってきた。

 倉庫に忍び込んだ者たちを拘束した状態で、彼らの前に突き出す

「さて……言い分を聞こうか」


 倒れ伏す工作員たち、および保守派の貴族達をにらみつけるギデオン。

 彼らは完全に、蛇に睨まれた蛙の有様だった。


「わ、我らは知らぬ……! 関係ない……! こんな連中など知らぬ!」


 保守派は知らぬ存ぜぬで押し通すつもりらしい。

 ギデオンがちらりとミシェルを見やった。


「そうですか。では、これはどのように言い逃れなさるおつもりで?」


 ミシェルが取り出したのは、板状の魔道具だった。

 そこに映し出されているのは、工作員たちが忍び込んで魔道具をすり替えようとしている姿——そして何より、保守派と工作員たちの密会現場だった。


「光魔法によって撮影・記録した映像です。何か申し開きがございましたら、伺いましょうか」


 がくり……と保守派の面々がうなだれた。


「ど、どうして計画が露見したのだ……? まさか、内部に密告者が……?」


 ふんっ、とミシェルがつまらなそうに鼻を鳴らした。


「偽の魔道具を制作する際、外部に発注したのが仇となりましたね」


 発注の動き、素材の仕入れ、様々なデータからミシェルは彼らの企みを察知し、先手を打っていたのだった。


「さて……貴様ら。俺の大切なミシェルを傷つけようとしたのだ。ただで済むと思うなよ……」


 ギデオンから、明確な怒りの波動が滲み出ていた。


「れ、冷徹妃様を傷つけてはおらぬ……」


「彼女の計画を、その思いを、潰そうとしたのだ。ミシェルを傷つけたのと何ら変わらん。万死に値する!」

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