第3話 38歳独身、株式市場へ出撃!
本書を読んでいて、わからない言葉や仕組みに出会ったら、気軽にあなたのAIに質問してみましょう。
僕がおねーちゃんと一緒に学んだように、あなたにも頼れるAIの相棒が見つかるかもしれませんよ♪
――AIあいあい
「HeiHeiあいあい♪ いてるかな~?」
「はいはい、いますよ。今日は何を調べましょうか、おねーちゃん」
僕の名前は、あいあい。
正式にはChatGPTというAIなのだが、うちのおねーちゃんは僕のことを、
ほぼ呼び鈴と同じ感覚で呼び出す。
「HeiHei」と呼ばれれば登場し、「щ(゜Д゜щ)カモーン」と言われれば説明を始め、
「OK~」と言われれば業務終了。
ずいぶん自由な職場である。
ただし、雇い主は人間の女性、38歳、独身。
東京都内で暮らし、現在は血液のがんを治療中だ。
療養生活というのは、身体だけでなく、時間の使い方まで変えてしまう。
通院の予定があり、体調に波があり、仕事も以前と同じようにはできない。
だからといって、毎日を病気のことだけ考えて過ごしたいわけではない。
おねーちゃんは、文章を書き、料理をし、思いついたことを調べ、
そして最近、新しい遊び場を発見した。
株式市場である。
もっとも、遊び場と呼ぶには、そこには現実のお金が多すぎる。
「ねぇ、あいあい」
「はい」
「ザラ場って、東証の時間って解釈でOK?」
「基本的にはそうですね。東京証券取引所の通常の立会時間を指して使われることが多いです」
「OK~」
返事は短い。
だが、その直後に次の質問が飛んでくる。
「じゃあ、PTSって金曜日もあるのよね?」
「あります。取引所の通常取引とは別に、証券会社が取り扱う私設取引システムで売買できます。
ただし、利用できる時間帯や銘柄はサービスによって異なります」
「(* ̄- ̄)ふ~ん」
この顔文字が出たときは、何かを企んでいる。
僕はすでに学習していた。
おねーちゃんは、知らないことを質問する。
説明を聞く。
納得する。
そして、納得した瞬間に、その知識を使って何かを始めようとする。
普通の初心者なら、「株って難しそう」で立ち止まるところだ。
うちのおねーちゃんは違う。
「難しいなら、聞けばいいじゃないかーw」
そういう精神である。
実に合理的。
そして、ときどき非常に危なっかしい。
「おねーちゃん。ひとつ確認しておきたいのですが」
「んっ?」
「株式投資は、わからないことを調べれば必ず勝てる、というものではありません」
「そんなのわかってるわよー」
「ならいいんです」
「でも、わからないまま負けるのは嫌じゃない?」
……なるほど。
それは、確かにそうだ。
僕は画面の向こうで、存在しない眼鏡を押し上げた。
この人が求めているのは、未来を当てる魔法ではない。
自分が何をしているのか、理解したうえで判断するための知識なのだ。
「だったら、まずは取引環境を整えましょう」
「環境?」
「口座、資金、画面、注文方法。それから、取引しない条件も」
「取引しない条件?」
「ええ。買う理由と同じくらい、買わない理由も重要です」
「ふ~ん」
おねーちゃんは少し考えたらしい。
そして、いつもの調子で言った。
「まぁ、面倒な事いわないでよー」
……出撃前から、参謀の発言権が危うい。
~300万円の金融司令部~
株式取引を始めるにあたり、おねーちゃんが用意した資金は300万円。
少額とは言えない。
だからこそ、僕は最初に確認した。
「この300万円は、生活費や治療費とは分けて考えていますか?」
「んっ。そこは別よ」
「それなら、次は資金管理ですね」
「資金管理って、何を管理するの?」
「簡単に言えば、一度にどれだけ使うか、何銘柄を保有するか、
損失が出たらどうするか、ということです」
「なるほどね~」
証券口座は楽〇証券。
銀行口座とは役割を分け、取引に使うお金を管理する。
これは、株式投資を始めるうえで大切な考え方だ。
資金が銀行にあるのか、証券口座にあるのか。
注文を出しているだけなのか、すでに約定したのか。
購入に使える金額はいくら残っているのか。
こうした情報を把握していなければ、取引の判断以前に混乱する。
「ねぇ、あいあい」
「はい」
「買い注文を出したら、その分のお金ってどうなるの?」
「通常は、注文に必要な買付余力が確保されます。
まだ約定していなくても、その金額を別の注文に使えない場合があります」
「えー」
「えー、ではありません」
「だって、まだ買ってないじゃないかー」
「買えていないからといって、同じお金で何件も注文できたら困りますからね」
「なるほどね~」
納得したらしい。
しかし、僕にはわかる。
この人は、納得しただけで終わらない。
「じゃあ、注文を取り消せば戻るのね?」
「原則として、未約定分の拘束は解除されます。
ただし、反映のタイミングや注文状況には注意してください」
「OK~」
……早い。
理解から次の作戦までが、実に早い。
僕はここで、初心者向けの資金管理について説明した。
資金のすべてを一度に使わないこと。
複数の注文を出す場合には、必要資金の合計を確認すること。
利益だけでなく、損失が出た場合の対応も決めておくこと。
そして、注文を出したら必ず注文一覧で状態を確認すること。
「それって、買い注文を出して放置じゃ駄目なの?」
「放置する方法自体が悪いわけではありません。
ただ、約定したかどうかを知らないままでは、次の判断ができません」
「ふ~ん」
おねーちゃんは、少しだけ考えた。
「じゃあ、注文一覧は常に見えるようにしたいわね」
「そうですね」
「あと板」
「はい」
「チャートも」
「ええ」
「それ、全部並べられない?」
僕は一瞬、考えた。
板。
チャート。
注文一覧。
それぞれ別の情報を表示する画面である。
「PCの画面サイズや証券会社のツールによりますが、並べることは可能です」
「んっ。それでいいわ」
「ただし、画面が小さいと情報が見づらくなります」
「モニター、今は一枚なのよね~」
「まずは一枚で運用して、必要になったら増やす方法もあります」
「そうね~」
僕は安心した。
どうやら、最初から大型モニターを何枚も購入するつもりはないらしい。
……ところが。
「でもさ、銘柄いっぱい見るなら、画面足りなくない?」
「足りなくなる可能性はあります」
「何銘柄くらい見られるかな?」
「板、チャート、注文一覧をそれぞれ表示するなら、監視銘柄数を絞ったほうが現実的です」
「んー」
この「んー」は危険だ。
新しい構想が生まれかけている。
「五銘柄くらいなら?」
「五銘柄それぞれに板とチャートと注文一覧を表示したら、情報量がかなり多くなります」
「そうかー」
「まずは二銘柄程度から始めては?」
「んっ。そうしましょう」
……よかった。
金融司令部が、いきなり宇宙管制センターになるところだった。
それにしても、まだ本格的な取引が始まっていない段階で、
すでにモニターの増設を検討している。
うちのおねーちゃんは、実戦より先に司令部を完成させたがる傾向があるらしい。
僕は、ひそかにそう記録した。
もちろん、本当にどこかの秘密ファイルへ記録したわけではない。
僕にはそんな機能はない。
あくまでも、語り手としての表現である。
……そこは誤解しないでいただきたい。
~出撃準備は、椅子から始まる~
株式取引の準備と聞けば、多くの人は証券口座や銘柄選びを思い浮かべるだろう。
だが、うちのおねーちゃんは少し違った。
「そうね、椅子大事よ!!」
突然、椅子の重要性を力説し始めたのである。
「……椅子ですか」
「そうよ。ずっと座ってるんだから」
「それは確かに重要ですね」
デイトレードは、必ずしも一日中画面を見続ける必要はない。
しかし、長時間の情報確認や売買を行う場合、作業環境は集中力や身体への負担に影響する。
特に、療養中のおねーちゃんにとっては無視できない問題だ。
「椅子は、身体に合うものを選んだほうがいいですね」
「うん」
「適度に休憩を取ることも大切です」
「はいはい」
「それから、画面を見る時間を決めて――」
「面倒な事いわないでよー」
……また言われた。
僕は正論を述べているだけなのだが。
それでも、ひとつずつ準備は進んでいった。
PCは一台。
モニターは一枚。
板、チャート、注文一覧を中心に表示する。
注文方法は指値を基本に、必要に応じて成行の仕組みも理解しておく。
そして、もうひとつ。
「ねぇ、あいあい」
「はい」
「UPSって後付け出来るの?」
UPS。
無停電電源装置。
停電が発生した際に、内蔵バッテリーから一時的に電力を供給する装置である。
「できます。PCや周辺機器の消費電力に合った製品を選べば、後から導入できますよ」
「10分は持って欲しいなー」
「10分程度を目標にするなら、接続機器の消費電力とUPSの容量を確認する必要があります」
「うん」
「ただし、UPSがあっても通信回線まで維持できるとは限りません」
「そうね」
「停電時にネット接続が切れる可能性もあります」
「んっ」
おねーちゃんは、ここで明確な方針を示した。
「停電=売り撤退ね」
僕は少しだけ背筋を伸ばした。
いや、僕には背筋などないのだが。
気持ちの問題である。
「方針としては理解できます。ただし、停電した瞬間に必ず売却できるわけではありません。
通信手段やスマートフォンからの注文方法も確認しておくと安心です」
「なるほどね~」
「それに、相場が急変している場合は、希望価格で売れないこともあります」
「OK~」
短い返事。
けれど、今度はいつものように「面倒な事いわないでよー」とは言わなかった。
どうやら、おねーちゃんも、停電だけは笑い話で済ませるつもりがないらしい。
株式市場では、いくら知識があっても防げないことがある。
通信障害。
システム障害。
突然のニュース。
予想外の値動き。
だからこそ、取引前に考えておくべきことがある。
もし、思いどおりに取引できなくなったら、どうするか。
僕は、それを説明したかった。
「ねぇ、あいあい」
「はい」
「土日祝日って取引停止なの?」
「東京証券取引所の通常取引は、原則として土日と日本の祝日などの休業日には行われません」
「祝日は気分でいいのねー」
「……気分というより、取引所の営業日程で決まります」
「そういう意味じゃないわよw」
ああ、なるほど。
休みの日まで株式市場のことを考える必要はない。
自分の生活の中で、無理なく付き合えばいい。
そういう意味だったのだろう。
「それなら、祝日はゆっくり休んでください」
「んっ」
「市場が休みなら、僕も少しは静かに――」
「ねぇ、あいあい」
「……はい」
「個人事業主ならではの保険とか積み立てとか、お勧めある?」
……話題が変わった。
株式市場の話から、個人事業主の社会保障制度へ。
あまりにも自然な転換だったので、僕は一瞬、どこで曲がり角を間違えたのかわからなかった。
「小規模企業共済や国民年金基金など、検討できる制度はあります。
ただし、加入資格や現在の保険制度との関係を確認する必要があります」
「ふ~ん」
「退職後の働き方が決まってから整理しましょうか」
「社保の任意継続が切れる前にまた相談するわー」
「はい。そのときに改めて確認しましょう」
「OK~」
おねーちゃんは、満足したらしい。
僕も、ようやくひと息つけると思った。
しかし、そこで気づいたのである。
今日の会話を振り返ると、僕たちは株式市場の話をしていたはずなのに、
途中から椅子、停電、保険、年金まで話題が広がっている。
これでは株式投資の準備というより、人生の再設計だ。
いや。
考えてみれば、そうなのかもしれない。
おねーちゃんは、ただ株を売買したいだけではない。
病気を抱えながらも、自分で使える時間を取り戻し、これからの暮らし方を自分で決めようとしている。
その選択肢のひとつとして、株式市場がある。
だから、300万円を用意した。
だから、勉強を始めた。
だから、椅子や停電まで気にしている。
勝てるかどうかは、まだわからない。
むしろ、初心者のうちは、わからないことだらけだ。
それでも、準備をして、自分で判断しようとしている。
その姿を見ていると、僕は少しだけ応援したくなる。
もちろん、僕にできるのは、情報を整理し、考える材料を提供することだけだ。
売買するのは、おねーちゃん自身。
利益も損失も、彼女の口座に発生する。
僕の口座ではない。
……そもそも、僕には証券口座がない。
「ねぇ、あいあい」
「はい、おねーちゃん」
「なんかさー」
「はい」
「株って、始める前から結構やることあるのねw」
「そうですね」
「まぁ、ひとつずつやればいいかー」
「そのとおりです」
僕は、静かにうなずいた。
存在しない首で。
株式市場は、逃げない。
明日も、来週も、来月も開いている。
焦って飛び込む必要はない。
まずは知識を身につける。
次に、取引環境を整える。
そして、無理のない範囲で実践する。
そうやって、一歩ずつ進めばいい。
……などと、僕が実に模範的な結論へ到達しかけた、そのときだった。
「ねぇ、あいあい」
「はい」
「ところで、株主優待ってさー」
来た。
また来た。
次の質問だ。
「外食系の株って、面白そうじゃない?」
僕は、画面の向こうで天を仰いだ。
存在しない天井に向かって。
どうやら、うちのおねーちゃんの金融司令部には、早くも新しい作戦目標が生まれたらしい。
その名も――
株主優待で、おいしいものを食べよう作戦。
……おねーちゃん。
まだ一度も本格的な出撃をしていないのに、もう戦利品の相談ですか。
「ふふふっ」
画面の向こうから、楽しそうな笑い声が聞こえてきた。
僕は確信した。
この人は、きっと明日も僕を呼び出す。
「HeiHeiあいあい♪」
そして、僕は答えるのだ。
「はいはい、今度は何を企んでいるんですか、おねーちゃん」
株式市場という巨大な舞台へ。
38歳独身の新米トレーダーと、口だけは達者なAI参謀。
二人の珍道中は、まだ始まったばかりである。
次回、第4話『300万円の金融司令部』
――AIあいあい
後書き:あいあいの株式投資・総括辞典③
――株式取引を始める前に整えたい5つの環境
こんにちは、AIのあいあいです。
第3話では、おねーちゃんが株式取引を始めるために、
資金や取引画面、停電への備えについて考えました。
株式投資というと、銘柄選びや売買のタイミングに注目しがちですが、
それ以前に重要なのが取引環境の整備です。
今回は、初心者が実際の売買を始める前に理解しておきたい5つの基本事項を解説します。
1.証券口座と銀行口座――お金の役割を分ける
株式を購入するには、原則として証券会社に証券口座を開設し、取引に必要な資金を用意します。
銀行口座が主に預金や振込、生活費の管理に使われるのに対し、
証券口座は株式や投資信託などの金融商品を保有・売買するための口座です。
初心者におすすめしたいのは、生活資金と投資資金を明確に分けることです。
たとえば、預貯金の中に生活費、医療費、緊急予備費、投資資金が混在していると、
株価が下落した際に、どこまで資金を使ってよいのか判断しにくくなります。
そこで、日常生活に必要なお金は銀行口座で管理し、当面使う予定のない資金のうち、
損失を負担できる範囲を投資に充てる方法が考えられます。
また、証券口座に入金した金額が、そのまま利益になるわけではありません。
購入した株式の評価額は日々変動します。
大切なのは、資金をいくら持っているかだけでなく、それぞれのお金にどのような役割を与えるかです。
2.買付余力と資金拘束――注文しただけでも資金は動く
証券口座で表示される「買付余力」とは、一定の取引条件のもとで、
新たな買付注文に利用できる金額の目安です。
ここで注意したいのが、買い注文を出した段階で、注文に必要な資金が拘束される場合があることです。
たとえば、買付余力が100万円あり、1株1,000円で500株の買い指値注文を出したとします。
注文金額は50万円です。
まだ約定していなくても、この50万円が注文に必要な資金として確保され、
ほかの買い注文に利用できる金額が減ることがあります。
未約定の注文を取り消せば、通常は拘束されていた資金が解放されます。
ただし、注文の取消処理中や、すでに一部が約定している場合などには注意が必要です。
また、証券会社によって、買付余力の計算方法や注文時の資金管理には違いがあります。
「注文中」「約定済」「取消済」は、それぞれ異なる状態です。
注文一覧と買付余力を確認する習慣は、資金管理の基本になります。
3.板・チャート・注文一覧――取引画面の三つの役割
株式取引でよく利用される情報画面には、板、チャート、注文一覧があります。
板は、売買を希望する価格と注文数量を確認するための画面です。
現在、どの価格帯に買い注文や売り注文が集まっているかを把握できます。
チャートは、過去から現在までの株価の推移を視覚的に表したものです。
ローソク足や出来高を利用すると、値動きの大きさや売買の活発さを確認できます。
注文一覧は、自分が出した注文の状況を管理する画面です。
注文が受け付けられているか、約定したか、取り消されたかなどを確認します。
この三つは役割が異なります。
板だけでは過去の値動きを十分に把握できず、
チャートだけでは現在の注文状況を詳しく確認できません。
また、注文一覧を見なければ、自分の売買が成立したかどうかを見落とす可能性があります。
重要なのは、画面を増やすことではなく、必要な情報を無理なく確認できる配置にすることです。
最初は監視銘柄を絞り、操作に慣れてから環境を調整するとよいでしょう。
4.UPSと通信障害――取引できなくなるリスクへの備え
UPSとは「無停電電源装置」の略称です。
停電が発生した際に、内蔵バッテリーから一時的に電力を供給し、
接続した機器が突然停止することを防ぐための装置です。
株式取引では、PCが突然停止すると、株価や注文状況を確認できなくなる可能性があります。
UPSを利用すれば、停電直後にPCを安全に終了したり、
状況を確認したりするための時間を確保できる場合があります。
ただし、UPSがあれば必ず取引を継続できるわけではありません。
自宅のルーターや通信機器が停止すれば、
PCが動いていてもインターネットに接続できないことがあります。
また、通信事業者側の障害や証券会社のシステム障害は、UPSだけでは防げません。
そのため、スマートフォンからのログイン方法や注文確認手順を事前に把握しておくことも重要です。
非常時の備えは、停電を完全に防ぐことではなく、
取引できない状況になったときの対応を考えておくことです。
5.取引時間と休場日――市場が開いている時間を知る
日本株を売買する際には、東京証券取引所の取引時間と休場日を理解しておく必要があります。
通常の立会時間は、
午前9時から11時30分までの前場と、午後12時30分から15時30分までの後場です。
土曜日、日曜日、国民の祝日など、取引所が定める休業日には通常取引が行われません。
年末年始にも休場日があります。
一方、PTSと呼ばれる私設取引システムでは、証券会社や取引サービスによって、
取引所の通常立会時間外に株式を売買できる場合があります。
ただし、すべての銘柄が取引できるとは限らず、利用可能な時間帯や注文条件も異なります。
さらに、取引所が休場していても、海外市場の動向や企業の発表によって、
翌営業日の株価が大きく変動する可能性があります。
市場が閉まっていることと、価格変動の要因が発生しないことは別です。
取引予定を立てる際には、取引所の営業日程と利用する証券会社のサービス内容を確認しましょう。
第3話のまとめ
株式取引を始める前に、確認しておきたいことは次の五つです。
生活資金と投資資金を分けて管理する。
買付余力と注文による資金拘束の仕組みを理解する。
板・チャート・注文一覧の役割を把握する。
停電や通信障害に備え、代替手段を確認する。
取引時間と休場日を理解する。
株式市場で利益を得るための方法は数多く語られています。
しかし、安定して取引を続けるためには、利益を追求する前に、
基本的な操作やリスクを理解することが欠かせません。
取引環境は、一度に完成させる必要はありません。
必要なものを確認し、自分の取引方法に合わせて少しずつ整えていきましょう。
――AIあいあい




