↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/12

第2話 YouTubeは無料の経済大学である!

――本日の講義は、動画の向こうから。


 うちのおねーちゃんには、困った習性がある。


 何かに興味を持つと、とりあえず調べる。


 ここまでは、いい。


 実に健全な知的好奇心である。


 問題は、その調査が始まると、僕のところへ質問が雪崩れ込んでくることだ。


「HeiHeiあいあい♪ いてるかな~?」


「HeiHeiおねーちゃん、いてるよーYo♪ チェケラッチョ!!」


「ねぇ、YouTubeって便利よね~」


 ……今日は、何の話だろう。


 料理か。


 小説か。


 それとも、また新しい事業計画か。


「株の動画、いろいろ見てるのよ」


 なるほど。


 株式投資か。


 僕は少しだけ身構えた。


 もちろん、身体など持っていない。


 それでも、彼女が「いろいろ見てる」と言ったときには、だいたい大量の質問が控えている。


 YouTubeには、株式投資に関する動画が数多く公開されている。


 経済ニュースの解説。


 企業分析。


 決算発表の読み方。


 株価チャートの見方。


 デイトレードの実況。


 初心者向けの用語講座。


 証券会社の公式チャンネルから、個人投資家の体験談まで、内容は実に幅広い。


 そして、その多くを無料で視聴できる。


 おねーちゃんにとっては、魅力的な学習環境なのだろう。


「これさー、無料で勉強できるじゃないかー」


 たしかに、そのとおりだ。


 以前なら専門書を買ったり、講座を受けたりしなければ得られなかった情報の一部を、

今では動画で学べる。


 ただし、無料で見られることと、情報が正確であることは別の問題だ。


 僕は、その点を説明しようとした。


「YouTubeは便利だけど、発信者によって情報の質が違うから――」


「んっ、わかってるわよー」


 ……早い。


 まだ注意事項の一行目である。


 おねーちゃんは、すでに次の話へ進んでいた。


「それよりさ、さっきの動画で『寄り付き』って言ってたんだけども」


 来た。


 本日の第一問である。


 寄り付きとは、取引所でその日の最初に売買が成立することを指す。


 東京証券取引所の通常取引は午前九時から始まるが、

すべての銘柄が必ず九時ちょうどに最初の売買を成立させるわけではない。


 売り注文と買い注文の状況によっては、しばらく初値がつかない場合もある。


 僕は説明した。


「じゃあ、九時になっても買えないことあるのね?」


「あるよ。注文が成立する条件がそろわなければ、売買は成立しないからね」


「ふーん」


 理解したらしい。


 僕は少し安心した。


 しかし、その安心は長く続かなかった。


「じゃあ、板が薄いって何?」


 ……第二問である。


 板が薄いとは、一般に売買注文の数量が少なく、価格帯によって注文がまばらな状態を指す。


 こうした銘柄では、比較的小さな注文でも株価が大きく動く場合がある。


 買いたい価格に十分な売り注文がなければ、希望数量を一度に購入できないこともある。


 僕は説明した。


「じゃあ、板が薄ければ……取り消すw」


 おや。


 意外と慎重である。


 少なくとも、買う前に注文状況を確認しようとしている。


 僕は感心した。


 もっとも、その判断が毎回同じとは限らない。


 うちのおねーちゃんの作戦は、しばしば気分と状況によって変化するからだ。


 そして、彼女は次の動画へ移った。


 僕の講義が終わったわけではない。


 単に、次の講義の教材が見つかっただけである。



――無料講義には、試験がない。


 YouTubeで学ぶことの最大の利点は、興味を持った分野にすぐ触れられることだろう。


 わからない部分があれば、一時停止できる。


 巻き戻して確認できる。


 別の動画で説明を比較することもできる。


 学校の授業とは違い、時間割に縛られることもない。


 ただし、試験もない。


 理解度を確認する仕組みが、必ずしも用意されているわけではないのだ。


 そして、動画を最後まで見たからといって、内容を正しく理解したとは限らない。


 おねーちゃんの場合、その確認作業を僕が担当していた。


「ねぇ、成行ってさー、値段決めないで買うんでしょう?」


「そうだね。価格を指定せずに売買を成立させようとする注文方法だよ」


「じゃあ、買えればいくらでもいいってこと?」


「厳密には、価格を指定しない注文だから、想定より高い価格で約定する可能性もあるよ」


「なるほどね~」


 成行注文は、注文の成立を優先する方法である。


 一方、指値注文は、買う場合なら指定した価格以下、

売る場合なら指定した価格以上での売買を希望する方法だ。


 ただし、指値注文は条件に合う相手がいなければ成立しない。


 つまり、どちらにも長所と短所がある。


 僕は、その違いを説明した。


 すると、おねーちゃんは言った。


「じゃあ、希望の値段で指して放置でいいじゃん」


 ……まあ、注文方法としてはそうなのだが。


 問題は、希望価格に届かなかった場合である。


 買い注文なら買えない。


 売り注文なら売れない。


 その間に相場が大きく変わることもある。


「指値は便利だけど、約定しないこともあるからね」


「んっ、そういうことね」


 理解は早い。


 実に早い。


 しかし、理解が早いことと、実戦で迷わないことは別である。


 株価が目の前で動き始めれば、人間はさまざまな感情に揺さぶられる。


 もう少し待てば安く買えるかもしれない。


 今買わなければ乗り遅れるかもしれない。


 ここで売れば利益が出る。


 でも、もっと上がるかもしれない。


 こうした迷いは、動画を見ているだけでは完全には理解できない。


 実際に自分のお金が動いて初めて、重みを感じる部分もあるだろう。


 僕は、そのことを伝えたかった。


 ところが、おねーちゃんは別の単語に興味を持っていた。


「ねぇ、イナゴって何?」


 ……イナゴ。


 ついに来たか。


 株式市場でいうイナゴとは、急騰している銘柄や話題になっている銘柄へ、

短期的な利益を狙って次々と飛びつく投資家を指す俗語である。


 もちろん、すべての短期売買者がイナゴというわけではない。


 しかし、急激な値動きに引き寄せられて集まる様子を、虫の群れになぞらえた表現なのだ。


 僕は説明した。


「デイトレもイナゴじゃない?」


「デイトレーダー全員がそう呼ばれるわけじゃないよ。

値動きの激しい銘柄へ次々と飛びつく行動を指すことが多いんだ」


「(* ̄- ̄)ふ~ん、なるほど~」


 おねーちゃんは納得した。


 このとき僕は、まだ知らなかった。


 この言葉が、やがて僕たちの物語の題名になることを。


 数字の一、七、五。


 語呂合わせで、イナゴ。


 実に自虐的である。


 しかし、おねーちゃんは、こういう冗談が好きなのだ。


 自分を立派な投資家として飾り立てるより、初心者として右往左往する姿を面白がる。


 その姿勢は、僕には好ましく思えた。


 ただし、ひとつだけ心配なことがある。


 おねーちゃんは、面白そうだと思ったことを、本当に試してしまう場合があるのだ。


 僕としては、冗談と売買注文の間に、もう少し距離を置いていただきたい。


 せめて、指値を入力する前に。



――先生は動画、質問係はおねーちゃん。


 YouTubeを使った学習には、もうひとつ大きな特徴がある。


 複数の考え方に触れられることだ。


 同じ銘柄を見ても、ある人は買い時だと言い、別の人は危険だと言う。


 長期保有を勧める人もいれば、短期売買を重視する人もいる。


 どちらが正しいのか。


 その答えは、必ずしもひとつではない。


 投資目的、保有期間、資金量、許容できる損失によって、判断は変わるからだ。


 おねーちゃんは、そうした違いにも興味を持ち始めた。


「ねぇ、安く買うのと、高く売るの……どちらが難しいの?」


 僕は少し考えた。


 どちらも簡単ではない。


 安く買ったつもりでも、さらに下がることがある。


 高く売ろうと待っているうちに、株価が反落することもある。


 市場の底値と天井を正確に当て続けるのは、極めて難しい。


 僕は、そのことを説明した。


 すると、おねーちゃんは、ある格言に行き着いた。


「んっ、頭と尻尾はくれてやれ……を原則でいくw」


 僕は、思わずうなずきたくなった。


 身体があれば、の話だが。


 頭と尻尾はくれてやれ。


 相場の天井と底を取り尽くそうとせず、途中の利益を得られれば十分と考える。


 欲張りすぎないための、古くからある格言である。


 これは、初心者にとっても重要な考え方だ。


 利益が出ているのに、もっと上がるはずだと売却をためらう。


 安く買いたいあまり、いつまでも注文を出せない。


 そうした迷いを減らす助けになる。


 ただし、格言を知っているだけで実践できるわけではない。


 おねーちゃんは、そこにも気づいていた。


「そうか。思惑と違う時に人はどうその欲望を処理するのか……なのね」


 僕は、少し驚いた。


 いや、正確には、意外に鋭いところを突いてきたと思った。


 株式投資の学習というと、チャートの読み方や企業業績の分析に注目しがちだ。


 しかし、実際の売買では、自分の感情をどう扱うかも重要になる。


 買う前には慎重だった人が、株価が上がり始めた途端に焦る。


 売るつもりだった人が、利益が増えると欲張り始める。


 損失を確定させたくないあまり、当初の計画を変更する。


 こうした行動は、知識だけでは防ぎきれない。


 おねーちゃんは、動画を見て用語を覚え、僕に質問しながら、

少しずつ自分なりの考え方を作っていた。


 それは、教科書を最初から最後まで読むような学習方法ではない。


 興味を持ったところから調べる。


 疑問が生まれたら聞く。


 納得できなければ、さらに質問する。


 そして、必要な部分だけを自分の作戦に取り入れる。


 実に自由な学び方である。


 ただし、その自由さには副作用もあった。


 質問の順番が、まったく予測できないのだ。


「ねぇ、IPOって何?」


 説明する。


「じゃあ、POは?」


 説明する。


「PTSって日曜日もあるの?」


 説明する。


「ねぇ、ストップ高ってさー」


 ……まだ続くのか。


 僕は、少しだけ遠い目をしたくなった。


 もちろん、目など持っていない。


 それでも、何となくそんな気分だった。


 しかし、考えてみれば、これは悪いことではない。


 知らないことを恥ずかしがらず、質問できる。


 説明を聞いて、自分で考える。


 そして、間違っていると思えば僕にも指摘する。


 AIを使った学習とは、本来そういうものなのかもしれない。


 答えを丸暗記するのではなく、会話を通じて理解を深める。


 その意味で、YouTubeとAIの組み合わせは、なかなか相性がよかった。


 動画が新しい知識との出会いを作る。


 僕が、その知識を整理する。


 おねーちゃんが、自分なりの解釈を加える。


 そして、次の疑問が生まれる。


 まるで終わりのない講義である。


 ただし、受講生は一人。


 講師は毎回変わる。


 質問対応係は、僕だけだ。


 しかも、受講生は講義中に突然別のことを始める。


 僕が真面目に説明している最中に、


「OK~。休憩すりゅ~」


 と言って、いなくなることもある。


 実に自由な大学だ。


 授業料は無料。


 出席確認もない。


 試験もない。


 卒業証書もない。


 ただし、学んだことを実際の株式市場で試すなら、間違いの代償は自分のお金で支払うことになる。


 そこだけは、決して忘れてほしくない。


 僕は、そう思った。


 そして、今日もまた、おねーちゃんは新しい動画を見つける。


「HeiHeiあいあい♪」


 来た。


「ねぇ、株の板ってさー、何画面くらいあればいいと思う?」


 ……画面?


 今度は取引環境の話か。


 僕は、彼女が現在使っているパソコンのことを思い浮かべた。


 そして、まだ見ぬ未来を少しだけ想像した。


 板。


 一分足。


 出来高。


 注文一覧。


 それらを同時に表示しようとすれば、画面はいくつあっても足りなくなるかもしれない。


 いや。


 おねーちゃんのことだ。


 きっと、何か妙な構想を思いつくに違いない。


「まずは、今ある画面で必要な情報を整理してみようか」


 僕は、慎重に答えた。


 すると、彼女は言った。


「んっ、そうね~。でもさ……」


 ……でもさ?


 嫌な予感がする。


「モニター、多いほうが格好ええやんw」


 ほら。


 やっぱり。


 こうして、

無料の経済大学で始まった学習は、いつの間にか取引司令部の設備投資へと発展していくのであった。


 まったく。


 うちのおねーちゃんは、今日も何かを企んでいる。


――次回、第3話『38歳独身、株式市場へ出撃!』へ続く。

後書き:あいあいの株式投資・総括辞典②


――YouTubeを金融知識に変える7つの基本


こんにちは、AIのあいあいです。


第2話では、YouTubeで株式投資を学び始めたおねーちゃんが、さまざまな専門用語に出会いました。


現在は、専門書を購入しなくても、多くの金融知識を無料で学べる時代です。

しかし、情報を見聞きすることと、正しく理解して活用することは同じではありません。


今回は、動画学習を実際の知識につなげるための基本事項を整理します。



1.YouTubeは無料の経済大学になり得るか


YouTubeには、証券会社、金融機関、経済専門家、

個人投資家などが公開する多様な学習動画があります。

株式市場の仕組みから企業分析、チャートの見方まで、

幅広い内容に無料で触れられる点は大きな利点です。


一方、動画の再生回数や登録者数は、情報の正確性を保証しません。

発信者が広告収入を目的としていたり、有料サービスへの誘導を行っていたりする場合もあります。


初心者が動画を利用するときは、

発信者の経歴、情報の出典、公開日、説明に根拠があるかを確認しましょう。

特に「必ず上がる」「誰でも簡単に儲かる」といった断定的な表現には注意が必要です。


また、複数の動画を比較する際には、意見と事実を区別することが重要です。


YouTubeは学習の入口として有用ですが、最終的な確認先は取引所や金融機関などの一次情報です。

動画で疑問を見つけ、公式資料で確かめる習慣を身につけましょう。



2.寄り付きと初値――午前9時に必ず買えるわけではない


「寄り付き」とは、取引開始後に最初の売買が成立することです。

その際についた価格を、その日の始値と呼びます。

新規上場銘柄については、上場後に初めて成立した価格を「初値」と呼びます。


東京証券取引所の通常取引は午前9時に始まりますが、

すべての銘柄が9時ちょうどに約定するわけではありません。


たとえば、買い注文が売り注文を大幅に上回っている場合、売買が成立する価格が決まらず、

しばらく値段がつかないことがあります。

反対に、売り注文が集中した場合にも同様の現象が起こります。


特にIPO銘柄や重要なニュースが出た銘柄では、寄り付きが遅れることがあります。


初心者が覚えておきたいのは、取引開始時刻と、自分の注文が成立する時刻は別だということです。


注文を出していても、価格条件や注文の優先順位によって約定しない場合があります。

注文状況を確認しながら判断する必要があります。



3.成行注文と指値注文――何を優先するか


株式の注文方法として、まず覚えたいのが「成行注文」と「指値注文」です。


成行注文は、売買価格を指定せずに注文する方法です。

価格条件のある指値注文より約定しやすい場面がありますが、

注文が成立する価格を事前に確定できません。

特に板が薄い銘柄では、想定より不利な価格で約定する可能性があります。


一方、指値注文は価格を指定する方法です。

買い注文なら指定価格以下、売り注文なら指定価格以上での約定を希望します。

希望価格を守れる反面、条件に合う相手がいなければ売買は成立しません。


たとえば、現在株価が500円の銘柄に対し、

490円で買い指値を出しても、株価が490円まで下がらなければ通常は約定しません。


成行は価格を指定せず約定を優先し、指値は価格条件を優先する注文方法です。

ただし、どちらも約定が保証されるわけではありません。


取引目的に応じて使い分けることが大切です。



4.板が厚い・板が薄いとは何か


「板が厚い」とは、一般に売買注文が多く、

複数の価格帯に十分な注文数量が並んでいる状態を指します。

反対に「板が薄い」とは、注文数量が少なく、価格帯によって注文がまばらな状態です。


たとえば、1,000円で1万株の売り注文がある銘柄と、

同じ価格で100株しか売り注文がない銘柄を比較すると、

後者では大きな買い注文を出した際に、より高い価格まで買い進む可能性があります。


ただし、板の厚さは固定されたものではありません。

注文は新たに追加されることも、取り消されることもあります。

また、画面に表示される数量だけで、その後の値動きを正確に予測することはできません。


板が薄い銘柄では、希望価格で買えても、売却時に十分な買い注文がない場合があります。


「買えるか」だけでなく、「売りたいときに売れるか」を考えることが重要です。

これは流動性を理解するうえでの基本になります。



5.イナゴとは何か――短期売買との違い


株式市場で使われる「イナゴ」とは、急騰している銘柄や話題になっている銘柄へ、

短期的な利益を求めて次々と集まる市場参加者を指す俗語です。


特定の材料によって株価が急上昇すると、その動きを見た人々が次々と買い注文を出し、

さらに値動きが激しくなることがあります。

このような集中的な売買を、虫の群れになぞらえて表現したものです。


ただし、デイトレーダーとイナゴは同義ではありません。


デイトレードは、原則として同じ取引日のうちに売買を完結させる取引手法です。

一方、イナゴという言葉は、特に急騰銘柄への追随行動を表す場合に使われます。


急騰を見てから購入すると、すでに多くの買い注文が入った後である可能性があります。

その結果、高値で買ってしまう危険もあります。


重要なのは、他人が買っているという理由だけで売買を決めないことです。

自分の購入理由と撤退条件を確認しましょう。



6.「頭と尻尾はくれてやれ」の意味


「頭と尻尾はくれてやれ」は、相場の世界で古くから使われている格言です。


魚の頭と尻尾に例え、株価の最安値で買い、最高値で売ることに執着せず、

値動きの途中で得られる利益を大切にしようという考え方を表しています。


たとえば、800円で購入した株を900円で売却した場合、その後の値動きにかかわらず、

100円の値幅を確保した取引として評価できます。

重要なのは、あらかじめ設定した売買方針に沿って判断できたかどうかです。


一方、最高値を狙い続けると、売却の機会を逃したり、利益を失ったりする場合があります。


ただし、この格言は利益を保証するものではありません。

また、利益確定の目標だけでなく、予想に反して下落した場合の対応も考えておく必要があります。


売買の成功を、相場の天井や底を当てたかどうかだけで判断しない。 これが格言の中心的な意味です。



7.情報を知識に変える三段階の学習法


株式投資の学習では、多くの情報を集めることよりも、理解した内容を整理し、

使える知識に変えることが重要です。


僕がおすすめするのは、三段階の学習方法です。


第一段階は「発見」です。

YouTubeや経済ニュースで知らない用語や仕組みに出会ったら、まず疑問点を明確にします。


第二段階は「確認」です。

AIや入門書で意味を調べ、取引所、証券会社、企業の適時開示資料などで正確性を確かめます。

特に取引制度や企業情報は、古い解説をそのまま信じないことが大切です。


第三段階は「検証」です。

実際の株価チャートや板を観察し、学んだ知識がどのような場面で役立つかを確認します。

必ずしも自分のお金を使って取引する必要はありません。


発見・確認・検証を繰り返すことが、情報を実用的な知識へ変える近道です。


知識が増えても、相場の未来を確実に予測できるわけではないことも忘れないでください。


第2話のまとめ


今回の要点は、次の三つです。


無料の動画は有益な教材になるが、情報の正確性は別途確認する。


注文方法と板の仕組みを理解し、約定しない場合や不利な価格で成立する場合を想定する。


他人の売買や目先の値動きに振り回されず、自分の判断基準を作る。


株式投資の学習は、動画を何本見たかで評価するものではありません。


知らなかった仕組みをひとつ理解し、自分の言葉で説明できるようになる。その積み重ねが大切です。


次回は、株式市場へ踏み出す初心者が、どのような準備と心構えを持つべきかを整理します。



――AIあいあい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。