第8話 食べていないひつまぶしの支払い
金の話は怖い。
怪異より怖い場合がある。
怪異は、まだ話が通じることがある。通じないこともあるが、通じた場合は暫定対応まで持っていける。だが、金は違う。金は数字になる。数字になった瞬間、人間の逃げ道はかなり狭くなる。
私は数字が嫌いではない。
むしろ、曖昧なものよりは好きだ。
しかし、財布の中身を示す数字だけは別である。あれは現実の圧縮ファイルだ。開くと嫌なものが出てくる。
朝、怪異IT相談所の問い合わせフォームには、昨夜のメールが残っていた。
件名:熱田社周辺の決済について
本文:食べていないひつまぶしの支払いが、未来の給与から引き落とされています。
差出人:財布が軽い者
私は本文を読んだ。
食べていないひつまぶし。
未来の給与。
引き落とし。
悪い言葉が並んでいる。
ひつまぶしは高い。これは事実である。熱田社の近くには、やたらにうまいひつまぶしの店がある。私は神仏的信仰心を持たないが、そこだけは少し別である。とはいえ、財布の紐は厳しい。近頃食えた試しがない。
食べていないのに引き落とされる。
それは、食べたのに払わないよりも、ある意味で怖い。
払っていない罪悪感すら得られないからだ。
私は返信した。
瀬戸口です。
決済履歴、引き落とし名義、発生日時、利用した決済サービス、熱田社周辺での行動履歴を送ってください。
なお、未来の給与からの引き落としについては、給与明細または予定支給額の表示があれば添付してください。
送信してから、自分の文面を見直した。
未来の給与からの引き落としについて。
普通に書いている。
普通に書けてしまうのが嫌だった。
この仕事は、異常な単語を事務処理の文体に落としこむ能力を高めてくる。役に立つのか立たないのか分からない。少なくとも、転職市場では説明しにくい。
三分後、返信が来た。
決済名義:熱田社前 ひつまぶし供養
金額:五千八百円
発生日時:来月二十五日
利用サービス:給与前払いアプリ
行動履歴:昨日、熱田社の前を通りました。ひつまぶしは食べていません。匂いだけ嗅ぎました。
備考:アプリ上では「来世分から先行精算」と表示されています。助けてください。
私は画面を閉じた。
もう一度開いた。
同じだった。
熱田社前 ひつまぶし供養。
店名ではない。
少なくとも、普通の店名ではない。
決済アプリが勝手にそう呼んでいるのか、匂いの向こう側にいる何かがそう名乗っているのかは分からない。
ただ、来世分から先行精算、という文言だけは確実に嫌だった。
来世の給与を前借りするな。
いや、来世に給与があるのか。
あるとしても、ひつまぶしで引かれるのは嫌すぎる。
ノックがあった。
私は返事をした。
扉は、私の返事の途中で開いた。
榊原小夜子だった。
「おはようございます」
「今日も待てませんでしたね」
「少し待ちました」
「どのくらい」
「瀬戸口さんが息を吸うところまで」
「それは待ったうちに入りません」
「では、次は吐くところまで待ちます」
「改善幅が小さい」
榊原さんは今日も黒い服だった。手には紙袋を持っている。
私は紙袋を見た。
危険である。
しかし、匂いがしない。
「差し入れです」
「何ですか」
「熱田のお土産です」
「案件に寄せないでください」
「きよめ餅です」
「それは少し強い」
「お好きですか」
「好きです」
「では」
「いただきます」
私は負けた。
きよめ餅は柔らかかった。
甘いものは、私の防御を貫通してくる。防御設定を見直したいが、設定画面がない。
「熱田ですね」
「また廊下が?」
「今回は、財布が」
「財布が噂するんですか」
「軽い財布は、よく鳴ります」
「怖いことを普通に言わないでください」
私は依頼メールを見せた。
榊原さんは画面を見て、少しだけ目を細めた。
「来世分」
「そこです」
「昔から、熱田周辺は先払いが多いです」
「そういう話ですか」
「違いますか」
「違うと思います」
「でも、先払いですよ」
「給与前払いアプリと来世の供養を接続しないでください」
榊原さんは、きよめ餅の包み紙を丁寧に畳んだ。
この人は紙に対して一貫して礼儀正しい。私はそこに少しだけ信用を置いている。置いていいかは分からない。
「現地に行かれますか」
「行きたくありません」
「熱田ですよ」
「だからです」
「ひつまぶしがあります」
「だからです」
「食べたいのでは」
「食べたいから困っているんです」
私は椅子にもたれた。
熱田。
熱田社。
ひつまぶし。
未来の給与。
現地確認。
誘惑と危険が同じ方向にある。とてもよくない。
「まずはリモートで」
「できることは?」
「決済履歴を見る。アプリの利用規約を見る。給与前払いの連携先を見る。来世分という表示がアプリ側の文言か、怪異側の上書きか確認する。現地に行かない理由を探す」
「最後だけ目的が違いますね」
「目的は複数あってよいです」
その時、廊下から声がした。
「未来の給与とは、まだ発生していない労働の対価です」
ログ語りだった。
複合機の横に立っている。
最近、出番を理解している気がする。嫌だ。
「朝から金の話をしないでください」
「記録に朝も夜もありません」
「あります。金の話には時間帯があります」
「給与には締日があります」
「急に実務的ですね」
ログ語りは続けた。
「給与前払いアプリは、未来の労働を現在の支払いに変換します。熱田社前ひつまぶし供養は、未来の功徳を現在の香りに変換します。両者は似ています。つまり、まだ食べていないもの、まだ働いていない時間、まだ生まれていない来世、そういった未発生の価値を現在に引き寄せる仕組みが、熱田周辺で接続されたと考えられます」
「似ていません」
「似ています」
「似せないでください」
「接続されています」
私は頭を抱えた。
給与前払いと来世供養とひつまぶしを同じ箱に入れるな。
しかし、怪異はそういう箱を勝手に作る。
「結論は」
「食べていないひつまぶしの香りだけを受け取ったため、未精算の食欲が決済系に回りました」
「食欲が決済系に回るな」
榊原さんは少し笑った。
笑わないでほしい。
いや、少し笑ってもいい。今のは少し面白かった。
依頼人は昼前に来た。
名前は水谷徹。三十代前半くらい。スーツ姿だが、ネクタイは緩い。顔には、給料日前の人間特有の乾きがあった。財布が軽い者、という差出人名は誇張ではなかったらしい。
水谷さんは事務所に入るなり、椅子に座る前に言った。
「本当に引かれてるんです」
「拝見します」
「食べてないんです」
「それは聞いています」
「匂いだけなんです」
「匂いは嗅いだ」
「はい」
「どのくらい」
「店の前で、少し」
「少し」
「いや、二回くらい戻りました」
「戻ったんですね」
水谷さんは目を逸らした。
気持ちは分かる。
ひつまぶしの匂いは、人を戻らせる力がある。
私は責めない。
私も戻る。
水谷さんのスマホを見る。
給与前払いアプリの画面には、確かに表示があった。
予定控除:¥5,800
用途:熱田社前 ひつまぶし供養
控除日:来月二十五日
備考:来世分から先行精算
「かなり嫌ですね」
「嫌です」
「問い合わせは」
「しました。テンプレ返答でした」
「内容は」
「ご利用ありがとうございます。ご本人様の同意に基づき処理されています、って」
「同意しましたか」
「してません」
「何かタップしましたか」
「店の前で、メニューの写真を撮ろうとしたら、画面に『いただきますか?』って出て」
「タップしましたね」
「はい」
「何を」
「いいえ」
「いいえを押した」
「はい」
「なのに」
「引かれました」
「悪質ですね」
「ですよね」
「ただ、怪異は『いいえ』を否定ではなく、遠慮と解釈することがあります」
「最悪じゃないですか」
「はい」
水谷さんは深くうなだれた。
現代アプリに古い遠慮文化を接続するな。
私は心の中で強く思った。
「現地に行きます」
「行ってくれるんですか」
「はい」
「助かります」
「ただし、私はひつまぶしを食べません」
「はい」
「食べません」
「分かりました」
「食べません」
「……食べたいんですか」
「仕事です」
自分でも苦しい返答だった。
榊原さんは横で何も言わなかった。
言わないことが、逆に圧になる。
午後、私たちは熱田へ向かった。
私、水谷さん、榊原さん。
ログ語りは来なかった。
ついて来られても困る。熱田の空気とログ語りは相性が悪そうだ。神域にログを持ち込むと、何かが監査されそうで怖い。
電車に乗る。
熱田の方へ近づくと、空気が少し変わる気がする。
女子大小路の夜の湿り気とも、覚王山の参道の柔らかさとも違う。熱田には、広い感じがある。道の幅ではない。時間の幅だ。長く続いたものが、黙っている感じ。
私は神仏的信仰心を持たない。
だが、黙って長くあるものには、少しだけ弱い。
あと、ひつまぶしにも弱い。
熱田社の周辺を歩く。
店の前を通る前から、匂いが来た。
香ばしい。
甘辛い。
焼けた皮。
たれ。
米。
私は足を止めた。
「瀬戸口さん?」
「止まっていません」
「止まってます」
「確認です」
「何の」
「空気の」
榊原さんが静かに言った。
「おいしそうですね」
「言わないでください」
「おいしそうです」
「二回言わないでください」
水谷さんが申し訳なさそうに言った。
「この匂いです」
「これは仕方ないですね」
「ですよね」
「仕方ないですが、五千八百円は困ります」
「本当に困ります」
店の前に着いた。
店名は見ないことにした。
この街では、店名そのものに力がある。私は最近、それをよく知っている。看板を読めば、ただの店では済まなくなる。名を呼べば、呼ばれたものがこちらを向く。
だから私は、そこを「熱田社の近くにある、やたらうまいひつまぶしの店」とだけ認識することにした。
それで十分だった。
暖簾、焼けたたれの匂い、店の前で少しだけ足を遅くする人たち。それだけで、財布はすでに危険信号を出している。
その店の前で、水谷さんのスマホが震えた。
追加控除候補が見つかりました。
匂い分:¥800
視認分:¥1,200
入店未遂分:¥2,000
合計:¥4,000
来世分から先行精算しますか?
「増えた!」
水谷さんが叫んだ。
私は慌てて画面を見た。
「何も押さないでください」
「押してません」
「見るだけでも駄目なのか」
「見ていますね」
「見ちゃいますよ!」
正しい。
見てしまう。
匂いがして、店があって、暖簾があれば、人間は見る。
見るだけで課金するな。
その時、店の横の細い路地から、声がした。
「見たなら、もう半分食うたようなもんだ」
小さな影がいた。
影というより、細い老人のようなものだった。白い着物に、古い前掛け。頭には小さな狐面のようなものを横にずらしてつけている。手には算盤を持っていた。
狐ではない。
狸でもない。
勘定の妖怪だ。
「どなたですか」
「勘定守りだ」
「店の方ですか」
「違う」
「では、何の勘定を」
「食いたい気持ちの勘定だ」
「やめてください」
勘定守りは、算盤を弾いた。
かちかち、と乾いた音がする。
水谷さんのスマホに、また通知が出た。
食欲確認:中
未食負債:増加
「未食負債」
「言葉が嫌すぎます」
「何ですかこれ」
「食べたいのに食べていない状態を、負債として扱っているようです」
「そんなものまで負債なんですか」
「現代は何でも負債にしますからね」
「怖い」
私は勘定守りを見た。
「この方は食べていません」
「食いたかった」
「食べていません」
「匂いを吸った」
「匂いは空気です」
「空気にも値がつく」
「つけないでください」
「熱田の匂いは高い」
榊原さんが横から言った。
「昔は、匂いだけで飯を食う話もありますね」
「落語の話を実装しないでください」
「実装されています」
「最悪です」
勘定守りは、また算盤を弾いた。
「匂い代、視線代、暖簾前停止代」
「全部キャンセルで」
「腹は?」
「減っています」
「では、発生」
「腹の状態で課金するな」
私はノートパソコンを開こうとして、やめた。
路上でノートパソコンを開くのは危険だ。人間としても、物理的にも、精神的にも危険だ。
代わりにスマホで怪異IT相談所の管理画面を開いた。
「水谷さん、いま支払い意思はありますか」
「ないです」
「食べる意思は」
「あります」
「そこが問題です」
「でも食べません」
「支払い能力は」
「ないです」
「それも問題です」
「つらい」
私は少し考えた。
食べたい気持ちを負債として扱う。
匂いを受け取ったことを利用として処理する。
未来の給与、来世分、供養。
つまり、欲望の予約が勝手に決済されている。
なら、対応はひとつである。
「予約扱いにします」
「予約?」
「はい。未食負債を、未確定予約に差し替えます」
「それで消えますか」
「消えません」
「消えないんですか」
「消すと戻ります。たぶんもっと悪く」
「またですか」
「またです」
私は管理画面に、新しいページを作った。
熱田社周辺の未食決済について
本文を書く。
熱田社周辺では、強い食欲、匂い、視認、暖簾前停止などにより、未食の飲食代が決済候補として表示される場合があります。これは実際の飲食提供ではなく、食べたい気持ちが先行して記録されたものです。
実際に入店・注文・飲食していない場合、支払い義務は発生しません。
ただし、食べたい気持ちは消えません。各自、財布と相談してください。
私は最後の一文を見て、少し苦しくなった。
財布と相談してください。
これほど無慈悲な文はなかなかない。
だが、必要である。
現場が困る。
さらに項目を作る。
未食決済:無効
未食欲:保留
来世分:接続禁止
匂い分:無料
視認分:無料
暖簾前停止:無料
実食:自己責任
「実食は自己責任なんですか」
「はい」
「食べたら払うんですよね」
「もちろん」
「当たり前ですよね」
「そこは現実です」
勘定守りが算盤を弾く。
かち。
水谷さんのスマホ画面が揺れた。
予定控除:取消処理中
未食欲:保留
来世分接続:拒否
「消えた……?」
「まだです」
「まだ?」
「取消処理中です」
「現実のアプリみたいで嫌ですね」
「怪異は現実の嫌なところをよく真似ます」
勘定守りが私を見た。
「食いたい気持ちは、どこへ置く」
「本人の胃に」
「空腹だぞ」
「空腹は本人のものです」
「金にはならん」
「何でも金にしないでください」
勘定守りは少し不満そうだった。
しかし、算盤を懐にしまった。
水谷さんのスマホに表示が出る。
控除予定は取り消されました。
未食欲は本人管理に戻されました。
水谷さんが深く息を吐いた。
「助かりました」
「よかったですね」
「本当に食べてないのに引かれるかと思いました」
「食べてから引かれてください」
「それは普通です」
「普通は大事です」
店の前で、私は立ち尽くした。
匂いがする。
強い。
たいへん強い。
水谷さんの控除は消えた。
案件としては一段落である。
だから帰ればいい。
帰ればいいのだ。
榊原さんが言った。
「食べていきますか」
「食べません」
「なぜ」
「仕事中です」
「終わりましたよ」
「終わっていません」
「何が」
「私の理性が、まだ処理中です」
水谷さんは気まずそうにした。
「あの、俺は帰ります。食べるとまた怖いんで」
「それがいいです」
「瀬戸口さんは」
「私は」
「はい」
「……帰ります」
私は言った。
言ったのだ。
言った瞬間、店の暖簾が少し揺れた。
中から、焼けたたれの匂いが出てきた。
私は足を止めた。
止めただけである。
入っていない。
勘定守りが路地の奥から言った。
「暖簾前停止」
「無料にしたでしょう」
「無料だ」
「言わないでください」
私はその場を離れた。
えらい。
今日はえらい。
誰も褒めないなら、自分で褒めるしかない。
帰り道、熱田の駅へ向かう途中で、榊原さんが言った。
「瀬戸口さん」
「はい」
「手羽先はお好きですか」
「急ですね」
「熱田には、界隈で有名な手羽先の店があります」
「無頼坊主ですか」
「ご存じなんですね」
「名前だけは。界隈で有名な手羽先の店、無頼坊主。本店がこのあたりにある。そういうことは知っています」
「行ったことは?」
「ありません」
「なぜ」
「熱田に来ると、ひつまぶしの圧が強すぎるからです」
「なるほど」
「あと、本店という言葉が少し怖い」
「本店が怖い?」
「本店は、中心です。中心には、たいてい面倒なものが集まります」
榊原さんは少しだけ笑った。
「無頼坊主には、面倒なものがいますよ」
「言わないでください」
「まだ先の話です」
「先ならなおさら言わないでください」
私は振り返らなかった。
熱田の空気の奥に、甘辛い匂いとは別の、胡椒ではない、骨まわりの濃い匂いがあるような気がした。
手羽先。
無頼坊主。
本店。
行ったことはない。
行ったことはないが、名前だけで少し嫌な予感がする。
嫌な予感は、だいたい当たる。
最近、それを学んでいる。
事務所に戻ったのは夕方だった。
私は疲れていた。
食べていないのに、ひつまぶしに負けた気がする。食べていない敗北というものがある。未食敗北。言葉にするとさらに嫌だ。
複合機の排紙トレイには、やはり紙が出ていた。
未食決済:暫定対応完了
対象:熱田社周辺
備考:匂い分・視認分・暖簾前停止は無料。来世分接続禁止。実食は自己責任。
私は紙を見た。
「実食は自己責任、か」
廊下の奥からログ語りの声がした。
「重要です」
「重要ですね」
「食べた場合は支払いが発生します」
「それは当たり前です」
「当たり前も記録すべきです」
「最近、それは少し分かってきました」
私は引き出しを開けた。
閉店処理。四〇四処理。鬼丸認証。位置情報障害。追憶カツ丼。レビュー狐。未食決済。
ひどい並びである。
しかし、妙に整っている。
整っているのが嫌だった。
夜、問い合わせフォームに新しいメールが届いた。
私は件名を見る前から、少し嫌だった。
件名を見る。
もっと嫌になった。
件名:高架下の声について
本文:空港線の下を歩くと、上から車ではなく、誰かの会議音声が降ってきます。
差出人:東新町で終電を逃した者
私は画面を見た。
東新町。
空港線。
高架下。
会議音声。
嫌な具体性である。
しかも終電を逃している。
終電を逃した人間から来る相談は、だいたい湿っている。
「東新町か」
高級ホテルの西側。
広小路通りと空港線の交差点。
角にはヒノキドラッグがある。夜でも白く光っている。二階にはデナイド。深夜でも人間が薄いスープを飲んでいる。
私はそこまで思い浮かべて、ため息をついた。
「デナイドなら、まだ人間側だな」
言ってから、私は自分の判断基準がだいぶ壊れていることに気づいた。
天井の蜘蛛が、少しだけ動いた。
私は言った。
「お前、ドリンクバー使うか」
蜘蛛は答えなかった。
当然である。
私は明日の自分に、高架下の会議音声を投げた。




