0.3話 競技勇者
ナレーション スピカ
「さあ、今から勇者始まります」
競技会場のステージ上にミッケ。
ステージ脇にジョン。
ステージは魔法により物語が再現されていく。
ナレーション スピカ
「タイトル、猫神勇者は捨て矛盾、修羅を脱ぎ捨て最強追放。7匹のおネコ様と下僕の俺は討伐の為、魔王に向かい逃げる~ 子猫勇者 逃走無双 キャットウォーク」
オーケストラの演奏が始まり魔法により映像が浮かび上がる。
ナレーション スピカ
「あらすじ、16歳のミッケはやりたいからやる!やりたいことから逃げたくても逃げられない!怖くて仕方ないが助けるという欲に抗えない!
これは勇者になりたくなかったミッケが7匹の猫と共に魔王から逃げながら討伐する歴史の物語である。
ミッケは普段からナヨナヨしすぐにドキドキしてしまうような臆病な小心者で心優しすぎる幼いおなごの様な体躯でこの時代では即淘汰されるような存在。
猫の瞳は、光の強さに応じてその形を劇的に変化しその特性を利用する能力。
勇者という名の猫様の「下僕」
ミッケは敵味方の区別なく弔う。
戦いで軍が総崩れ、ミッケの部隊は戦場にポツンと取り残された。
後ろ、すでに敵に包囲され、逃げ場がない。
横、山やぬかるみがあり、追いつかれたら全滅確定。
前: 敵の本陣があるが、そこを突き抜ければ…。
ミッケの人望により数人の兵が足止めのためにその場に残り、戦い、倒れるまで敵を防ぎ、全滅したらまた次の数人が……。
ミッケを逃がし魔王本陣の前を正面突破(敵中突破)した。
ミッケは皆と同じ道を選んだが皆がその道ではない道しか譲らなかった。
皆の忠義やそれぞれの思いを飲み込み決意し、より身軽になるように防御力を捨てた。
ミッケは、もはやそうするしか道がなかった…。
ねこがケモノ道を目線ブラさず疾走するように走り続けその歴史を走り抜けた。
後ろに逃げれば確実に全滅。なら、一番薄そうな敵陣の隙間を突き抜けて、反対側へ脱出しながら討つ!
全滅覚悟の敵中突破
「逃げている」はずが、いつの間にか魔王軍を翻弄し、本陣を壊滅させ魔王を討伐する。
ミッケは正面突破敵中突破している最中もドキドキが止まらず、敵の攻撃を紙一重避けれた時に「ゾクゾク」してしまい逃げたいはずなのに「ソレ」からは逃げられない。
逃げるネズミを追跡ししなやかに狩るネコそのものに見えたという。
後に捨て矛盾と呼ばれる。
常にナヨナヨしパニック状態で逃げ惑う「情けない勇者」のはずが、やっていることは結果的無双!猫のようにしなやかに戦い狩る!
その子猫のような外見と体躯からは想像できないライオンのようなフィジカルで逃げながら獲物を狩るように討伐し続けた。
あの捨て矛盾が彼女を変え逃げることも捨てることもできなくなった。
逃走無双
仲間の遺志を飲み込んで、逃げることを捨てた…。
彼女は別名子猫勇者の異名も持つ。
史上最も情けなく、史上最も凄惨で、史上最も美しい逃走劇と語り継がれている。
吾輩は異世界転生し長く長く長すぎる時間を生き続け、どこにでも行け何でもできる、透明猫である。
さて、今回はこのミッケ達を見るとするか。
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続く
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