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現代日本プレッパーズ~北海道各地に現れたダンジョンを利用して終末に備えろ~  作者: 256進法
第三部:駆け抜けろ 燃え尽きたろか シンデレラ

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138/156

ヴァーディクト・デイ(前編)

俺は!!!

愛してるんだ!!!お前達戦友を!!!


鑑賞用BGM (日高町沖上空から):https://www.youtube.com/watch?v=Wp3t9Nwjr_8

鑑賞用BGM(エレナ vs ヘイリー):https://www.youtube.com/watch?v=pB8xsFy0Xd4&list=PLyO5z3QADUoaR6FQpU-YQQSWe8LLfkWex&index=2

鑑賞用BGM (モスクワ):https://www.youtube.com/watch?v=ulTrIup5VO4&list=RDulTrIup5VO4&start_radio=1



~北海道~

~日高町沖上空~


【《ハハハハハハ!!》】

【《随分と楽しませてくれるじゃあないか、戦友ッ!!》】


《(楽しむだと……!?)》

《(こっちは攻撃をいなすので精一杯だ……!)》


【ケストレル】の黒い装甲が橙色の粒子で輝き、同時にヤストレブのテンションも最高潮に達して行く。


【《さてはシケた顔をしているな!?戦友!!》】

【《もっと楽しもうじゃぁないか!!》】

【《なァ!!!》】


《(異常者め……!!)》

《(この男は、殺し合いを心から楽しんでいる……!!)》


オレンジ色のエネルギーブレードが、【スレイプニルランサー】のエネルギーランスと衝突する。


【《イイぞッ!!戦友ッ!!》】

【《お前の魂の鼓動をひしひしと感じるぞッ!!》】

【《来いッ!!もっと来いッ!!もっと、もっとだァ~!!!》】


《(此方は魂ごと削られて行きそうだがな……!!)》


ブレードとランスが何度もぶつかり合い、ヤストレブは歓喜しながら絶叫する。


【《ハハハハハハハッハハッハァ~~ッハッハァー!!!》】

【《あの筋肉男の溢れるパワーとも、クレイエルの身を焼かれる様な圧倒感とも違う!!!》】

【《押しても押しても押し切れない、この巧さ!!!そして読み!!!》】

【《これはまた堪らないな!!!》】


【スレイプニルランサー】は【ケストレル】に蹴りを入れ、吹き飛ばした。


【《そうだッ!!手加減などするな!!戦友ッ!!》】

【《互いに本気で戦ってこその【友】》!!》】

【《即ち【戦友】!!》】


なんて無茶苦茶な定義だ。

【ケストレル】の腕が変形し、巨大なハンドレールガンを青い機体へ向ける。


【《【ケストレル】!【72HR-PYTHON】!三段階連動起動!!》】


黒いレールガンにエネルギーが収束し始め、ヤストレブは動き回りながら【スレイプニルランサー】へ狙いを定める。


【《ハハハハハハァー!!》】

【《俺の!!愛を!!》】

【《受け止めてくれッ!!戦友ッッッーーー!!!】


轟音と共に放たれた電磁エネルギー弾が、青い機体へ迫る。


《残念だが、私が受け取るのは弟の愛のみだ!!!》


ヨハンは機体を急降下させ、寸での所で弾を躱した。

地上に向かった弾は雲を吹き飛ばし、港へと着弾する。


《……!!》


弾は港とその周辺の全てを消滅させて行く。


【《見たか!!戦友!!!》】

【《俺の愛の大きさを!!!》】


《──ああ、見たとも》

《お前の隙を》


【スレイプニルランサー】はブラックメタル色の機体に向かって、上から【重粒子ブラスター】を突き付けた。


《お前は無駄が多すぎる》

《そういう相手は私に取ってカモでしか無い》


青い重粒子が、黒い機体を地上に向かって吹き飛ばす。


【《ぬおぁっ!?!》】


流石は史上最強のお兄ちゃんだぜ!!

黒い機体は脱出しようと藻掻くが、ヨハンの【ミーミル・アイ】はその藻掻きすらをも見逃さなかった。


【今までの行いを悔い改めてから、黄泉へ行け】

【【スレイプニルランサー】第三段階起動!】

【《スレイプニルアロー》!!!】


青い機体は【ケストレル】に向かってエネルギースピアを投げる。

スピアは青い光に輝きながら、黒い機体を貫き地面へ引っ張って行く。


【《最高だ……実に気持ちが良いぞ……!!!》】

【《今回()完膚なきまでの敗北だ……!!!》】


【お前なんかに、その機体は倒せない。私には判る。死ぬのはお前だ】


【(そうだ!!絶賛敗北中なんだ……!!戦友!!)】


【だがお前は、恐ろしい奴だ。いずれ何もかもを焼き尽くす、真っ黒に】


【(今焼かれているのは俺だぞ!!戦友!!)】


【この機体に乗って来たのは、かつて赤い悪魔さえも懼れさせた連中だ】

【どいつもこいつも途轍もないバカだったが、お前は飛び抜けている】

【戦いの事しか頭に無い……だが……】


【(あ、あっち(・・・)へ行きそうだぞ戦……)】


【戦いそのものこそが、人間の可能性なのかもしれん】

【これまで以上に闘争へ魂を浸せ、ヤストレブ】


黒い機体が暖色の粒子で輝いて行く。

出血多量で閉じかけていたヤストレブの橙色の瞳が、急速に力を取り戻し始める。


【【ケストレル】4段階起動!!!】

機械化された記憶マシナライズ・メモリー!!!】


黒い機体は高速でスピンを始め、粒子を振り払った。

機体の損傷と同時に、ヤストレブの傷も急速に治癒して行く。


【《さぁ……第2ラウンドと行こうかァ!!》】


【《……!!?》】

【《バカな……!!損傷が……!!》】


ヤストレブは空全体に聞こえるかのような声で、絶叫する。


【《俺は!!!》】

【《愛してるんだぁぁ!!お前達戦友をォァァ!!》】

【《ア"ハハハハハハァ!!!》】


【《──!?》】

【《なんだこれは……!》】


【ケストレル】は突如、凄まじい速度で不規則な移動を始める。

ヨハンは黒い機体の動きを見極めようとする。


【(──ダメだ!!)】

【(【ミーミル・アイ】でも動きの予測が出来ない……!!)】


【《ア"ハャハハハハハハァァ!!》】

【《ア"ーッハッハッハッハッハ!!》】


ヨハンの頬に汗が伝う。


【(敵の様子が明らかにおかしい……!)】


【《そこぉだァ!!!》】


突如黒い機体が背後から斬り掛かり、ヨハンは咄嗟に防いだ。


【(明らかにこちらの隙を……!)】


【《まだまだ行くぞッ!!!ハハハハハハハァ!!》】


予測不可能な全方位からの突撃に、ヨハンは防戦一方になり、【スレイプニルランサー】は損傷を重ねて行く。

その時、【スレイプニルランサー】のコクピットへ通信が入って来る。


【──これは……レナか!】


《……繋がった!!》

《ブラコン公爵!これから電子戦でヤストレブの動きを妨害するわ!!》


【……正直助かったぞ!】

【敵を仕留めた筈が、更に強くなって復活して来たからな……!】


【ケストレル】の動きが鈍くなり、自由が利かなくなってフラ付き始める。


【《これはクレイエルの部下……あの少女だな!!!》】

【《やるじゃァないか!!!》】


《……操作妨害プログラムが効いてる!!》

《今の内よ!!公爵!!》


【──了解!!】

【【スレイプニルランサー】……【重粒子ブラスター】三段階連動起動!!】

【《ヴォータン・ストライク》!!】


スレイプニルランサーの【重粒子ブラスター】に、巨大な光が集まり始める。

集まる青い光を前に、ヤストレブは歓喜の絶叫を上げる。


【《俺を更に強くしてくれるのか!!戦友達!!!》】

【《ア"ーッハッハッハッハッハ!!》】

【《感謝のカウンターハックだァ!!》】


《──ッ!?》


レナは腕の痛みに顔を歪めた。

彼女は逆に【ディープ・ダイブ】が侵蝕され始めているのを感じ取る。


《こ、の……!!》


【……無理をするな、レナ】

【お前にはまだ先がある】


《で……もっ……!!》


【この敵は終わりなき戦いそのものだ】

【私の()が言っている……】

【命を捨てでも、ここでその戦いを終わらせろ、と……】

【……召使い扱いして済まなかったな】


レナは痛みに堪えながらも叫ぶ。


《そんなのもうどうでもいい!!》

《それよりアンタが死んだら、バカ王子やイチカお姉ちゃん達はどうなるのよ!!》


【……私が居なくとも、ゲオルグ達ならなんとかやって行けるだろう】

【さぁ、接続を切れ】


《(私はなんて……無力なの……!!)》


【レナ】


レナは歯を食い縛り、首を横に振って怒鳴る。


《イヤだ!!私は誰も死なせないって誓ったの!!》

《【【ディープ・ダイブ】お願い!!!】》

《【アイテム化してもいい!!残りの寿命が少なくなっても良い!!】》

《【力を貸して!!!】》


《(相変わらずだね、レナは)》

《(私は何時だって貴女の為に力を貸してあげるんだから)》

《(──《セカンダリ・インパクト》!!)》


地球全体を結ぶ情報ネットワークに、新たな生命の誕生を告げる超新星爆発が起き始めた。



~ミッドウェー諸島上空~

~巨大輸送機内~


『──させるかよ!!』


ヘイリーはワープして光線を躱し、エレナを側面から取り押さえに掛かる。


【気安く私に触らないで!!】


エレナの膝蹴りが彼の鳩尾に命中する。

しかし彼は痛みを堪え、そのまま組み伏せようとする。


【エレナ、私の助けが必要?】


マルファは核弾頭に腰掛け、苦しそうな彼女を見て微笑んだ。


【──必要ない……!!】

【一度切ったタンカは戻さないわ!!】


エレナは長い両足をヘイリーの脇へ差し、身体の向きを180度回転させる。

ヘイリーは仰向けに倒され、腕がエレナの太ももに締め付けられた。


【……やった!!決まった!!】

【そうよ!!何千回と練習したもの!!】

【魂が擦り減る程練習した技に、才能もへったくれも無いわ!!】


『こ、この技は……!?』


【知らなくて良いわ!!】

【これからアンタは腕を折られるだけなんだから!!】


『……だが、それはどうかな』


彼はワープして腕十字をすり抜け、後ろからエレナの首を抱え、銃をこめかみに突き付けた。


『……降伏しろ!』


【誰がアンタみたいな貧乏芸人に!!】


エレナはヘイリーの腕を掴み、転がりながら彼を投げ飛ばす。

彼女は落としたバルディッシュを拾い、倒れたヘイリーへ殴り掛かる。


『──危ねぇ!!』


ヘイリーは転がり、跳び起きて銃を構える。

マルファは彼に向かって拍手する。


【良い兵士ね、貴方】

【動きで判るわ……それにとても賢い……】


『……兵士……だった』

『今はタダの手品師だ。1人の女を養って行くと決めただけのな』

『それに俺はハイスクール卒のブルーカラーだ』

『そんな事より……』


【この娘、思っていたより強いって思った?】

【不器用で頭は悪いけれど、努力は人の何倍もするのよ】

【得てしてそういう人間の方が長生きするわ】


『……俺はエレナの正反対で、大した苦労も努力もしていない……』

『だから早死にする……そう言いたいのか?』


マルファは核弾頭の一つを凍らせながら言う。


【……まさか】

【惜しいと思ったのよ】

【貴方は自分で自分に限界を設けているから】

【本当に手品だけをやる積りなのなら、こんな危険な依頼(・・)をそもそも受けないのではなくて?】


『……分かってやがったのか』


【レーカの成長ぶりが、ある意味で嬉しくなって来ているの】

【私の意図と目的を即座に読み取り、それを挫く為の人材を直ぐに送り込んで来た……】

【イーチカは私とタイプが違うけれど、レーカは私と似ているから】

【気を付けなさい。油断すると魂まで焼かれるわよ、あのシンデレラには……】


『大丈夫だ』

『俺にはリヴァが居る。世界最強の剣士がな』

『それに俺はレイカを信頼している。仕事相手として』


【そう……】


マルファはエレナの手を取り、掌をヘイリーへ見せる。

そこには血豆だらけになった、華奢で白い掌があった。


【私はこの娘の努力を信用しているわ】

【アメリカ人。止められるモノなら止めてみなさい】


ヘイリーはハンドガンを投げ捨て、軍隊格闘の構えを取った。


『来いよ、エレナ』

『俺の故郷(アメリカ)に核を落とせる度胸があるならな』


【……ズイブンと調子に乗ってるわね】

【島の一つや二つ、私に捧げられて然るべきよ】

【そして……】


エレナは床を踏み鳴らす。

音と共に、彼女の足から髪先までが極光で輝き出した。


【私の美しさにひれ伏しなさい、下僕】

【《極光乙女レギンレイヴ》】

【私を極限まで輝かせて】


薄暗い格納庫が、一気に光輝くステージへと変貌して行った。



~モスクワ~

~クレムリン宮殿~

~地下執務室~


禿げた老年の男がモニタを見つめる。

そこには発射されて行く核ミサイルが映っていた。


『……一線を見誤ったな、マルファ』

『私情を捨てるべき時に捨てられなかった、その末路は分からぬお前ではない筈だが……』


スーツを着た色白の女が手を挙げる。

男は底冷えするかのような鋭い目を彼女へ向けた。


『発言の許可を、大統領閣下』


『……許可する』


女はある種、人懐こい笑顔を男に向けながら言う。

だが、その顔には痛ましい傷が幾筋も刻まれていた。


『この核攻撃は防がれる事を前提にして行われた、と考えております』

『本命は……新型の超大型輸送機に積まれている水爆です』


『……そう考える理由は?』


先生(ウチーチェリ)ならそう考える、と思ったからです』


大統領はグラスを傾け、一気に(あお)った。


『……私に銃を向けているのも、か?』

『ナスターシャ()少佐』


『閣下には私の為に暫く動いて貰います』

『私はどうしても先生を超えたい』

『その想いが、地獄の縁から私を蘇らせました』


『……やってみるが良い』

『ロシアの大地が生み出した最高の超人、その最期までしかと見届けてやる』


『ありがとうございます。ラーチン大統領閣下』

『差し当ってはヤストレブ大尉を使わせて貰いますね』


ラーチンはモニタを消し、軽く笑った。


『……良いだろう』

『だが、果たして奴が使いこなせるか……?』

『奴を使うという事は、その狂気にいずれ殺されるのと同義だ』


『ふふ……ご心配なく』

『私は【超人】ですから』


ナスターシャの赤い瞳が鈍く、そして神々しく輝いた。



~???~


「……【ケストレル】のコンセプトはシンプル過ぎたかな」

「それにしても、こんなに早くも第4段階を引き出せるなんて……」

「注目の成長株だねぇ!」


謎の美女()が、立体映像の前で虹色がかった瞳を輝かせる。


「■■■■■■も無事覚醒したようだし……【レギンレイヴ】もやっとその気になってくれた……」

「予想より展開がイイ!とてもイイ!!」

「頑張ってくれている【探索者(プレイヤー)】のみんなに感謝しないと!」

「だから……」


美女は茶髪を振り回しながら回転し、両手を広げて投影映像を無数に出現させる。


【そろそろ《クエスト》を出さない、とね】

【アポカリュプシス……キミは世界を敵に回してでも、その偽女神を護れるかな……?】

【名付けて『ドキドキ☆アスタルト討伐RTA』!】

【報酬は特Aダンジョンアイテム2つと災害回避カード5枚!これで行こう!】


どんだけアスタルトが嫌いなんだよこの謎の美女ちゃんは。

謎の美女ちゃんは地球の立体映像を出現させ、陸地を指でなぞっていく。


【ふっふふ~ん♪】

【じゃあイナゴ(・・・)も行こうか】


彼女の指は、穀倉地帯である中国大陸南部を指差していた。




サブタイの意味は『評決の日』という意味です。

AC6が出るまでの10年間、ACVDでひたすら対戦だけをやっていたレイヴン達には、ある種の敬意を表したい。


次々回、アメリカ内部で状況が動きます。

こんな時にこそゴートゥーNYだ。

コイツ等イカレてんのか……?


ニューヨーク州にもダンジョンはあるので、レイやん達はそこへ潜る事になる。

高っちゃんがタイムズスクエアで騒ぎを起こします。

いや、まず検査を通過出来るのか……?


閑話休題。


正直、【あの男】も遂にマルファの暴走を看過出来なくなりつつある。

ようやく彼女の存在が自分の身、果ては国家すらをも危うくする、とハッキリ認識し始めた。

当然と言えば当然のお話なんだ。寧ろ今までが厚遇過ぎた。

なので、ヤストレブとベリンスキーへ、連邦大統領閣下とその裏に居る死人から直接命令が下るかと。


命令内容は恐らく『マルファの抹殺』です。

正直、今のヤストレブなら力量的にやれてしまう気がする。

後で判るけども、コイツの【ケストレル】にはある特性がある。


どうしてこんなにも早く復活出来たのか、の疑問も解消出来るかと。

今は作中で一番負け星が多いですが、まだ生きていて更に強くなって来ている。

今のヤストレブは、確実にクレイエルに迫る強さに成長している。


あと何戦か強敵と戦えば、戦闘面ではクレイエルをも超えると思う。

そして、【ディープ・ダイブ】の電子戦も、根性と気合いで跳ね返せるレベルに達し始めてる。

コイツと戦えているヨハンお兄ちゃんや、あっさりあしらったヘイリーは本当に凄いんだよ。


ベリンスキーと違って、戦友はマルファ達に対する仲間意識がかなり薄い……

というか、戦うメリットと必要さえあれば親とでも戦うと思う。


戦う友と書いて【戦友】なんだ、戦わないのなら友でも何でも無い。

本物の狂人だ。純粋に高みを目指し、強敵と戦う事にしか興味が無い。

人の痛みも分からないし、自分の痛みも分からない。

自分の身体を破壊していても気付かない程に戦えてしまう、これこそが本当の英雄だと思う。


レイやんが言っていた『人間のフリをしている』のはある種コイツかもしれない。

しかも、そんな奴が一番先に第4段階へ到達してしまいました。

単に強い敵と戦い続けるだけで、スキル解禁と実績解除が出来ていくタイプなんだ。

ゲームだったら使用率一番高そうなんだよなぁ。


設計側もこういうの入れたがる気がする。高っちゃんも同じタイプの設計かな。

スキル解禁条件が一番大変なのがマルファ、スキル数が一番多いのがイチカって感じ。

パッシブが強いのがジュビアで、スキル効果エグいのがラロシェルで、解禁コスト一番高いのがヴェルミーナです。

スキルをある程度まで成長させると無双するのは、ベルナルドって感じ。

スキルコンプすると手が付けられなくなるのが、アーデルハイドかなぁ。


意外にも思われるかもしれませんが、ヤストレブは正直ラスボス候補トップです。

成長に限界が全く見えない。青天井だ。

初めて出てきた時は戦闘ロボット系最弱でしたが、今なら【ベリアルナインドライ】とも張り合えると思う。

彼がマルファ達に勝利してしまうと、終末(カタストロフ)がグッと早まります。

強敵を求め続けた果て、そこには何も残ってなどいない。灰さえも。


ただ、マルファお母さん将軍が、ヤストレブによる粛清を予想していないワケもない。

しかし、予想は出来ていても、同志達と正面から戦うのは心が持ちそうにないかな……

彼女自身の行いが招いた事ではあるけども。

粛清に遭遇するのはACっぽい展開だ。死んだ筈の人間が生きているのも。

しかも相手は高っちゃん以上のメンタル最強格だ。メンタルが不安定な彼女では分が悪すぎる。


アメリカでクーデターが起きるのと同時くらいに、ロシアでは反乱へ突入しそう。

もしそうなるとアーデルハイド達も本国へ引き返すので、上杉ちゃんを止める力を持った存在は、一時的に北海道ではベルナルド達ぐらいしか居なくなる。

多分北海道どころか、西太平洋地域で止められる存在自体も居なくなる。

愛しのレイカ殿を除いて。


権力と軍事力の空白が生じてしまう。

上杉ちゃんのカリスマに平良の部下達が惹かれて、寝返る可能性もある。

クソマズい事になって来た。征夷上杉大将軍ちゃん爆誕だよ。

彼女は本当に運が良い。周りにとっては最悪だけど。


というワケで、北海道の命運は四十万の肩に伸し掛かった状態になりました。

ストレスでまたギター叩き壊しそう。

でもイチカに逢えて、恋の歌を弾き鳴らすかもしれない。

君の為にいちごタルトを焼いてたさぁ~ん。


ここまでお読み下さりありがとうございました。


「面白かった」「戦友ヤバすぎる」「マジでなんだコイツ……」

「お兄ちゃん頑張れ!」「お兄ちゃんカッコイイ!」

「戦いそのものこそが、人間の可能性なのかもしれん」

「第四段階ヤストレブ怖い……」「カウンターハックも出来るとかどうすんだコレ」

「愛してるんだ!!お前達戦友を!!!」「待て!レナもとんでも無い事になって来てる!」

「エレナの努力家な面は好き」「ヘイリーは安定してるなぁ」「レイやんへの評価高いなぁ」

「不器用な愛情だなぁ」「女王の風格が僅かに出て来た」

「【あの男】……!?」「生きとったんかワレ!」「超人ナスターシャに期待」

「謎の美女ちゃんはさぁ、ゲームの難易度上げて行くタイプの運営なん??」


と、どれか1つでも思って頂けたら、ブクマ・評価・感想頂けると励みになります。



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