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現代日本プレッパーズ~北海道各地に現れたダンジョンを利用して終末に備えろ~  作者: 256進法
第三部:駆け抜けろ 燃え尽きたろか シンデレラ

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131/158

昏き凍土の暗黒女帝(前編)

お帰りなさい。イーチカ。

家に帰りましょう?


鑑賞用BGM①(新ひだか町):https://www.youtube.com/watch?v=FlDjVrnq9uc

鑑賞用BGM②(イチカハウスから):https://www.youtube.com/watch?v=OhIOArWdD8c


~沖縄~

~石垣市・市街地~


【待って下さい!!】

【まだ戦は終わってませんよ!!】


上杉は空を飛ぶツィイーを追い掛けて行く。

ツィイーは炎を吐きながら嗤う。


【ふはははっ~!!】

【リオきゅんの件は残念だが、目的は達した!!】

【さらばだ!イカレサムライ!】

【お前なんかとは二度と会うものかー!】


まぁ、二度とは会いたくない気持ちは分かる。

巨大な青龍が、構えを取る白虎の上空を通り過ぎて行く。


【タン!基隆へ撤退するぞ!!】

【私の部下はどれだけ救出出来た!?】


タンは、おかりんの攻撃を弾き返して言う。


『4割!!』

『この相手、この状況にしちゃあ上等過ぎる数字だ!!』


【結局殿を務めるのはお前か!】

【そんなお人好しじゃ、黒社会で長生き出来ないぞ!!】


『アホドラゴン!俺はこれで良いんだよ!!』

『俺は何時かカタギになって、儲けまくって、そして……』


【そして?】


『デカいパイオツの嫁さんに、美味い手料理をしこたま食わせて貰う!!』

『それが夢だ!!』


既にその夢を叶えている男は存在する。

世界は広くて残酷だ。


「やああぁぁぁっ!!」


おかりんが奇声に近い雄叫びを上げながら、よそ見をしたタオに斬り掛かる。


『スキを突いた積もりか?』

『甘々だ!』

『【白虎袍】第二段階起動!!《白虎八卦掌》!!』


彼は斬り掛かりを円を描くように躱しながら回転し、刀の柄を叩いて弾き飛ばした。


「あっ──」


『少し教育をくれてやるよ、人斬りのガキ』

『【白虎袍】第二段階連続起動』

【《白虎天王拳》】


刀の無くなったおかりんに対し、連続で拳が放たれる。

一撃目は鳩尾。息が出来なくなる。

二撃目は左の脇腹。苦痛で顔を歪める。

三撃目は肋骨の下。胃の中を全て吐き出した。


『いよっし!』

『足止め兼教育完了!!』


タオはツィイーの部下達を拾い上げ、何処かへと跳んで行く。

おかりんは倒れながら腹を抱え、逃げるタオを睨む。


「うぅっ……!ふぅーっ……!うぅ……!」


身体を痙攣させ、歯を食い縛りながら涎を垂らすおかりんの姿は、この日の最高視聴者数を獲得した。



~北海道~

~ススキノ~

~書店地下・エリシェバのオフィス~


エリシェバはスマホで動画を見ながら言う。


「逃げられたな……」

「今回は相手が完全に上手だった」

「【五龍幇】は中国人黒社会の頂点に居る連中だ」

「夜逃げなど手慣れたものだろう」


葵はオレンジジュースを飲みながら言う。


「さっきから気になるんですけど、その【五龍幇】って……?」


「香港と上海を拠点とする、世界最大規模のチャイニーズマフィア……」

「構成員はホームレスから政府高官までと様々だ」

「そして、その情報力とネットワークは世界随一だ」


「ほぇ~……」


「勿論この日本にも大量に入り込んでいたが……」

「幹部達が攻撃を受けて撤退させられた以上、向こうも本腰を入れてくるだろう」

「だが、それは【コンキスタ・カルテル】やアメリカ人達との衝突も意味する……」


ミレイアは牛乳の入ったコップを、不安そうに握り込む。


「……」


「……お前の不安も理解出来る。ミレイア」

「だが、ベルトランという男が居る限りは戦争にはならないだろう」


「──!!」

「ベルトラン様を知っているのですか!?」


「……昔、少し……」

「アルゼンチンでの作戦中に助けられた事が……」

「いや、忘れて欲しい」


葵はニヤつきながらエリシェバへ言う。


「深くは聞かないけど……それ多分、他の女にも似たような事してると思うよ」


エリシェバの目線が固まる。

レイカの札束を数える手がピタリと止まる。

ミレイアの頬に汗が伝う。


「まさか、お二人とも……」


「惚れとらんから」

「惚れてないからな」


「わァ……」


葵は肩を竦める。


「人に散々言っておいてこれだからね」

「葵ちゃん、イヤになっちゃうよー」

「男慣れしてるのは私だけか~~」


レイカとエリシェバはスッと立ち上がる。


「……やるで」


「……分かった」


「アレ?二人共どした……」


葵に二人のクロスボンバーが決まり、彼女の身体は宙を舞った。



~北海道~

~新ひだか町~

~車内~


「(レナです)」

「(ベ、ベビー用品に圧し潰されて喋れない……!)」


ゲオルグは隣のフェルゼンへ言う。


『い、幾ら何でも買い過ぎじゃねーのか……』


フェルゼンの色違いの瞳が光る。


『甘いですわ!!教育は幼少期こそ重要!!』

『0歳から6歳までの時期、この時期に親が子供に対し、どれだけの事を心身両面でしてあげられるか……』

『それこそが子供の未来を左右するのですわ!!』


『お、おう……』


『実際、人間の神経回路は0歳から6歳までに9割が作られますわ!』

『子供の為には、1秒たりとも無駄には出来ませんのよ!!』

『その為には今からの準備が超・重・要!なのです!ご理解頂けましたかしら!?ゲオルグ様!!』


『わ、わかったから(震え声)』


ヨハンはボブから貰った干し芋を齧る。


『……フェルゼンの言う事は至極正しい』

『流石に教育学を学んでいただけの事はある』


『元は体育教師を目指していたのですわ❤️』

『ああ、懐かしの大学生活……今思い出しても楽しい思い出ばかりですわ……』


レナはベビー用品の山から脱け出し、思い出へ浸るフェルゼンへドイツ語で言う。


『そんなに楽しい場所なの?大学って……』


『身も蓋もない事を言いますと、自分次第ですわ』

『それに……所属する場所を間違えると酷い目に遭う確率もまた高し、ですわ』

『私はそれも経験だと思っていますけれど』


『ふーん……』


レナは、ダイエットコーラを飲むイチカの方を見て言う。


「イチカお姉ちゃんはさ……」

「大学時代って楽しかったの?」


「……大学の外は楽しかったかも」

「色々やったけど、大学での友達は一人も居なかったし……」


「……まさか、聞いちゃいけない事聞いてる?私……」


「いや、良いよ」

「もう、その辺りは割り切れてる」

「それに今は……違うから」


「……そっか」


イチカとレナは穏やかに笑顔を躱した。

突然ブレーキが踏まれ、レナは座席シートに顔をぶつけた。


「わぶっ!?」


「鹿が通りましたので」


「こ、この~~!」

「絶対ワザと!ワザとだって!」


アイカの意地悪そうな笑みに、レナは抗議した。

クリチカはスコープを持ち、ルーフから外を覗く。


『あっ!』

『凄い!もう壁の建設が始まってる!』

『でも人が居ないわ。今日は工事が休みなの?』


イチカはレナから借りたタブレットで、工程表を確認する。


『……いや、今日は浄水設備の工事と防壁の建設工事があるハズ……』


『……おかしいですわね』


アイカは、アクセルに足を置きながら言う。


『……嫌な予感がしますよ、これは』

『あのロシアンババァの気配がします』


『『『……!』』』


レナの眼は一瞬で殺気に満ち、サブマシンガンを取り出してコッキングレバーを引いた。

しかし、彼女はイチカに制止された。


「……私だけが行けば、マルファは武器を抜かない」

「恐らく、だけど……」


「でも……!」


「大丈夫だよ、レナ」

「なんとか交渉して退いて貰うから」

「アイカ」


イチカはアイカの肩に手を置いた。


「……分かってますよ、イチカさん」

「でも本当に危なくなったら、助けに行きますから」


「ありがとう、アイカ……」


彼女はアイカの頭を自分の頬に寄せ、撫でた。


「(──イチカさん……)」


そして彼女はアイカから頭を離すと、ゲオルグの手を握った。


『私はゲオルグに死んで欲しくない』

『だから、ここは一人で行かせて欲しい』


『……その言葉の意味、分かってて言ってるんだよな』


『うん』


『俺が死ぬ程お前を行かせたく無い、ってのも分かってるよな』


『うん』


ゲオルグはイチカの手を強く握り締める。


『あのババァが変な気を起こしたら、俺は即殴り込む』

『良いな、クリスティナ』


『ありがとう、ゲオルグ』

『あなたのお陰で少しだけど、女の幸せを味わえた』


『……!』


そしてイチカはフェルゼンに言う。


『ゲオルグを、お願い』


『──分かりましたわ!!』


フェルゼンは強く頷き、拳で胸を叩いた。

そしてイチカはゲオルグの優しく解き、車を降りていく。


『ロシアに連れて行かれるぞ、イチカ』

『そして、あの魔女はお前を二度と逃がすまい』


ヨハンが車にもたれ掛かり、腕を組みながら彼女へ言った。


『その時は──』

『助けてくれますか?お義兄さん』


『……(ズル)い女だ』

『そう言われると、私が断れないのを知っている』


イチカは笑顔でヨハンに手を振りながら、自分の家に向かっていく。

クリチカとレナは車から降り、後ろの車に居た少女達と何事か話し始めた。


『イチカさんが止めてもやる気ですね……あのドローンガキ達は』

『多分ですけど、今回のババァは遊ぶ気ゼロですよ』

『止めて来ます』


『止める?』

『さっきからお前の眼、殺意満々じゃねぇか』


『そういうお前こそ殺気がうるさいですよ』


『ハ!』

『バレてたか!』


ゲオルグはアイカと凶猛な笑みを交わす。

フェルゼンはニコニコしながら指を鳴らす。


『皆様、お気持ちは一つですわね❤️』


ヨハンはサングラスを外して言う。


『救出ルートの確保は私に任せろ』

『私の【ミーミル・アイ】ならイチカまで確実に辿り着ける』


『流石はお義兄様』

『敵の足止めは私がやりますわ』


『で、俺とワン公が……ルートを邪魔する敵の排除と救出か』


そこへ、準備を終えたレナ達が来て言う。


『なんだ……』

『そっちも準備万端じゃん』


ゲオルグは車から身を乗り出して言う。


『大人をナメんじゃねーよ、レナ』

『クリスティナの救出は俺達がやる』

『お前達は援護してくれれりゃ、それで良い』


『……なんか癪だけど、それが一番合理的で筋が通ってるかもね』

『多分それが一番救出確率高そうだし』


『そうやって割り切れる所は、俺とは違うなー』

『お前、起業してみたらどうだ?』

『案外イイ線行くかもだぜ』


レナはドローンに爆弾を括り付け始める。


『……ドローン製造かIT系の会社なら起こせるかも』

『でも、まずは学校を楽しみたいかな』

『てか……そういうアンタはどうなの?』


『俺か?』

『やる事やり切ったら、もうヴァルハラしかねぇよ』


『え……』


『ハハハ!』

『冗談だ、冗談!』


ゲオルグはレナの肩を軽く叩き、車を降りて水を飲み始めた。


『(絶対アレ冗談じゃないでしょ……)』


彼は【M99カリュドーンライフル】の調整を始めたアイカへ言う。


『……マジで頼むぞ、ワン公』


『……おめーに言われなくても、分かってるですよ』


アイカはスコープでイチカハウスの方向を覗く。


『(相手はロシア軍の精鋭狙撃兵部隊……)』

『(こっちのタネはまだ割れてないのが勝機です)』

『(相手のタネも分からないですが)』


彼女の狭まった視界には、敷地へ入っていくイチカの後ろ姿が映っていた。



~イチカフォートレスシティ(仮)~

~イチカハウス~


「……家に帰るのがツラいのなんて、何時ぶりだろう……」


イチカは俯いたまま、風除室のドアに手を掛ける。


「(でも、行かなきゃ)」

「(行かないと、踏み出さないと何も変わらない……)」

「(それを私は学んで来たんだ……!)」


彼女は二つ目のドア(※)を開け、玄関に入ったその時だった。


『ただいま!おねぇちゃん!』

『お仕事どうだった!?』


「え……」


白髪の少女が、ぬいぐるみ片手にイチカを歓迎した。


『はやく上がって!』

『おかーさんが料理を作って待ってるよ!』


「だ、誰……」


そこへ暖色系のスカートを履いたマルファがやって来た。

彼女はエプロンの紐を結び直し、イチカへ言う。


『さ、早く手を洗って来なさい。イーチカ』

『今日は腕によりを掛けて作ったから』


「な、何これ……」

「こ、これは……」


ショックで固まるイチカの袖を白髪の少女が引く。


『冷めちゃうよ!料理!』


彼女は身体に力が入らず、少女の為すがままに洗面台まで引っ張られて行く。


『名前は……』


『もう!忘れたの?おねえちゃん……』

『わたしのなまえはジーカだって、何度も言ったじゃない……』


イチカは混乱状態のまま手を洗い、食堂へ入っていく。


「(この子はマルファの子供……?)」

「(いや、似ていない……どういう……)」


『さぁ、イーチカ』

『今日はあなたの大好きなカツカレーとボルシチよ』


彼女は笑顔で食卓の用意をするマルファへ言う。


『これは一体どういう事なの?マルファ……』

『今回はそういうコスプレと設定なの……?』


『親を呼び捨てするなんて教育、私はした覚えはありませんよ』

『ね、レオニード』


『は、はい』


そこには軍服を着たヴァヴィロフが、全身が硬直したように食卓の椅子に座っていた。


『ヴァヴィロフ……』

『これはどういう……』


『わ、私は兄のレオニード……』

『(お、恐ろしくて……私には事実を答えられない……!)』


『……!』


イチカは様子を見ながら、椅子を引きだして座る。

マルファも椅子に座り、イチカへ言う。


『で、今日の仕事はどうだったの?』

『順調だった?』


『……それは一応……』


『そう、良かった!』

『じゃあこの画像の男について教えてくれる?』


マルファは笑顔のまま、スマホで中継映像をイチカへ見せた。

そこには白髪碧眼の若い男が映っていた。


『(ゲオルグ……!!)』


()がどんな男と付き合ってるか、気になるじゃない』

として』


『ゲオルグとはその……』


『その?』


『正式にではないけど、夫婦になったというか……』


天井や壁の隙間から闇が這いだして来る。

イチカは額から落ちて来る汗にも構わず、言葉を続ける。


『で、でも遊ぶお金とか、やりたい事に全部お金を出してくれて……』


『私が『良い』、って言った覚えはないわ……イーチカ』

『それにこの男、既に婚約者が居るでしょ?』


『それは、そうだけど……』


『イーチカ』

『貴女は騙されているわ、この軽薄な男に』

『お母さん、そういうのは許せない質だから』


『そこまで大切に思っていてくれて、何故こんな……』


ジーカはカレーを楽しそうに頬張る。

しかし、ヴァヴィロフは硬直しながら目を左右に動かすのみだった。


『貴女が何よりも大切だからよ、イーチカ』

『だからここから引っ越す事にしたわ』


『ま、まさか……』


『そう、モスクワへね』

『あっ……サンクトペテルブルクやリャザンの方が良かった?』

『あら、お母さんったらうっかり!』


イチカは少し震えながらも、ニコニコするマルファを見据えて言う。


『私は……ここを離れない』

『ここに終末を生き残れる程の要塞都市を造る、って決めたから』


『イーチカ』


『ゲオルグとも別れない……』

『だって、彼に生まれる子供を会わせたいから』


『イ、イーチカ』


『……本当にごめん』

『私……ロシアには行け……』


マルファの身体が素早い蛇の様に唸り、イチカの背後に回り込んで彼女の口を塞いだ。

彼女の黄金色の瞳からは大粒の涙が溢れ始めていた。


【それ以上を言ったらダメよ、イーチカ】

【お母さん……心が壊れて、貴女に暴力を振るっちゃうから……】

【レオニード】


『ハ、ハッ……!』


ヴァヴィロフは垂直に起立し、敬礼した。


【イーチカを誑かす悪党共を皆殺しにしなさい】

【それと全部隊に攻撃命令を】


彼は最後の良心で抗弁する。


『い、意見具申致します!!』


【なに?レオニード……】


『す、既に目標は確保致しました!』

『大規模な戦闘を引き起こす必要は無いかと……!』

『よって、このまま撤退……』


【しないわ】

【何故そう考えるの?】


ヴァヴィロフはなおも食い下がる。


『こ、【降下機甲猟兵大隊】との戦いを考えると……』

『ここで無用な犠牲を出すのは……』


彼の脇腹に右のミドルが食い込み、壁を突き抜けて吹き飛ばされた。


【あのナチごっこをしている幼稚園児共なんて、何時でも始末出来る……】

【それよりも……あの恥知らずな王子や薄汚れた狂犬が生きている限り、イーチカは悪影響を受け続けるわ】

【連中の方が遙かに喫緊の課題なの】

【この程度の事が分からないとは思わなかったわ、レオニード】


『(ま、マズい……!!)』

『(こ、このままだと核を……!!)』

『(も、最早プレイも何も無くなる……!)』


マルファはうずくまるヴァヴィロフを尻目に、食器棚から無線機を取り出した。

涙に濡れた黄金色の瞳が、戦場の狂った輝きを帯びていく。


【イーチカは私のものよ】

【誰にも渡さないわ】

【攻撃開始】


魔女の奏でる戦場の轟音が、新ひだか町の空に響き始めた。



※ 北海道の家屋では一般的に、玄関に風除室があります。その後に玄関のドアが続きます。


ド級にヤバいぜ、この状況。

上杉ちゃんが見せつけて来た狂気を、マルファお姉さんが更に上回って行った。

流石に年季が違うぜ。


遂に来てしまったというか……

妊娠したイチカを前にして、お姉さんの心が完全に壊れ始めてしまった。

してなかったら、ギリギリ演技で踏み留まっていた気もする。

ジーカとのシーンと言い、もう完全におかしいんだけども。


あのヴァヴィロフが、かつてない程まともに見えて来た。

ヤツですらまともに言葉を発せない程、今回の空気はキツかった。

一番近くでマルファを観て来たからこそ、彼は言葉が出なかった。


で、ここからがバカ王子の正念場です。

フェルゼンとヨハンが居るとはいえ、相手は最強クラスの魔女とその仲間達です。

無傷では済まないし、本人達もそのつもりはないでしょう。


レナとクリチカは本気でお姉さんを殺しに行く積もりです。

当然といえば当然だけど、余りにも無謀だ。

今回のお姉さんは過去最恐ですので。


これはお姉さんとの総力戦でもあります。

彼女は本気で一線を超えてくるので、お楽しみに。

核?

使いますよ。


そして石垣島の方ですが、視聴者達が闇すぎ。

皆可愛いおかりんの勇姿を見たくはありますが、同時に無様に這いつくばるおかりんも見たい。

おかりんが敵を斬って活躍するより、腹パン喰らって震えてる方が需要があるみたいです。

その実態を知らないのは彼女だけです。怖い業界だ。


エリシェバはレイカと息が合ってるなー。

葵とミレイアを混ぜると、上手く4人組としてハマってくれました。

ベルトランは基本的に罪な男ですが、その爽やかな笑顔に全てを流されます。

競争相手多すぎるから、ジュビアの態度はある意味では最もだと考えてる。


今回の後書きはこれで終わりよ。

さ、家に帰りましょう?


「面白かった」「次も期待している」「アホドラゴン強すぎ」「カンフーかっけぇ」

「良い夢だ、感動的だな」「視聴者達が怖い」「おかりん……」「マフィアと政府が完全に混ざってるのか」

「わァ……」「クロスボンバー!」「お、おう……」「わ、わかったから(震え声)」

「鹿が通りましたので」「ふみふみやるやん」「イチカ、ある程度覚悟してるなこれは……」

「ヨハンお兄ちゃんほんと好き」「ゲオルグとアイカのやり取り好き」「フェルゼンが頼もしすぎる」

「レナ達が殺る気満々で草」「このパーティー好きだ」

「ホラー始まった」「な、何これ……」「ジーカは本気そうなのがまた」「わ、私は兄のレオニード……」

「ロシアンダークマザー来たな……」「ゲオルグ達の位置がもう割れてるのか、これ!?」

「既に心が壊れてるでしょ、この人……」「ヴァヴィロフ、勇気あるよお前……」

「今回のコスプレはレベルが違った」「せ、戦争じゃ……」


と、どれか1つでも思って頂けたら、ブクマ・評価・感想頂けると励みになります。

宜しくお願い致します。



《鑑賞用BGM②の歌詞&訳》


Понарошку забываю

(ふりをして忘れる)

Вновь живу и улыбаюсь

(再び生き、微笑む)

Не твоя вина

(君のせいじゃない)

А мой урок

(私の教訓だ)

Белая луна

(白い月)

В руке листок

(手に葉っぱ)

Мысли запишу

(考えを書き留める)

В эти стихи

(この詩に)

Это моя жизнь

(これが私の人生)

Горе с любви

(愛の悲しみ)

Медленно кусая обнимает меня ночь

(ゆっくりと噛みつきながら、夜が私を抱きしめる)

Даже не старайся, моим мыслям не помочь

(努力しても無駄だ、私の考えは助けられない)

В небеса смотрю там где лишь яркие огни

(空を見上げる、そこには明るい光だけ)

Помоги

(助けて)

Опускаю руки и теряю себя

(手を下ろし、自分を見失う)

Пережить все муки

(すべての苦しみを乗り越える)

Ведь такова цена

(だってそれが代償なんだから)

Опускаю руки и теряю себя

(手を下ろして自分を見失う)

Пережим вэту боль

(この痛みを押さえつける)

Начинаю ценить

(大切にするようになる)

Прижимаю любовь поближе

(愛をもっと近くに抱きしめる)

В омут я с головой

(渦の中に頭から飛び込む)

Я хочу быть с тобой

(君と一緒にいたい)

И витать в облаках повыше

(そして雲の上を高く舞い上がる)

Медленно кусая обнимает меня ночь

(ゆっくりと噛みつきながら、夜が私を抱きしめる)

Даже не старайся, моим мыслям не помочь

(努力しても無駄だ、私の考えは助けられない)

В небеса смотрю там где лишь яркие огни

(空を見上げる、そこには明るい光だけがある)

Помоги

(助けて)

Опускаю руки и теряю себя

(手を下ろし、自分を見失う)

Пережить все муки

(すべての苦しみを乗り越える)

Ведь такова цена

(それが代償だから)

Опускаю руки и теряю себя

(手を下ろし、自分を見失う)


完全に自分を見失いつつある、今のマルファお姉さんに相応しい歌詞だと思って、採用しました。

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