表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。
この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

現在連載中!!

アンビリーバーズ

作者:鈴女亜生
1998年1月28日のことだった。

とあるデパートの一角に悲鳴が響き渡った。
その悲鳴を合図に、人々の視線が向かった先では、一人の男が子供を抱きかかえ、手に持ったナイフを突きつけていた。

男の名前は浮世一平。
近くにいた小学生、新谷瑞樹を人質に取って、迫る人々から逃れようとしていた。

その浮世に近づこうとしている人物が二人いた。
一人は後にノーライフキングと名乗る男で、もう一人はアンタッチャブルと名乗る少女だ。

二人は浮世に声をかけながら、慎重に近づいていた。

この時、周囲を囲う野次馬の多くは浮世のナイフから滴る血を目撃していた。
新谷に怪我をない様子を見るに、そこに至るまでに何者かを傷つけてきたのだろう。

一歩でも間違えれば、新谷も傷つけられるかもしれない。
その緊張感の中で、ノーライフキングは説得を重ねた。

「分かった。君の願いを聞こう」

そして、ノーライフキングがそう言った瞬間、浮世は目に見えて警戒を解いた。

その瞬間、アンタッチャブルが浮世との距離を詰めて、一気に手を振るったかと思えば、浮世の握っていたナイフが宙を舞った。

見れば、アンタッチャブルの腕は刃物のように変化し、浮世のナイフを薙ぎ払ったらしかった。

その変化に人々が驚いている中、アンタッチャブルは更に腕を振るい、浮世の手足を吹き飛ばしてから、その場に浮世を拘束した。
その隙にノーライフキングが新谷を保護し、人々は目の前で起きた凄惨な光景に絶句する。

こうして事件自体は収束するが、この事件は様々な批判を生むことになった。

しかし、それらの声も政府による一つの発表と、それに関連する類似の事件が発生したことから、次第に収束を迎えることになる。

その時の発表というのが〝怪人〟という人ならざる存在と、それを倒すために生まれた〝超人〟という一種の超能力者の存在だった。

やがて、浮世一平の起こしたこの事件は〝最初の怪人事件〟と呼ばれるようになる。

あれから25年が経過した2023年の2月の末。
現在、超人も、怪人も、世間の常識となっている。

※「ノベルアップ+」に投稿している同名作品と同じ内容です。
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
1-1.犬と犬と猫
2023/04/01 21:00
1-2.THE メイド
2023/04/02 21:00
1-3.恐怖さん
2023/04/04 21:00
1-4.超人と怪人
2023/04/06 21:00
1-5.怪人組合
2023/04/08 21:00
1-6.クロノス
2023/04/09 21:00
1-7.500000ペリカ
2023/04/11 21:00
1-8.家庭訪問
2023/04/13 21:00
1-9.小柴絵子
2023/04/15 21:00
1-10.パペッティア
2023/04/16 21:00
1-11.犬と犬と猫の腕
2023/04/18 21:00
1-12.帯電少女
2023/04/20 21:00
1-13.怪人と超人
2023/04/22 21:00
1-14.怪人一年生
2023/04/23 21:00
1-15.怪人上級生
2023/04/25 21:00
1-16.ローストダック
2023/04/27 21:00
1-17.怪人のお仕事
2023/04/29 21:00
1-18.澄森真央
2023/04/30 21:00
1-20.ヤマノススメ
2023/05/04 21:00
1-21.ここ掘れワンワン
2023/05/06 21:00
1-22.闖入者
2023/05/07 21:00
1-23.ファーストキス
2023/05/09 21:00
1-24.ファーストコンタクト
2023/05/11 21:00
1-25.ファーストデス
2023/05/13 21:00
1-26.リローデッド
2023/05/14 21:00
1-27.ラストチャンス
2023/05/16 21:00
1-28.ファイナルアンサー
2023/05/18 21:00
1-29.ヘビー級
2023/05/20 21:00
1-30.こどく
2023/05/21 21:00
1-31.デッドライン
2023/05/23 21:00
1-32.自業自毒
2023/05/25 21:00
1-33.正直者
2023/05/27 21:00
1-34.ミッションコンプリート
2023/05/28 21:00
2-1.運命の出逢い
2023/06/03 21:00
2-2.ブレイクタイム
2023/06/04 21:00
2-3.筋肉と犬
2023/06/06 21:00
2-4.ルーレット
2023/06/08 21:00
2-5.ランナウェイ
2023/06/10 21:00
2-6.急がば回れ
2023/06/11 21:00
2-7.Come
2023/06/13 21:00
2-8.フリージング
2023/06/15 21:00
2-9.善意の第三者
2023/06/17 21:00
2-10.拷問治療
2023/06/18 21:00
2-11.ドレスアップ
2023/06/20 21:00
2-12.逢い部屋
2023/06/22 21:00
2-13.スクランブル
2023/06/24 21:00
2-14.豪邸ツアー
2023/06/25 21:00
2-15.ランチタイム
2023/06/27 21:00
2-16.ドールルーム
2023/06/29 21:00
2-17.上の空ディナー
2023/07/01 21:00
2-18.ミッシング
2023/07/02 21:00
2-19.クッキーとクラッカー
2023/07/04 21:00
2-20.肉骨茶
2023/07/06 21:00
2-21.害虫駆除
2023/07/08 21:00
2-22.拷問教育
2023/07/09 21:00
2-23.全自動式拷問
2023/07/11 21:00
2-24.シークレットルーム
2023/07/13 21:00
2-25.執行教唆
2023/07/15 21:00
2-26.本物の美
2023/07/16 21:00
2-27.キックバック
2023/07/18 21:00
2-28.悪意の第三者
2023/07/20 21:00
2-29.的当てゲーム
2023/07/22 21:00
2-30.モグラ叩き
2023/07/23 21:00
2-31.いい日旅立ち
2023/07/25 21:00
3-1.カプセルトイ
2023/09/02 21:00
3-2.スカウト
2023/09/03 21:00
3-3.ごっこ遊び
2023/09/05 21:00
3-4.無理怪人
2023/09/07 21:00
3-5.カプセルボール
2023/09/09 21:00
3-6.未来視
2023/09/10 21:00
3-7.意図せぬ糸
2023/09/12 21:00
3-8.カプセル少女
2023/09/14 21:00
3-9.ヴァイスベーゼ
2023/09/16 21:00
3-10.千の技
2023/09/17 21:00
3-11.千切木紐糸
2023/09/19 21:00
3-12.獲物と得物
2023/09/21 21:00
3-13.三つ巴
2023/09/23 21:00
3-14.敵の敵は味方
2023/09/24 21:00
3-15.刀の弱点
2023/09/26 21:00
3-16.物損事故とピエロ
2023/09/28 21:00
3-17.忘れられない顔
2023/09/30 21:00
3-18.復讐の歯車
2023/10/01 21:00
3-19.復讐同盟
2023/10/03 21:00
3-20.敵情視察
2023/10/05 21:00
3-21.疑惑の超人
2023/10/07 21:00
3-22.動機の同期
2023/10/08 21:00
3-23.スニーキングミッション
2023/10/10 21:00
3-24.超人の本能
2023/10/12 21:00
3-25.復讐の鬼
2023/10/14 21:00
3-26.持たざる者の抵抗
2023/10/15 21:00
3-27.再暴走
2023/10/17 21:00
3-28.パラドックス
2023/10/19 21:00
3-29.思わぬ伏兵
2023/10/21 21:00
3-30.ラッキーパンチ
2023/10/22 21:00
3-31.分煙と換気
2023/10/24 21:00
3-32.手元に残った希望
2023/10/26 21:00
4-1.転入生
2024/01/02 21:00
4-2.メーデー
2024/01/04 21:00
最初へ 前へ 次へ 最後へ
エピソード 1 ~ 100 を表示中
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ