表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
紫雷の魔法使い  作者: 黒猫
ヴェイル領 第二部
PR
71/74

第68話 相談の質問

誰かが手を挙げた。

「はい」

「どうぞ」


女の子が質問した。

「私は、王都に行きたいと思っています。でも両親は、王都はここでの暮らしが慣れた人には大変だから、行かない方がいいと言われています」

「先生、私はどうすればいいのでしょうか?」


「そうじゃな。王都に憧れる気持ちは、わかるのじゃ」

ルーヴァは、杖に体重を預けながら頷いた。


「じゃがな。お前さんは、王都で何がしたいのじゃ?」


「えーと……」

女の子が、言葉に詰まる。


「すまん、すまん。それは答えんでいい」

ルーヴァは、あっさりと引いた。


「目的があるならよし。他人に無理に話す必要はないからの」

そして、少し考えるように間を置いてから続けた。

「まぁ、わしから言えるのは——とりあえず挑戦して、ダメなら帰ってくればよい」

「ここが、お前さんの故郷なのじゃから」

女の子がはっとしたようにルーヴァを見た。


「ということはじゃぞ。もし、ここを出るとなったら、親と喧嘩別れはおすすめしないのじゃ」

ルーヴァは少し間をおいてから続けた。

「なぜならば、帰りにくくなるからじゃ」


ルーヴァは、皺の刻まれた顔で、小さく笑った。

「年寄りのアドバイスは、こんなところじゃ。……すまんな、おせっかいかもしれんの」


「ありがとうございます」

女の子は、少し心が晴れたような表情をしていた。

ここまで読んで頂きありがとうございます!

皆さんのおかげでここまで続けられています。

ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ