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酔狂〜紫硝の怪物達〜  作者: 紫月 凛
一章〜何でも屋と元若頭様の世話係〜
23/41

22 凪視点

今回も凪の視点です。

私(作者)は女の子の視点はそこそこ書ける自信はありますが、男の子の視点は全く自信がありません。

趣味の産物なので細かい所は心の中でツッコんでください。どうしても我慢できなかったら感想(?)として教えてください。

 セナは容赦なく急所にナイフを向ける。凪はそれを受け流したり、躱したりしながら彼女の動きを観察する。


(一撃一撃はそんなに重くないが、手数が多い。コイツ、顕と戦っていた時はかなり手加減していたな。)


 凪は背中に顕を庇いながらセナを相手取っている。お互いに様子見の段階なため、僅かながらに余裕がある。


「強いわね。今まで戦ったコの中だったら一番かも。」


「お前もな。」


 凪とセナは普通に会話をしている。しかし、客観的に見ると二人の戦いは常人ならば巻き込まれただけで死が確定する、苛烈なものである。

 まだ成人していないにも関わらず、凪もセナもいくつもの修羅場をくぐり抜けてきた。相手の僅かな動きで次の攻撃を予測し、フェイントを織り交ぜながら急所に攻撃をするなど、朝飯前である。少しでも動きが遅れれば凪は致命傷だが、セナは自己治癒ですぐに治る。彼は圧倒的に不利な戦いを強いられている。しかし、内心では楽しんでいた。


(戦闘として成立するの久しぶりだな。本気で戦ってみたいが、コイツの狙いが分からない以上、迂闊に動けん。)


 セナは凪を煽るように手加減していると一目で分かる動きをしている。凪は顕を殺されかけた際の怒りが和らぎ、冷静さを取り戻してきている。


「本気を出さないのね。」


「それはお互い様だろ。何が目的だ?」


 セナは相変わらず人間が警戒できない微笑みを浮かべているため、何を考えているのかが分からない。


「顕さんを片付けようとしているだけよ。それが依頼だから。」


 凪の質問にセナはナイフを投げながら答えた。それらを凪は全て躱し、顕に当たりそうなものは刀で叩き落とす。


「わぁ、すごいわね。」


 凪はセナの言葉に反応することを止めた。彼女が他人のリアクションを見て楽しんでいるといい加減理解したのだ。


「無視は酷くないかしら?傷つくわぁ…」


(少しも傷ついてないだろ。)


 セナは微笑みながらそう言った。凪は声に出さずにツッコんだ。


(コイツ…ただ楽しむために顕を殺すわけじゃないよな?………あり得るな。何でも屋じゃなくてただの愉快犯だろ。)


 凪が思考を放棄して現実逃避をしているとセナは凪の喉元にナイフを今までとは比にならない速さで投げた。


「ッ…危ないな。」


「今、絶対失礼なこと考えてたわね?」


「その言葉、そっくりそのままお前に返そう。」


 凪とセナは戦闘中にも関わらず、緊張感ゼロの会話をしている。


「な…で…」


「なん、だっ?!」


 顕が小さく呟いた言葉を凪は聞き返す。しかし、セナはそれを待たずに凪の心臓にナイフを向ける。


「チッ、空気くらい読めっ!」


 凪はナイフを刀で受け流し、セナの腹を容赦なく蹴った。"メキッ"という音と共に彼女の体が吹き飛び、地面を数回跳ねてから転がる。


(起き上がらない。異能が発動する様子もない。気絶か。)


 凪はセナが気絶したと判断し、腹に手を当て、顔をしかめている顕に視線を向ける。


「大丈夫か?」


「貴方に蹴られたからこうなっているのですが…彼女も貴方ももう少し他人に興味を持って欲しいものですね。……私が言えたことではありませんが。」


 凪に蹴られたことで顕の助骨は何本か折れていた。


「それは…すまない。手加減する余裕がなかった。」


 凪の言葉に顕は驚き、目を見開く。そして、優しげな微笑みを浮かべた。


「そうですか。私もあの時は冷静ではありませんでしたからね。」


「そうか。で、さっき、お前はなんて言った?」


 顕は降参するように両手を肩まで上げる。そして、ようやく真っ向から凪に視線を向けた。

緊張感ゼロ…

遊びすぎました。

次は真面目に書きます。

戦闘に関しては私は運動嫌いのド素人なので変なところがあったら教えてください。






語彙力がないから上手く書けない…

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