近畿圏の
近畿圏の
北川辺の大巫女に救われだ千葉だが、早くから弥生かをしていた影響もあって、海の巫女を中心に漁師を集めた武力化が始まっていた。
水田を開発するのも、漁師の暮らしを守る形で進み、発展していた。
三殿台との交流では、鉄器の搬入も早くから行われていた。
千葉は近畿圏の勢力には逆らうことなく、受け身の形ではあった。
紀元前1世紀頃から5世紀にかけて、下総の国の形ができていた。
宇都宮と那須は、水田の入り方で少し違いが生まれていた。
那須は、山岳の集落が相変わらず狩猟が中心で水田を耕作する住民は、巫女への信仰は、そのままの形で進んでいた。
山岳の弓の力は強く、得意な位置にあったようだ。
武力を持った那須の豪族化も進んでいた。
一方、宇都宮は、山岳信仰の巫女を中心に集落の拡大が進んだ。
豪族化はそのままの形で進むのであった。
北川辺の豪族化は、近畿圏の姫の入場から始まったようだ。
伊勢からの中型船で北川辺に直接はいる事になった。
北川辺の大巫女が、迎えてくれた。
中型船が、北川辺の浜に到着した。
浜では、族長をはじめ、集落の皆が迎えた形ができた。
大巫女は、自ら前に出て、姫を迎えた。
「よくぞ、こんな片田舎によく来てくださった。歓迎いたします。」
姫は、大巫女の歓迎に戸惑っていた。
伊勢の大巫女から、大巫女には敬遠されてると聞いていたからであった。
戸惑いながら姫が答えた。
「歓迎、感謝いたします。こちらこそ、よろしくお願い申し上げます。」
姫は、従者を何人か連れて族長の案内で広場に向かった。
姫が動き出すと集落の者共は、皆でわーわーと大きな声で歓迎した。
集落の中を歩く姫。
行列になり、迎えられた。
広場には、ケヤキの巫女、権現堂の巫女が待っていた。
巫女の卵達も、姫の入場を待った。
広場の真ん中に焚き火が焚いてあり、火の前には族長の長男が待っていた。
北川辺の大巫女は、先に戻り、人前で姫の行進を見つめていた。
姫が広場の入り口に来ると、族長は、姫を促し、族長の息子がいる火の前に到着した。
白い服を重ねて着ていた。
首には球をネックレスのようにつけ、髪を束ねていた。
堂々として、凛ととした目を火に向けて歩いて進んだ。
北川辺の大巫女が、火に向けて手を伸ばし、パッと広がると青い火が立ちのぼり、大巫女が大きく神に祈った。
「岩や木や川の流れに、我らは守られている。恵みある大地に、対して伊勢からの姫を向かい入れることを宣言する。二人が良き仲間として我わの中に入ることをお許しください。」
大巫女が祈りをとめると大きな拍手がなった。
皆は、近畿圏の姫が我等の仲間になったことに感激していた。
このような多種族の者が集落にはいること自体が初めてであった。
姫と長男を反対側にむけて、大巫女が言った。
「皆のもの喜べ。」
ウォーという声が上がった。
姫が左側息子は右側、左に大巫女達巫女が並び右側には、族長たちが並んで座った。
青い空に風が靡き、鷹が翼を広げて飛んでいた。




