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関東の縄文  作者: 熊さん
第三章:関東の連帯
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夏の出来事

夏の出来事



夏になった。

権現堂の巫女が、水鳥の共闘を言い出した。


ケヤキの民のリーダーは、計画を促された。


「リーダー、お主がまた計画を立ててくれないか?」


シカ、イノシシに続き、今度は水鳥。


リーダーは、葦原を訪れ、鳥の動きを観察した。

風の向きを、浅瀬を探し、葦原の形を確認した。


日程は、明後日だ。


リーダーは、ケヤキの巫女の前で計画を話した。


「北川辺の網は、浅瀬で待機してもらう。竹弓は、岸にいてもらい、横から狙う。それを我らケヤキの民が浅瀬へ三方から追い立てる」


巫女は話を聞いて、順番はと問う。


「順番はこうだ。最初にケヤキの民が追う。浅瀬に集まる水鳥を北川辺の大網が捕まれる。周りの飛び去る水鳥を竹弓が打つ。その後、また北川辺やケヤキの民が網を持って抑える」


という順番だ。


「危ないね。大丈夫?」


「そうだな、明日、北川辺や権現堂に行って説明してくる。」


リーダーは、1日に前にそれぞれの場所への説明が必要だと思った。


水鳥は確かではない。

空に飛ぶからな、、、リーダーはしっかりと動きを揃えないとうまくいかないことを感じていた。


翌日、北川辺から向かった。


狩りを担当する親父にリーダーが話す


大網を4人組で控えてもらい、網を後4つ、その後ろから入ってもらう。

つまり水に入ってもらうことになることを伝えた。


その、権現堂の行き、巫女と竹弓をする者たちには、岸から狙ってもらう。大網をかけた後、一斉に飛び立つ鳥を撃ってもらう。


そのことであった。


打つのは1回だけと約束した。


そして明日、権現堂の広場に集まる事を確認した。


リーダーは、ケヤキの民の男小屋で、明日の追い込みの工夫を伝え、明日を待った。


翌日、朝、丸木舟を持って、権現堂の広場に向かった。


北川辺の親父たちも来ていた。

全員揃ったところで、葦原に移動。


ケヤキの民は、北川辺や権現堂について、指導する事をお願いした。


ケヤキの民が、ゆっくり丸木舟を3台浮かせた。

ゆっくり、舟を進めて、徐々に水鳥を浅瀬に追いやる。


浅瀬に控えていた丸木舟の北川辺の親父たち、その後ろに複数台の丸木舟が浮かんでいる。


遠くから、徐々に迫るケヤキの民の丸木舟、水鳥たちが浅瀬に固まりかける。

北川辺の親父たちは、そっと水に入る。

水鳥を睨んでいた。


何羽が飛び立つ。


しかし、浅瀬に水鳥が塊になっていた。


すると、バァッと網を上げで、水鳥にかけた。


バダ、バダ、バダ


水鳥がかかった。


すると岸から立っていた竹弓が


シュ、シュ、シュ、シュ、シュ


と飛び立つ鳥を狙う。


ブスッと刺さる鳥がバダ、バダ、バダと羽をばたつかせた。


そして北川辺の後ろにいた男たちがひとり用の網をのこってる鳥にかぶせる。


ケヤキの民も、網をかぶせる両方からかぶせると、バダバダバダと水鳥が飛んでいった。


全員がウォーっと声を上げた。


リーダーも一羽捕らえていた。

水から網を持ち上げていた。


大網で5羽から6羽捕まえた北川辺の後からの者が3羽、ケヤキの民も3羽、弓で倒れてる水鳥が3羽。


およそ15羽が捕れた。


凄いぞっとリーダーは思った。


空に黒い雲が広がっていた。


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