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関東の縄文  作者: 熊さん
第三章:関東の連帯
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集団戦の準備

集団戦の準備



ケヤキの民のリーダーは、頭の中で考えた、北川辺から網の準備、権現堂の竹弓の威力。

では、我らは何をすれば良いのか。


地面に利根川の流れを書きながら、シカの群れ、最初の1頭では、ばらばらになってしまう、せめて、最初に3頭は当ててもらう為にはどうすればよいか。


倒れたら、網の待ち伏せ、網も何種類か必要だな。


4日後か、北川辺に行って網のことを話しておこう。


我らは準備をしっかりやる。

それしかないと思った。


翌日、丸木舟を使って北川辺に着いた。

リーダーは昨日の男の中心人物を探した。


ようやく見つけて、


「すみません、明後日の狩りの件で網を見せてくれませんか?」


男は、狩りの話し興味を持っていたので、積極的に説明してくれた。


ここには大きな網がひとつあり、後はシカが1頭収まるものしか無かった。


「シカの群れは十数頭いるので、こちらで、竹弓の人達を誘導し、最初に撃ってもらい、その後に網掛けになります」


男は、理解が早かった。

よし分かった、大きな網は4人がかり、後は個人で網を投げることになった。

そして足を縛る縄も用意してもらうことになった。


場所のイメージとケヤキの民がついて場所を指定したいと伝えた。


次に、権現堂に向かった。


丸木舟を大きな蛇行する部分まで進めて、舟を固定し権現堂に向かう。


田園が広がる低地を抜けて微高地が見えた。

小屋が立ち並ぶ先に広場があり、巫女の小屋があった。


広場で、剣を使う巫女がいた。


翌日にリーダーが来たことに驚いてる巫女は、何事かと質問した。


「巫女様、申し訳ないです。北川辺との協力でシカ刈りの準備のために来ました。お忙しいでしょうか。」


巫女は、大丈夫と請い、弓使いを呼んでくれた。


リーダーは皆に伝えることになった。


「利根川の先に草原があり、我らの狩猟場です。数人で1頭狩るのがやっとで、1回狩ると逃げてしまいます。

そこで、皆で合わせて狩れば、一度で数等取れると思っています。」


そこで、地面に線を書き、利根川の流れを示し、草むらがある場所、反対側からケヤキの民が追って川のここらへんに追い込み、北川辺の網のみんなは此方に隠れてもらう。

図での説明をして、竹弓の距離感を相談した。


冬の風は川下に吹くことを伝え、隠れる場所の安全性を伝えた。


そして、リーダーは彼らの射程の距離感の長さよりも短いかも知れないが、確実な部分を選択した。


権現堂の巫女や弓使いは、理解してくれた。


リーダーも説明することで、ケヤキの民が何をすべきか、大枠は理解できた。


自分達は、狩るためのシカの動きの制御を考え、動くことだ。


ケヤキの集落に戻り男部屋で皆と話し合った。


リーダーはシカの群を追い込む役目にすることとした。

竹弓は、権現堂の巫女や弓使いにタイミングを任せることにした。

網は竹弓の次の動きだ。


話し合いは夜深くまで続いた。


月は高く、緩やかな風が吹いていた。


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