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関東の縄文  作者: 熊さん
第二章:弥生の影
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竹弓の力

竹弓の力



水戸から来た若い弦づくりの技師は、竹を割る鉄の刃物を持参いた、これは土浦で海の巫女の地域との交割るのにとても役に立竹は背の高さを標準の長さ切間に家の用意を始めた木の陰に上手く少し土を掘に渡し、矢を作ってもらった。


弦は麻をよって細く編んで作った。


乾燥した竹を弓の形に削り、形を整え、弓の先とお尻を火にかけながら曲げた。


弓の形が出来ると、麻を編んでくれた老人のところから、糸を手に入れ、弓に装着する。


リーダーが出来た弓を受け取る。

弓は矢を充てて、引っ張ると重い。

すごく強い力が必要だった。


木で作った弓に慣れていたリーダーにはコントロールもつけるのに苦労することになる。

しかし、竹弓はかなり強く的に当たるのが分かった。


ビシュ


腕が重い、弓が大きいので空間が空いて、的を定める感覚に迷いがあった。


20mぐらい離れた太い木をめがけ、練習を重ねる。


ビシユ、ドン


慣れてくると的に当たるようになった。


腕が弓を引く力に慣れてきていた。


感覚としては、かなりつよい威力だと感じる。


リーダーは改めてこの竹弓を使いこなすことに懸命になった。


弓を構える、さっと矢をセットして、


ビシュ、ドン


的に当たる。


動物相手ではどうだろう。

森に入り、風下の草陰に隠れ、シカを待った。


出て来た。


シカは、草を食んでいる。


後ろを気にして、耳がピクピク動く。


草に夢中になる瞬間がきた。


思わず立ち上がり、弓を構え、矢をセットし、

ビシュ、ドン


首筋に上手く当たる。


シカがもんどり打って倒れた。


オオジカではないが、かなり強烈だ。

木の弓に比べて、かなり効率が上がることが理解できた。


竹弓の技術者によると、竹がもっと乾燥させるともっとつよいものが出来るという。


これでもかなり強くなるし、慣れるのに時間がかかる。

リーダーはとりあえず、5本と矢を何本かを持って北川辺に行くことにした。


そろそろ、ひと月が立っていた。


北川辺の大巫女が外まで出てくれた。

リーダーは、大巫女に向かい竹弓が出来たことを伝え、北川辺の男たちの前で、試写することにした。


小屋の前の木がたったいたので、周りの人払いをして、試写を行った。


竹弓を構える、矢をセットし


ビシュ、ドン


木の的に見事に当たった。


その早さや当たったあとの音の大きさに皆がウォーと叫んだ。

皆は凄さに、興奮していた。

大巫女が言った。


「リーダーよ。よくぞでかした、どうじゃ皆の者、これが竹弓ぞ」


大巫女が叫ぶと、

皆が、ウォーと、再び叫んだ。


北川辺の男どもは皆が賛同していた。

とりあえず、持参した5本の弓を大巫女に渡し、リーダーはホッとしていた。


北川辺には、竹弓が導入された瞬間だった。


竹弓は、難しく、すぐうまく打てない。

しかし、大きな戦力になることは、皆が理解していた。


その後、行田でも竹弓が弓の中心となり、

北川辺にも、どんどん入るようになるので

あった。


空の青さは、爽やかな空気を醸し出している。


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