幕間
✧︎ ✧︎ ✧︎
少し長めなのですわ〜!
✧︎ ✧︎ ✧︎
『間もなく通過列車がまいります。お待ちのお客様は、黄色い線の内側までお下がりください』
ホームいっぱいに伸びた列に加わり、男はようやく一息ついた。
駅のホームで経済のニュースを眺める会社員も、お喋りに夢中になる学生たちも、満員電車様の前にはひしめき合う肉塊に過ぎない。それはつい先日まで、マイクを握り世界の命運をかけて戦っていたこの男も例外ではなかった。
約束の時間まであと四十分。慌てて家を飛び出してきたから、途中でコンビニに寄って適当な菓子パンも買いたいところだ。
空腹を訴える胃腸の声を気合いで制し、なにパンなら買えるかなと財布の残りに思いを馳せたところで。
ふと、視線を感じた。
この、鋭さのあまり居心地の悪くなるような、それでいてどこかくすぐったいような感覚には、覚えがある。
──……まさか、
男の脳裏にふっと浮かび上がったのは、先の決戦で行方知れずとなったはずの青年の姿。
『列車がまいります。ご注意ください、ご注意ください』
視線の出どころを探そうと、がむしゃらに辺りを見回す。
突然不審な挙動をしたもので、注目を集めてしまったらしい。一部の乗客から冷たい視線を浴びせられたが、その中に彼の姿はなかった。もしやもっと遠くか、あるいは反対側のホームか。
逸る気持ちのままに、つま先を伸ばして人だかりの向こうを見る。乾いた目が縦横斜めを素早く動き、ある一点でピタリと止まった。
ふわりと靡く黒い髪、新雪のように真白い肌。
子猫のごとく勝気な切れ長の目に、自信の表れか緩やかに上がる口の端。
そしてなにより、異様な模様が層を織りなして乱反射する、あの青い瞳。
間違いない、あいつは──
──プワァン!
横切る列車が、青年の姿をかき消した。
押し寄せる風に構わず目を凝らせど、車窓と中の乗客に視界を遮られて向こうの様子はわからない。
列車が通り過ぎた。
向かいのホームでは、数秒前とほとんど同じ光景が広がっていた。
ただ、彼だけが、いない。
一瞬の隙に、青年の姿は忽然と消えてしまっていた。まるで、最初から世界に存在しなかったかのように。
###
ところ変わって。
ここはとある森の中。それはそれは恐ろしい魔女の棲む館。
一面の壁を埋める書架と書物の山は、実のところ魔女のささやかな趣味に過ぎない。この場所の真の役割を知りたければ、深淵を覗いてみるのがいいだろう。
その館に床なんてものはない。底から垂れ上がる蔓の檻には、無限に広がる世界の記録を結晶にして閉じ込められている。
館の心臓部で生み出される結晶を檻まで運ぶのは、魔女の下僕である司書の役割だ。六つの足をフルに活用して、館の中を跳ねて飛んで駆け回る。
せっせと働く彼女らの内の一体が、コテンと何もない場所で躓いた。ついでに両手いっぱいの結晶を派手にぶちまける。
その司書が衝撃にやられて六つの虹彩をぐるぐる回していると、散らばったはずの結晶がふわりと浮き、見慣れた腕の中に収まった。どうやら居合わせた客人に拾わせてしまったようだ。
司書はパチンと顔面360°回転セルフビンタで目の状態をリセットして、ようやく顔を上げることができた。
予想通り、黒髪の青年が苦笑いを浮かべてそこにいた。
「もし。お嬢さん」
{あイ、常連客様}
「君の主は、今どこをほっつき歩いているのかな?」
{温かな助太刀に感謝いたス。
我らが偉大なる大魔女様は、現在γ928T世系ギャラクティック騒動の野次馬に出かけておられますネ}
司書が体勢を整えたのを確認すると、青年は大量の結晶を抱えたまま勝手知ったるといった様子で歩き出した。その後ろを、手足を除けばおおよそ少女の形をした司書が、カチャカチャ音を立ててついて行く。
「まったく、相変わらずおつむとフットワークの軽いお方だ。
前回のように窓から晒し首だけ投げ込まれないかな。今なら生首の前で肉焼きながらダブルピースで煙を扇いで燻製にしてやれるんだが」
{そういやありましたネ、そんなコト。燻製もいいですガ、西京漬けにしてみませン?みんな喜びますヨ}
「おや、もしや西京漬けに素敵な思い出が?」
{それはもウ。実はあのお方、先日の──}
魔女の首の食べ方で会話を弾ませる司書とお客人。腕の中の結晶を檻に食わせながら、司書が真面目腐った顔で魔女の味噌漬けられ未遂エピソードを暴露すると、青年は腹を抱えてけらけらと笑った。
すべての結晶を所定の位置に運び終えれば、司書の仕事はひと段落。今度はお客人の要件を聞く番である。
司書は青年の手を引くと、ソイヤと館を侵食する深淵に飛び込んだ。
グニュリと書庫の景色が歪んだかと思えば、うねる絵の蔦が空間を塗り替えていく。
世界というキャンバス全体を厚塗りの鮮やかな草花が覆い尽くすのを待つ。風に頬をくすぐられて目を開ければ、そこには絶景が広がっていた。
空を覆う蒼き海。朝焼け色に凪いだ水面は、とりどりの星が辿る軌跡で彩られている。散りばめられたその輝きをひとつ残らず写し取るかのように、地上には遠く彼方まで鏡の花が咲き乱れていた。
司書がスカートを叩くと、ポロリと虹色のほら貝が転がり落ち。拾ったそれをプォォと吹けば、それに応えるように白い地面から緑屋根のガゼボがせり上がってきた。
客人がひとりでに動く椅子に腰掛けると、待ってましたと言わんばかりにティーポットが宙を舞い、続いて六段のケーキスタンドがくるりとターンを決める。
客人のティーカップに紅茶がなみなみと注がれたのを見届けてから、司書は青年の目の前で膝を屈めて礼をした。
{改めましテ……
訪問者番号016︰マセた生意気じゃり坊や 様。
この度は999回目の悪役、お疲れ様でございましタ}
「ああ。今回も実に有意義な体験だったと、スレたお転婆大年増に伝えておいてくれ。
それから……くれぐれも、母さんに迷惑をかけないように、と」
{しかと承りましタ。ちなみに、今回はどのような演目だったのデ?}
どこかそわそわとした面持ちで司書がそう訊ねる。
期待の眼差しを受けて青年がどこからともなく取り出したのは、妙に年季の入った紙芝居セットだった。
ゆるゆると紙の上を動くイラストたちは、もしや彼が描いたのだろうか。
「まずは舞台背景から説明しよう。あの世界には、武力の代わりに言葉で殴り合うっていう一風変わった伝統があってね」
{ほウ}
「こと日之本という国においては、演歌による領土争いが──」
紅茶を片手に、ときおり自動紙芝居をつつきながら、青年が滔々と語り始める。
同僚の間でも評判の紙芝居を前にして、司書は小さな椅子を急いで引き寄せて腰掛けた。時々何やらメモに書き込みながら、熱心に相槌を打っている。
──さて。
二人が物語りに花を咲かせている間に、こちらから青年の置かれた状況を説明しよう。
司書が先述した通り、この青年は999もの世界で、悪役として脚光を浴びてきた。
その背景には、とある魔女と交わした契約がある。
「──そこで僕は、地球人類の八割をデスメタルで昏倒させるという一手に出た」
{なんト}
「響く絶唱、遍く嘲笑、士農工商即卒倒。この過去最大の危機に立ち向かうべく、国際同盟軍が誇る民謡歌手たちが立ち上がり──」
物語の大魔女。
あまねく世界の記録を担う彼女は、行く先々で自身をそのように称す。
そんな彼女は、知られざる禁忌や失われた記憶の閲覧権限をダシに、これまで数々のカモ……迷える子羊たちを相手に、法外な対価を吹っかけて取引をしてきた。
唯一の例外は、彼女が親友と認めるただ一人に対してくらいだという。
「──して、悪の侵略者は拠点としていた京葉コイツ村もろとも爆散して消えたとさ。おしまい」
{パチパチパチ。しかし貴方様、なぜわざわざコイツ村を拠点ニ?}
「名物のバームクーヘンを食べたくて。はい、これお土産」
{キャッキャッ}
そして今回、その大大大親友の息子から取引を持ちかけられてしまったのである。
魔女は考えた。
ここでいつも通りトンデモ対価を求めようものなら、それを聞きつけた友が遠路はるばるこの地まで殴り込みに来るだろう。今の不自由な彼女に、そこまでの労力をかけさせるのは忍びない。
魔女は考えた。
最近お気に入りの悪役令嬢断罪小説を惰性で読み耽りながら、考えて、考えて。
閃いた。
んま!あの小憎らしいガキんちょに「悪役1000本ノック(※)」をやらせたら超超超面白そうじゃないですの〜♡、と。
※悪役1000本ノック︰累計1000回、ありとあらゆるシチュエーションで悪役を演じまくること。つまりは偉大なる魔女のマイブームに則った暇つぶし。
これなら自身の好奇心も満たせて、あの坊主は求めるものと同時に人間社会を勉強する機会も得られる。これぞまさにWinWinの関係。
交渉の場で、かの魔女は目の前の青年に対してウキウキでこう言い放ったという。
このワタクシとアナタの母親の間に固く結ばれた愛の絆に精々感謝なさいませ、鼻たれ小僧。ホホッ、オホホホホ、と。
「はぁ……。声と態度と口先がデカいだけの小鳥一匹、母の顔見知りでさえなければ、とっととタコ殴りにして目当てのものだけを回収できたんですが。
彼女はもっと友に恵まれたことを自覚するべきです」
{我が主のことでございますカ?}
「ございますとも。まったく腹立たしい」
青年は苛立ちを誤魔化すように、紅茶で舌を湿らした。
カップの縁から唇を離すと、一度軽く目を伏せる。音もなくソーサーに戻し正面を見据えたその瞳には、先ほどまでの砕けた様子とは異なる、一種の静けさのようなものが宿っていた。
思わずといったように背筋を伸ばした司書に、青年は声音を柔らかくして問いかけた。
「さて、君の主との契約もじきに終わる。
1000番目にお邪魔する世界については、彼女自ら準備すると言われていたんだが……何か聞いているかな?」
{もちろんでございまス}
司書が椅子から立ち上がりスカートを二度叩くと、スカートのフリルから大きな木魚が転がり落ちた。
その様子を傍で眺めていた青年の目の前に、木目の見事なそれが差し出される。
青年は微笑みながら首を傾げるも、ひとまずは「どうも」と素直に受け取った。司書のきらきらとした眼差しを一身に受け、とりあえず一定のリズムで叩いてみることにしたようだ。
ぽく、ぽく、ぽく、ぽく……
寸分の狂いのないビート。流石、つい先日まで音楽で戦ってきただけのことはある。
司書も大層満足そうに頷くと、木魚のリズムに合わせてボックスステップを踏み始めた。両手にハンドベルを掲げて、歌うように呪文を唱える。
ぽく、ぽく、ぽく、ぽく……
“What are little boys made of, made of?”
リーン
“What are little boys made of?
Frogs and snails”
ゴーン
“And puppy-dog's tails,”
リーン
“That's what little boys are made of.”
ゴーン
ぽく、ぽく、ぽく、ぽく……
ボックスステップのパターンが変わった。手首のスナップのキレが増し、六本足の起点となる腰が音に合わせて伸びやかに震える。
「もし。お嬢さん、これまだ続く感じかな?」
{Yes}
司書がパチンと指を鳴らせば、立派な大太鼓が青年の左横にズドンと降ってきた。叩けということだろう。
青年は何も言わずにバチを握りしめた。謹んで叩かせていただくことにしたらしい。頑張れ。
ぽく、ぽく、ぽく、ぽく……
ドッ ドッ ドッ ドッ
“What are little girls made of, made of?”
リーン どんっ
“What are little girls made of?
Sugar and spice”
ゴーン どんっ
“And all things nice,”
リーン どんっ
“That's what little girls are made of.”
ジョワァァァァァァン!!
虚空から鳴り響いた銅鑼の音。その轟音は花園全体に広がり、小さな旋風となって花びらを舞い上げた。
{整いましタ}
「……聞こう」
突然の謎かけである。今の謎の儀は一体何だったのか。
{大魔女と掛けて、悪の演者と解きまス}
「その心は?」
{必ずやその身に不幸が降りかかるでしょウ。特にそこの貴方}
訂正。謎かけというより、ただの予言だった。
{1000番目の世界を盛大なフィナーレで飾るため、我が主が貴方様にとっておきの不幸になれる呪いをプレゼント♡ですっテ}
「おお、最悪」
{なんでも捨て身の呪いだそうデ。我が主も呪われる上に、呪いの強度は主と貴方様でリンクするのだとカ}
「君はなんて良い奴なんだ愛してるぞジェーン・ドゥ。ぜひうっかり野生のセロリに足を滑らせたところでカラスの群れに遭遇して美味しいパテにされてくれ」
{内容は指定できないのでス}
「そうか……」
拳を握って身を乗り出していた青年が、スッと着席した。
まるで何事もなかったかのように、ケーキスタンドからアップルパイを選んでをナイフを入れる。ざく切りリンゴとたっぷりレーズンの絶妙な味わいにご満悦そうだ。あっという間に最後の一口を平らげるのを待ってから、司書が{それから、}と話を続けた。
{今回はもう一つ貴方様に贈る呪いがございまス}
「おや。詳しく教えてもらえるかい」
{「これ以上のことは現地でのお・た・の・し・み、ですわ♡」だそうデ}
「うわ」
脳裏に投げキッスを飛ばす旧知の魔女でも想起したのだろうか。
わかりやすく鼻白んだ青年は、忌々しい幻像をシッシと片手で振り払った。カップに残っていた温かなままの紅茶を静かに飲み干してから、腰を上げる。
「彼女の準備も十分なようだし、そろそろ出発するとしようかな。美味しいお茶をどうもありがとう」
{こちらこそ、バームクーヘン嬉しいでス}
「君たちにはいつもなにかと世話になっているからね。皆で仲良くお食べ。
さて、お嬢さん。門の準備を」
{今すぐニ。──門隊、集合!}
花園に響き渡る掛け声で、穏やかな風に身を任せていた花々がピタリと動きを止めた。
そのままそれらは風車のように、ぐると回転を始める。ぐるぐるポキッと茎の首が折れると、切り離された花々の顔がおよそ高度6mの位置まで浮上した。
それらは二つ三つ、五つ九つと空中であわさっていき、瞬く間に大きな渦と化した。マーブル柄の異空の中からニョキと生えてきたのは、液状の装甲で覆われた六本足。
パンパカパンと花びらの紙吹雪を背に登場したのは、広大な書架を駆け回っていた司書たちだ。
{連結!}
{{{Lya!}}}
青年の応接を担当していた司書が手を叩けば、少女たちは一糸乱れぬ動きで左右対称に広がり、前に並んだ少女の背中に飛び乗っていく。チャッチャッチャッチャ……。
しばらくもしない内に、すべての少女が一つの塊となり、門の形をなした。生きた少女を接合して生まれたそれには、まさに地獄への門といった凄みがある。
{お待たせたいしましタ。こちらが、我が主が準備したゲートでございまス}
{{{おいでまセ、新世界}}}
「ご苦労」
ギョロリと大量の目が一点に集中する様は圧巻の一言だが、視線を浴びせれた青年に動揺はない。なるほど、彼にとってはこれも馴染みの光景なのだろう……
と、そこで、青年が少々不服そうに顔を顰めて首を横に振った。
訂正。
どうやら彼にとっても、喋る接ぎ木の少女扉は異様のようだ。
きっと、大魔女からの要らないサービスに違いない。
「君たち、ちゃんと元の姿に戻れるのか?」
{戻ってもよろしいのですカ? 貴方様の唯一の緊急脱出経路がなくなってしまいますガ……}
「構わん、構わん。君たちをこんな状態で放置する方が気になって、かえって支障が出る」
これまでの演目で、青年が役の途中で舞台から離脱したことは一度もなかった。
理由は至極単純。完全離脱──該当世界で完全な死を迎える段階の前に、撤退せざるをえないほどの危機に直面したことがないからである。
たしかに死んだ後も遺体が保存され続け、ときには博物館展示の大トリとして晒し者になったりしたこともあるが、まあそれはそれ。極めて稀なケースであるし、いざそうなったときには、世界が滅びるまで定点カメラとして文明観察に徹するのも悪くない。
つまり、たとえ凡人として受肉しようと、彼の尊厳を脅かすものなどありはしないのだ。
それは青年の驕りなどではなく、自明の事実だった。
が、しかし。
身内を小馬鹿にするのが三度の飯より好きな魔女が横槍を入れる場合は、その限りではない。
青年が門の前に立ち、薄手の手袋越しにそっと扉の表面を撫でる。彼はふと、何かに気づいたかのように手を止めて、驚きにか、わずかに目を見開いた……ように見えた。
「一度顔を出しておくべきだったか」
苦虫を不機嫌ごと噛み潰したような顔で、ぽつりとそう呟く。
どこに、とは聞くまでもない。
これまでの話から推察するに、きっと彼には母親が──大切な家族がいて、帰るべき家があるのだろう。
今まで彼が悪を演じた数多の舞台から、遠く離れたところに。
司書たちが息を揃えておまじない、おまじない。少女たちのささめきにあわせて、扉がギコギコ開いていく。
{此度の舞台はミル=ファンタズマゴリア。我が主渾身のサプライズボックスにございまス。
どうか、くれぐれも──}
{{{──気をつけなはれヤ}}}
魔女の下僕たる少女たちからの忠告に、彼は片手を上げて応えた。
そのまま朝の散歩に出かけるような調子で、一歩前に出て。
ひらりと、カラフルな闇の中に身を投げた。
✧︎ ✧︎ ✧︎
門外不出!
調子こいたクソガキをギッタギタのボッキボキにして泣きベソかかせてやりますわよ〜♡
【レディ・ジェーンのパーフェクトあんやく計画】
その1︰ミル=ファンタズマゴリアでの種まき
具体案
・999つの過去の世界からいい感じの子を複製して、現地人の中にぶちこんだりますわ♡
召集基準
・おもしれぇ子、やべぇ子
・坊やの意表を突く行動をとった子
・転生(※)及び固有魔法の強制付与に同意した子
※厳密には全く違うのだけれど、まあいいでしょう。
倫理審査がナンチャラとかニンゲンのあるべき形がどうとかピーピー小うるさい坊やを黙らせられれば十分なのですわ〜!
{候補一覧}
A︰ミスタ・ギルバルト→?(フィルグラシア帝国)
・固有魔法『?』
B︰ミス・ルナ→?(神領シルヴァ)
・固有魔法『?』
C︰ミスタ・オブシディアン→?(古エルドリン郡)
・固有魔法『?』
D︰ミス・牡丹→?(アストロ首長国連邦)
・固有魔法『?』
E︰?→?(?)
・固有魔法『?』
その2︰坊やへの嫌がらせ
⚠坊やは腐ってもクソガキですので、直接のデバフ付与はこのワタクシにも甚大な影響を及ぼしますわ。
くれぐれも、死なない程度に!
①\\超不幸体質〜//
・坊やったら、毎度スマート当て馬サブヒーローをそつなくこなしちゃうんですもの。
これを機に、ウルトラぽんこつ系ヒロインの気持ちをとくと味わいなさい。ホホホ!
・いちおう一蓮托生型にしてさしあげます。ワタクシ、優しいので。
決して、舞台設定をちょちょいと弄った後に「あれこれ坊やの謎補正でワタクシもまんま呪い返し食らうやつじゃ」とか気づいちゃったなんてそンなわきゃあございませんことよ!
②\\昼夜マジカル性転換〜//
・昼は男の子に、夜は女の子になるようにしてやりますわ〜♡♡♡
前から思っておりましたの。もしあの子が女の子だったら、三人で仲良くおでかけショッピングできたのになぁって。
万が一?坊やがいっぱしのレディとして?夜会に参加するのなら?とーーっておきのドレスを贈ってさしあげなくもなくってよ〜♡
・ついでに理由は上に同じで、ワタクシも昼は女、夜は男になりますわ。
これを機に、坊やそっくりなあの憎々しい顔面に、果たし状を叩きつけてやるとしましょう。
略奪愛こそ至高! 正々堂々夫の座を奪ったりますわよ!
フフフ……あのプライドのおったか〜い坊やが、しおらしく目を潤ませてワタクシを「お父様……」なーんて呼ぶ姿を想像するだけで……ほほ、オホホホ!!オーッホッホッホッホッホッホッホ──




