智奈と幽霊さん
最新エピソード掲載日:2016/11/03
中学二年生の新崎智奈には苦手なものがあった。それは『幽霊』だ。
虫・いじめ・絶叫マシン――そんなものは怖くない。幽霊が1番怖い。見た瞬間「うぎゃーっ!」と(多分)叫びたくなる幽霊が智奈は無理なのだ。
知り合いに話すと「は?」と言われる、もしかしたら軽蔑されるかもしれない。だから智奈は隠し通している。まぁ、友達なんて片手で数えられる程なのだが。
幾ら鏡に映ることを拒もうとも。夜1人でトイレに行くことができなくても、智奈は幽霊が怖いことを誰にも打ち明けない。
ある日――ドタバタドタバタ、ガチャンガチャンと散々な日だ。
智奈が学校に1人で残って係の仕事をしているとき、廊下からコツンという奇妙な音が聞こえた。
怖いけど、走って帰りたいぐらい怖いのだけど、智奈は音の聞こえる方へと歩いた。
学校中を何周もした後、奇妙な音は屋上へと続いていることが分かった。
恐る恐る屋上のドアを開けると――そこには智奈より小さな女の子がいた。女の子は「私は幽霊。命はもうない」と言い、夕日と共に消えた――。
虫・いじめ・絶叫マシン――そんなものは怖くない。幽霊が1番怖い。見た瞬間「うぎゃーっ!」と(多分)叫びたくなる幽霊が智奈は無理なのだ。
知り合いに話すと「は?」と言われる、もしかしたら軽蔑されるかもしれない。だから智奈は隠し通している。まぁ、友達なんて片手で数えられる程なのだが。
幾ら鏡に映ることを拒もうとも。夜1人でトイレに行くことができなくても、智奈は幽霊が怖いことを誰にも打ち明けない。
ある日――ドタバタドタバタ、ガチャンガチャンと散々な日だ。
智奈が学校に1人で残って係の仕事をしているとき、廊下からコツンという奇妙な音が聞こえた。
怖いけど、走って帰りたいぐらい怖いのだけど、智奈は音の聞こえる方へと歩いた。
学校中を何周もした後、奇妙な音は屋上へと続いていることが分かった。
恐る恐る屋上のドアを開けると――そこには智奈より小さな女の子がいた。女の子は「私は幽霊。命はもうない」と言い、夕日と共に消えた――。