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第五章 三枚の紙


あの会は、夜に開かれた。


理由は嬴倩が言い出した。「档案室は申の刻に閉まる。閉まった後、あの階には誰もい

ない」


僕たちは大きな灯は点けず、小さな灯を二つだけ、本で遮って使った。


椅子は四つ。机の真ん中は空けてある。


最初にものを置いたのは僕だった。


**一枚目:**僕が写した第三巻第七頁と、目次の第一四八号の行。


「〇・〇二三」と「〇・〇四七」。


次は希捷莉卡。


**二枚目:**星図を計算した紙。縫い目が二本、太いのと細いの、それぞれに年が書き

添えてある。


四十七年前。七四二年。


次は林新年。


**三枚目:**第四哨所名録の白紙の頁。彼が自分で写し取ったものだ。原本は档案室か

ら出せない。


七四二年。一年まるごと。


三枚が並んで机の上に置かれた。


一つは数字。一つは星。一つは人々の名前。


互いに何の関係もなさそうに見える。


「もう一人いる」と林新年が言った。


「誰?」


「今ごろ、扉を叩いてるはずだ」


扉が押し開けられた。


マティルドが入口に立ち、石板を抱えている。


「会議、呼んでくれないのね」


「会議じゃない」と林新年。


「灯を二つ点けて、四人で机を囲んで、紙が三枚。会議じゃないなら何」


彼女は入ってきて、扉を閉めた。


林新年が僕を見る。僕は彼を見る。


「座らせて」と僕は言った。


「本気か?」


「座らせて」


マティルドは石板を机に置いた。鈍い音がした。


「七四二年を調べてるんでしょ」と彼女は言った。「思ったより遅いわね」


---


僕は先に、一つ質問した。


「君の年表は、どの年から合わなくなった?」


「七四二年」


「違います」


彼女は顎を上げた。


「じゃあ、どこが違うの」


「いつ気づいた?」


「去年の夏」


「去年の夏以前、疑ってた?」


「ない」と彼女は言った。「去年の夏までは、ちゃんと合ってた」


「去年の夏、何を変えた?」


彼女は固まった。


マティルドは自分の石板をしばらく見ていた。


「基準」と彼女は言った。


「何の基準?」


「換算の基準。旧暦を王暦に換えるには、各都市の公式観測記録を錨にする。元は王都

のを使っていた」と彼女は顔を上げた。「去年の夏、指導教官に北境のを使えと言われ

た」


「誰に?」


「アリス・ティウス教授。人文歴史学の科長」と彼女は言った。「王都の記録は古すぎ

る、北境のほうが新しい、と」


部屋が静かになった。


「つまり」と僕は言った。「君は間違いを見つけたんじゃない」


「何?」


「誰かが、去年の夏に君へ、七四二年の問題を計算させたんです」


マティルドの顔から血が引いた。


彼女は長いこと僕を見ていた。それから、また顎を上げた。


「じゃあ、あんたはどうやって、今、自分が餌をやられてないって分かるの」


僕は彼女を見た。


「分からない」


その三文字を、はっきり言った。


「だが一つ分かることがある」と僕は言った。「今日から、僕たちはどのデータにも出

所を書く。誰が渡したか、何年か、何人を経たか」


「出所のないデータは?」


「『出所不明』と書く」


「それから?」


「それから、そいつはそこに寝てるしかない」と僕は言った。「論証には入れない」


マティルドはしばらく僕を見て、石板を机の真ん中へ押し出した。


「いいわ」


---


線を引いたのは希捷莉卡だった。


彼女はまず、二本の縫い目を同じ単位に換算した。


「縫い目がどれだけ広いかは問題じゃない」と彼女は言った。「問題は、一年ごとにど

れだけ広がったか」


四十七年前の縫い目から一つの数が出る。


七四二年の縫い目から、もう一つの数が出る。


二つは違う。二つ目が大きい。


「どれくらい?」


「かなり」


「どれくらい大きく?」


「年数で割り直すと、三倍以上」


それから彼女は、両親のデータを求めた。


第四巻から第六巻は観測記録で、三十一年にわたっている。僕は各年の減衰速度を抜き

出し、一列に並べた。


最初は何も見えない。数字は上下し、測定誤差と言ってもいいし、法則と言ってもいい

。


希捷莉卡は並べ方を変えた。


各年の値ではなく、隣り合う二年の間で、値がどれだけ変わったかを計算した。


その列が並んだ時、部屋の空気が変わった。


「もう一回並べて」と彼女は言った。


僕はもう一度並べた。


「もう一回」


三度目で、僕の手が止まった。


どう並べても、その列の形は変わらない。


上へ向かっている。


波でも、無作為な揺らぎでもない。ゆっくりした、安定した上昇。


山を登る人間みたいに。遅い。だがずっと上っている。


「魔法減衰が速くなっている」と林新年。


「速くなってるんじゃない」と希捷莉卡。「速くなること自体が、速くなっている」


誰も何も言わなかった。


僕は両親のデータを消し、希捷莉卡の星図データに置き換え、同じ並べ方をした。


同じ形。


マティルドの年表誤差も並べた。


同じ形。


三枚が並んでいる。


一つは数字。一つは星。一つは人々の名前。


それらは一つの形だ。


---


「星と、魔法と、暦」と僕は言った。


「関係のない三つだ」と林新年。


「ただし――」


僕は止まった。


「ただし何だ?」


「ただし、共通の原因が一つあるなら」


部屋は静かだった。芯が爆ぜた。


「結論は保留」と希捷莉卡が言った。


僕は顔を上げた。


「標本数は三」と彼女は言った。「足りない」


「分かってる」


「なら、君が言え」


僕は下を向き、三枚の紙を見た。三時間ぶりに両親を思い出した――死んだことを思い出

したんじゃない。灯の下で、データをこの一列に並べていた二人の姿を思い出した。


これが親不孝にあたるのか、僕には分からない。


だが、これが僕が二人にあげられる唯一のものだということは分かる。


「結論は保留」と僕は言った。


希捷莉卡はうなずいた。これでようやく決まった、というふうに。


---


それから僕は二つ目のことをした。


縫い目の換算値と、写し取った二つの数字を取った。


〇・〇四七。〇・〇二三。


「この形が正しいなら」と僕は言った。「逆にデータを検算できる」


「どうやって?」


「二つの数字をそれぞれこの形に入れて、合うかどうか見る」


希捷莉卡は最初、意味が分かっていなかった。それから筆を止めた。


「君の言うのは――」


「元の数字は形の上に乗る。書き換えられた数字は、乗らない」


彼女は五回ほど呼吸する間、黙っていた。それから計算を始めた。


長くかかった。


一度目、彼女は眉を寄せ、やり直した。二度目、しばらく見て、またやり直した。三度

目で、筆を置いた。


「〇・〇四七」と彼女は言った。「乗っている」


「どれくらいの誤差で?」


「ごく小さい」


「〇・〇二三は?」


彼女はその紙を見た。


「外れる」と彼女は言った。「大きく外れる。二度計算するまでもなく」


僕は座ったまま動かなかった。


三枚が並んでいる。その一枚に、両親の数字が書いてある。


それは正しい。


原本は要らない。証人も要らない。誰かの許可も要らない。


三人の、互いに無関係な人間が持っているデータを一か所に置けば、その数字は正しく

なければならない――形の上に乗っているのは、それだけだから。


「つまり」と林新年はゆっくり言った。「あの頁を偽造した人間は、僕たちの記録を変

えただけじゃない」


「間違えてもいる」


「そうだ。書き換えた時、この形を知らなかった」


マティルドが急に口を開いた。


「なら、あいつは別のことを知っていた」


僕たちは彼女を見た。


「形は知らない」と彼女は言った。「だが、君たちがどの数字を調べるかは知っていた

。書き換えたのは、まさにその一か所。データで選んだんじゃない。見つかる場所で選

んだの」


また静かになった。


「なら、もっと厄介だ」と林新年。


「なぜ?」


「書き換えたのは十年前の誰かじゃない」と彼は言った。「誰かがずっと見ている」


---


「四つ目の点はどこだ」


希捷莉卡が顔も上げずに言った。まだ三枚の紙を見ている。


「何だって?」


「三つじゃ線は引けるが、形にはならない」と彼女は言った。「四つ目が要る。もっと

古いの、あるいはもっと新しいの。途中のどこか」


「新しいのはない」と僕は言った。「両親のデータは七四二年で止まっている」


「古いのだ」と林新年。


「王都観星台の旧記録は四十七年前の一巻だけだ」


「ある」


嬴倩が言った。


僕たちは一斉に振り向いた。


彼女はずっと一番端に座り、何も言わずにいた。手には筆。後で知ったのだが、彼女は

僕たちの言葉を一言一句記録していた。議論も、沈黙も含めて。


「源橋観測台」と彼女は言った。「学院には自前の観測台がある。二百年前から、一度

も途切れていない」


「途切れていない?」


「一日一回、当直簿に記録する」と彼女は言った。「二百年分の当直簿、一冊も欠けて

いない」


僕は彼女を見た。


「どこに?」


「観測台は学院の北の角」と嬴倩は言った。「だが当直簿は観測台に置いていない」


「どこに?」


「人文歴史学科」と彼女は言った。「鍵は科長が持っている」


僕たちは全員、マティルドを見た。


マティルドはすぐには答えなかった。


石板の埃を拭いた。二度拭いた。埃などないと分かっていながら。


「アリス教授は、私の指導教官よ」と彼女は言った。


「知ってる」


「去年の夏、基準を変えろと言われた日に、彼女はこう言った」とマティルドは言った

。「『知ってしまったことは、選ばなければならないことがある』」


彼女は顔を上げた。


「あの時は、私のことだと思った」


「今は?」


「今は、忠告だったと思う」


彼女は立ち上がり、石板を抱え直した。


「鍵、取ってくる」


「いつ?」


「明日」と彼女は扉まで行き、振り返った。「灯は消して。この階の窓は観測台に面し

てる。観測台には当直がいる」


彼女は行った。


---


マティルドが行って一刻ほどして、扉がまた開いた。


周明遠が入口に立っていた。


手に灯を一つ。笠に雨粒がついている――外は雨だった。誰も気づかなかった。


「灯が明るすぎる」と彼は言った。


誰も答えなかった。


彼は入ってきて、机の前まで来て、三枚の紙を見下ろした。


長いこと見ていた。


僕はずっと彼の手を見ていた。両手はずっと体の横に垂れたまま、どの紙にも触れなか

った。


「点は三つか」と彼は聞いた。


「三つです」


「足りない」


「分かってます」


周明遠はうなずいた。


「君たちは、彼らより速い」と彼は言った。


僕は顔を上げた。


「誰より?」


彼は答えなかった。


扉まで行き、灯を少し高く上げて、僕たちの顔を一人ずつ照らした。


「四つ目を探せ」と彼は言った。


「手に入れたら、どうすれば?」


彼は入口で一度止まった。


「手に入れたら、まず一つ考えろ」と彼は言った。「もし君たちの線が正しいなら、こ

の学院で『誰が先に見つけたか』は、何の意味もない」


「意味があるのは?」


「誰が先に言うかだ」


彼は行った。


扉が閉まってから、僕たちは四人で長いこと座っていた。誰も動かなかった。


外は雨だった。窓を叩く雨が、一枚ずつ滲んでいく。


「『彼らより速い』と言った」と林新年。


「ああ」


「『彼ら』は誰だ?」


僕は答えなかった。


僕はノートを出し、最後の頁に書きつけた。


「第十六条:独立した三系統のデータが同一の形を示す。増速率そのものが上昇してい

る。標本数:三。結論:保留。」


「第十七条:この形で第一四八号を検算。〇・〇四七は形の内。〇・〇二三は形の外。

」


「第十八条:周明遠教授、子の刻に研究室へ入室。いかなる資料にも触れず。その言――

『君たちは彼らより速い』」


書き終えて、長いこと手を止めていた。


それから下に書き足した――記録ではなく、決まりごとだ。


「組内の約定:

一、データは共有する。誰も結論だけを渡さない。

二、標本が足りない時は、結論を保留する。

三、すべてのデータに出所を書く。出所不明のものは『出所不明』と記し、論証に入れ

ない。

四、名前をつけない。」


第四条は嬴倩が足した。


彼女は言った。名前は書き残される。書き残されたものは、見つけられる。

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