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とこしえの2人  作者: 雪月影
第四章

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74/80

第七十四夜:姉妹とリアムたち

全然進みませんでしたT_T

この話に出てくる登場人物の名前はあまり覚えなくて良いです。疲れちゃうので笑



 「お嬢ちゃんたち、こんな所でどうしたんだ?」



 5分ほど経った頃、荷馬車を数台連れたおじさんが2人を見つけて、話しかけてきた。



 この辺りは街と街を行き来する人しかいないため、こうして道から逸れて休憩していることと、女の子2人だったのが気になったのだろう。



 「わたしたち、フォルトゥナ王国まで2人で旅をしていて、今は少し休憩していたんだよ」



 リオがざっくりと説明すると、おじさんは驚いた顔をした。



 「ここから女の子2人で?君たち、見たところ歩きだよな?うちの荷馬車乗って行きな」



 おじさんは周りをさっと見渡して、リオとシンシアが徒歩で旅していることを確認すると、顎をくいっとして、荷馬車を示した。



 おじさんの示した方向に目を向けると、荷馬車が2台止まっていて、それぞれに御者が座っていて、こちらに手を振っていた。



 どちらの荷馬車にも、男性が2人ほど近くに立っている。



 「うちは隣国まで移動する所でな、フォルトゥナ王国までは送って行ってやれないが、隣国までなら連れてってやる」



 おじさんは腕を組んで険しい顔をしながら、そう言った。



 「良いのかい?」



 リオはおじさんと荷馬車を一瞥して、悪意が無いことを確認した。



 「良いも何も、まだ子供だろ?この辺りは安全とはいえ、子供が旅をするのは何があるかわからないからな。俺にも君たちくらいの娘がいるんだ、嫌な想像しちまう。こっちは護衛を4人雇ってるから安全だ。乗ってけ」



 ぶっきらぼうな言い方だが、言っていることは筋が通っていて、優しい。



 シンシアはリオが確認するようにこちらを見たので、頷く。



 おじさんの様子を見るに、悪意は無いだろうから、荷馬車に乗るのも良いかも。



 「ありがとう、乗らせてもらうよ」



 「ついてきな、あっちで自己紹介しよう」



 一緒に荷馬車の方まで移動すると、おじさんが全員集まれー!と声をかけたため、ぞろぞろと人が集まった。



 集まったのは御者の2人、護衛を務める男性4人、少女1人の7人だ。



 「この2人を隣国まで連れて行くことにした。皆、自己紹介をしてくれ。まずは俺からだ、俺はリアム、商人をしてる。よろしく頼む」



 おじさんの名前はリアムというようだ。



 次に、御者の2人が自己紹介をした。



 「御者のオスカーです。よろしく」


 

 「同じく御者を務めるチャーリーだ、歓迎するよ」



 2人は帽子を取ると、さっとお辞儀をしてくれた。



 「じゃあ次は俺たちだな。リアムに雇われた護衛、マックスだ。他の3人はルイス、ヒューゴ、アレクという。よろしく」



 護衛の代表っぽいマックスがまとめて紹介してくれた。



 4人揃ってお辞儀をしたので、4人は友人なのだろう。



 「リアムさんのところで見習いをしています、イルゼです。お願いします」



 最後に、リアムと似た服を着た少女が自己紹介をした。



 「自己紹介ありがとう、わたしはリオだよ。これからよろしく頼むね」



 「シンシアよ、受け入れてくれて助かるわ。ありがとう」



 リアムたちがお辞儀をしてくれたので、2人もお辞儀を返した。



 「よし、自己紹介は終わりだな。2人は2台目の荷馬車に乗れ。乗ったら出発するぞ」



 リアムの指示で、リオとシンシアは2台目の荷馬車に、他はそれぞれ持ち場に戻り、荷馬車が動き出す。


 

 「2人は真ん中の方に座ってくれ、外が見たいならそこの窓を開けると良い」



 荷馬車の後ろの方は護衛の2人が座るので、リオとシンシアは真ん中ら辺に座ることになった。



 2人は早速窓を開けて、外を見られるようにする。



 風が入ってきて涼しい。



 「荷馬車に乗せてもらうなんて、わたしたち幸運だったね」



 窓を眺められる位置に2人で座る。



 「ええ、優しい人ね」



 乗せてくれたリアムもそうだし、受け入れてくれた皆も良い人たちだ。



 「隣国まではこの窓から外を見よう。ふふっ、なんだか小さい子供みたいだ」



 2人で肩がつくくらい隣に座って窓を見るというのは、お出掛けが楽しみで窓を覗き込む子供のようで、確かにリオの言いたいことは分かる。



 「リオがお姉ちゃんで、私が妹かしら」



 「ははっ、シアが妹かぁ。こんなに可愛い妹だとついつい甘やかしたくなるね」



 2人で談笑していると、護衛をしていた1人が話しかけてきた。



 「てっきり2人は姉妹だと思ってたけど、違うんだな」



 この人には姉妹に見えていたらしく、2人は顔を見合った。



 「あはは、姉妹じゃないよ。わたしたち似てる?」



 知らない人が見たらそんなに似ているのだろうか、と思っていたらリオが聞いてくれた。



 「そうか。似てるというか、2人とも仲良さそうだったし、同じくらい綺麗だから姉妹だと思ってた」



 質問してきた方とは違うもう1人がそう答える。



 「ふふっ、わたしたち仲良いからね。そんなこと思ってくれるなんて嬉しいよ」



 リオは確かに綺麗だけど、私も?



 でも、エミリーたちが綺麗にしてくれてるし、そうなのかも。



 「へぇ。姉妹じゃないのか、仲良いんだな」



 2人はしみじみと頷いていた。



 私たちは姉妹と同じくらい仲が良くみえるらしい。

 



 



 

最後まで読んでくれてありがとうございます。

誤字脱字、表現のミスがあったらそっと教えてくれると嬉しいです。

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