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ヨット部員の日々  作者: 原西夏生


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ヨット用語解説

ヨット用語解説は、各エピソードページの下部(あとがきの下)にもリンクを貼っています。

【あ】

・A級ディンギー:

 1枚セイルで、木造12フィートの古典的小型ヨット。

 学生ヨット連盟の採用艇種であったが、1973年に470級に艇種変更された。

・アカ(垢):船底に溜まった汚水。

・アカクミ:ディンギーでは、艇の底に溜まった水を容器でかき出すこと。

・アカ船:艇内が水で満たされて帆走不能になる状態をいう。

・オイルスキン:防水ウェア(合羽・セーリングジャケットなど)全般のこと。

【か】

・カツオカッパ:昔ながらの黒くゴワゴワした漁師カッパ。

・ガフ:セイルを吊り上げる帆桁(ほげた)(横桁)。当時は竹材を使用していた。

・艤装(ぎそう):ヨットでは、帆走するために必要な装備を艇に取り付けること。

・完沈 (かんちん):クジラ

 艇が転覆してマストが真下を向き、船底が完全に上を向いた状態。

 その様子から「クジラ」と呼ばれる。

・クルー:ディンギーでは、ジブセイルの操作および艇のバランスを取る。

・クローズホールド:向かい風に対して、約45度で進んでいる状態。

【さ】

・シート:セイルを操作するロープをこう呼ぶ。

・シバリング(シバ):セイルが風をはらまずにバタバタと力を受け流している状態。

・ジブ(セイル):マストの前部に取り付けられる三角形の小さな帆。

・ジャイビング(ジャイブ):風下に向かう帆走で、セールの向きを左右入れ替えること。

・スキッパー(艇長):ディンギーでは、メインセイルと舵(ラダー)を操作し、艇のバランスもとる。

・スターン:艇尾を指す。

・スナイプ:学生ヨット連盟の採用艇種で、2枚のセイルを張るスループ艇。

・スピンネーカー(スピン):追い風のとき、船首側に張る風船のような形のセール。

・スループ艇:1本のマスト前方にジブ、後方にメインセイルを配置したヨット。

・セルフベラ(オートベイラー):

 艇の底に取り付けられている開閉式の弁。

 一定のスピードで帆走すると、自動的にアカが外へ吸い出される。

・センターボード(センター):

 ディンギーの船底に設けた揚降可能な板(ボード)

 艇の横流れを防ぐために設置される。

 追い風で必要がないときは、引き上げる。

【た】

・タッキング(タック):

 ヨットは構造上、風位(ふうい)に向かって真っ直ぐ進むことができない。

 風上に向かって、ジグザグに蛇行しながら進む必要がある。

 その進行方向を変える切り返し動作をタックと呼ぶ。

・沈:ちん

 ディンギーは、転覆しても、浮力があるため沈没しない。

 「没」しないので「沈(ちん)」と呼ぶ。

・デイセーリング:日帰りで、のんびり帆走を楽しむこと。

・ディンギー:セーリングでは、エンジンを持たない小型のヨットを指す。

【は】

・ハイクアウト:上半身を艇の外へ乗り出し、ヨットの傾きを体重で抑える動作。

・バウ:艇首を指す。

・バウ沈(ちん):

 艇がバウから波に突っ込み、一瞬でアカ船になって沈すること。

 Á級ディンギーでは、強風のランニングでその危険があった。

・浜:私たちは、艇庫の場所を「はま」と呼んでいる。

・帆装:マストの本数、セイルの種類・枚数・配置による構成のこと。

・半沈 (はんちん):艇が90度横倒しになり、マストや帆が水面に浸かっている状態。

・風位:風の吹いてくる方向。

・フットベルト:ハイクアウトの際に足先を掛けるため、コクピット床面に固定されたベルト。

【ま】

・真風(まぜ):関東以西では、南風をこう呼ぶことが多い。

・メインセイル(メインスル):メインマストの後部に取り付けられる三角形の大きな帆。

【や】

・470(よんななまる)級:

 全長470cmの2人乗りレーシングディンギー。

 学生ヨット連盟の採用艇種。

 オリンピックのセーリング種目にも採用されている、

 追い風で使うスピンネーカーを装備している。

【ら】

・ラグセール:ヨットや帆船に使われる不等辺四辺形の縦帆(じゅうはん)

・ランニング:追風帆走。

 ヨットはその構造上、真風下(まかざしも)(風位180°)には走れない。

 そのため、斜め後ろから風を受けて帆走する。

 風下マークが2時30分あるいは、10時30分に見えた地点でジャイブしてマークに向かう。

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