積み立てていく
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嫌いも好きも美しいも、全ては一瞬の感情と感覚の絡まりです。私たちは、……きっと、目の前のあなたは、私とは違う他人だわ。……だから、ね、……私よりもずっと能力の高い目の前のあなたは、知ってらっしゃると思うのです。……他人は、私ではないってことを。
……私たちは、……と、いうより、私は、私基準でしかものを見れません。……それは、……もしかしたら、嫌な気持ちになってしまわれるかもしれないけれど……、きっと、目の前のあなたでさえ、同じことなのだわ。
……だって、私も、私よりもずっと能力の高い、目の前のあなたでさえも、他者の思考を直接透かして読むことなど不可能なのだもの。
……透かして、読めているような気になっているだけ。……全て自分基準の目線のままで、その基準のまま、推測を重ねて、『概ねこうだろう』という予測を重ねて重ねて重ねて、答えを出しているつもりになっているだけ。……それらは、いつだって不確定だわ。全てが、不確定。
……私は、思うのです。それは、直接相手方に言葉で聞いて尋ねて、実際に答えをもらったとしても、確定にはならないって。
……何故なら、相手方も自身の考えをしっかり確定していたり、完璧に解っている状態など存在しないからです。
相手方も相手方自身を解っていない場合なんて、山ほどあるわ。……だからこそ、全ては、感情と感覚の絡まりに過ぎなくて、その目の前のそれが、……私自身が受け取った感覚が、全て、相手方から受け取ったものだと考えることは、誤っていると私は思うのです。……私は、きっと、私自身の想定に対して反論したり、同意したり、思考したりして、ただただ、答えを出したつもりになって、相手方を解っているつもりになっているだけ。
『嫌う』という感覚は大事で、大切なものだけれど、でも、それが全てではないから、目の前のあなたも、私も、その一瞬を嫌な感情で満たしただけに過ぎないの。相手方の本質なんて根深いところまで、その一瞬で見極めた気になっていてはダメなのだってことを
……そして、そう思えたのは私自身の中身がそう想定してしまっただけなのかもしれないという事実も。
一緒に重ねて見つめようとすれば、それで終わる話なのです。
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だから、こう、考えたらよいのではないかな、私は、一瞬こう考えて『嫌う』という感覚を得た。けれど、それは、皆が持ち得ている感覚で、それは、その方自身を表しているものではない。って。
『嫌い』を認めて、受け止めて、……そうしてまた少し違う『嫌い』にかえて、自らの中に納める。そうして、リセットした状態で、また、目の前の状態に向き合うの。
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私は、それでよいのではないかと思うのです。
感覚に、不要なものは存在しないから、全て持ち得てよいものだから、必要なのですよ




