ep2 ワレらは 宇宙人でござる
すると、その縦3m、横(というより、長さだな)4mの、
真っ赤なハイヒールを履いた
(よく見ると、ストッキングもはいている、色はパープル、色っぺぇ!)
五本足のマンボウがしゃべった。
「ワレラは、宇宙人でござる」
俺は思わず言った。
「1人?(まず、人なのか?)しか、いねえじゃねえか」
「われらというのは、二人以上のときしか、使えねえよ」
すると、マンボウは、
「あいすみませぬ。ガイドブックに、書いてあったゆえ。
では、こういうときは、何といったらよろしいのござるか?」
案外素直なやつだ。
「私は宇宙人だ、で、いいんじゃねえか、
それと、ガイドブック、古過ぎねえか?」と、俺。
「私は宇宙人だ。地球代表の貴殿と、友好を図るため、
かに座ナーン星よりきたり。」
「きたり?古いって。まあ、いいや。ナーン星は分かったけど、
何で、俺が代表なんだ?」と、俺。
「貴殿は、ナーン中央天文台、中央コンピューターが選びし、お人なり。
コンピューターの言われしことは、絶対でござる」
(面倒なので、もう、マンボウで通す)
と、マンボウは言うと、大福ぐらいの大きさのカメラを、セットする。
「ピカッ」、カメラのライトが光った。すると、突然、テレビがついた。
画面を見ると、なんと、俺の部屋が、まんま映っている。
こたつの上の、焼酎、炭酸、レモン、ジョッキ、つまみのとり皮ポン酢、
万年床、エロ本コレクション(スケベで、悪いか?)
干しっぱのヨレヨレパンツ等々、全部映っている。
そして、赤ら顔の俺と、縦3m、横4mの、水色のマンボウに似た宇宙人。
「おい、このテレビどうなってんだ?」と、俺。
「ナーン星と地球の友好記念番組、『ナーン星と地球、友好なるか?』
全世界、全人類、同時中継でござる」と、マンボウ。
「なにー!」、と俺。
次回につづく。




