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ep11 交合の儀①

 マンボウが様言う、「いよいよ最後の儀式、交合の儀に参りたい。」


俺、「こうごう?皇后(違う)、咬合(かみ合わせ、違う)


校合(校正と同じ、違う)、一体、何だい?、スマホ検索で出てこねぇぞ」



 「ガイドブックp20に『遠来の客を歓迎し、絆を深め、血縁関係を結ぶため


の最高の儀礼として、一夜をともにする


これによって、客は家族の一員となり、永遠の平和が訪れる。』


これを『交合または、まぐわいの儀』と言う」と、マンボウがまた、ガイドブックを音読した。


 

 全世界、あまりのことに、「シーーーーーーーーーーーン」となる。


(交合、まぐわい、要するに、交尾だろ、マンボウと交尾、絶対いやだ!)


その場の空気が凍ったのを察した、サシバ首相


 「あーっ、酔酔様、ご心中お察します。

では、今まで、申し上げた条件に加えて、

日本国最高の勲章、酔酔様の銅像の、国連本部広場に建立、

終身年金、月100万円の支給を追加しますが、いかがでしょうか?」


(俺、悪くねぇ、そんだけあれば、嫁も来るだろう、金目当てだろうけど)


 ここで、俺の、臆病な性格が出た。宇宙人と交尾なんかして、


病気は大丈夫か? キスとは、わけが違うぞ。


もし、ナーン星の病気になったら、地球の薬じゃ直らねんじゃねーか?


そして、俺は、女性経験がねぇ(悪ぃか?もてねぇんだよ!)


初体験が、マンボウにそっくりの宇宙人、いやだ、ぜってーに、いやだ!


金も、竿木賞も、ノーベル平和賞も手に入れた。もう十分じゃねーか。



 俺、じっと、座り込んで、交尾のリスクと、莫大な報酬を天秤にかけ


決断力のなさが、急に頭をもたげてきた。


悩む。悩めば悩むほど、決められねぇ!



 そうだ、こんなときは、「あれだ!」


俺はテレビの中の、サシバ首相に話しかける。


「よう、サシバさん、これは選択権は俺にあるんだよな?」


サシバ首相「もちろんです。日本は、法治国家です。


何ごとも、強制することはできません。


強制労働など(労働?交尾じゃねーか)もってのほかです。」



 俺「じゃ、断ることもできるんだな?」


サシバ首相の顔色が、一気に土気色になった。


「はい」声も蚊の鳴くような声になる。


ヨコ・ヒロシはじめ、全世界・全人類「シーーーーーーーーーーーーン」


一気にお通夜状態となった。


マンボウ様、真っ赤になって、


憤怒の表情、俺をにらみつけている。



 すわっ、ナーン星と地球の戦争か?


全世界・全人類に緊張が走った。


俺は、言った。「天神様にお任せしたい。」


「てんじんさま?」「TENJINSAMA,WHAT?」「TENJINSAMA,QUE?」


全世界・全人類の頭の中が、「?」で、いっぱいになった。


テレビ画面、「TENJINSAMA?」の文字の大写し。


俺、説明する。「『天神様』とは、」


「とは?」、世界中・全人類が息を飲む。「ゴクリッッ」



 俺「どちらにしようかな?のことだ」


ずこっ、日本人は、ほぼ全員ずっこけたようだ。


テレビ画面、「Eeny,meeny,miny,moe」他、各国語に訳されている。


どこの国にもあるらしい。



 サシバ首相、ヨコ・ヒロシ、KG他の目が冷たい。


いい大人がと、その冷たい目が言っている。



 地球の一大事を「天神様」に託そうとする俺に


あきれかえって、物も言えないというところだろう。


テレビの中の全世界・全人類も、状況が分かると


盛大に肩をすくめ、世界中の「フュー」とか「ハー」が合わさって、


「ドゥォォォォォォォォォォ」と、大音量のため息の音が、きこえてきた。



 でも、俺はやる。「マンボウ様、俺の右に、ヒロシ、左に立ってくれ」


「天神様で、マンボウ様なら、交尾。ヒロシなら、やめる。」と、宣言。


俺、右手の人差し指を伸ばして、マンボウ様、ヒロシの順に、交互に指す。


♪「ど=まんぼう、ち=ヒロシ、ら=まんぼう、に=ヒロシ、し=まんぼう、よ=ヒロシ、う=まんぼう、か=ヒロシ、な=まんぼう、


て=ヒロシ、ん=まんぼう、じ=ヒロシ、ん=まんぼう、さ=ヒロシ、

ま=まんぼう、の=ヒロシ


い=まんぼう、う=ヒロシ、と=まんぼう、お=ヒロシ、り=まんぼう」♪


俺の指、最後、マンボウ様を指している。



 全世界・全人類、戦争の予兆からの、一転平和の可能性に。


狂乱、熱狂、狂喜乱舞、情熱の嵐!


「ダルムー、ブラボー!」「ギョェー!」「グレイトーダルムー!」


「ピースメーカーダルムー!」、花火の音までしやがる。



 (病気になるかもしれねんだ、報酬もっとほしい!俺、欲深い)


「やるから、あと、一つほしい」と、俺。「何なりと」と、首相。


「ノーベル文学賞がほしい」と、俺。


(初のノーベル賞、2分野受賞者、いいねぇ!俺の名が歴史に永遠に残る)



 サシバ首相、すぐテレビに向かって怒鳴る。


「スウェーデン首相、ノーベル文学賞、いいですよね?」


 画面が、スウェーデン国会に切り替わる、


メガネをかけたスーツ姿の50代の男性が映る。


下の字幕に、トリステション・スウェーデン首相と書いてある。


彼が口を開く。「イエス、オブコース」


 そこで、また、全世界・全人類、狂喜乱舞、喜びの阿鼻叫喚、喝采と雄叫び


「ギャーーー!」、「グォーーー!」、「ビェーーー!」「ベラボーーー!」



 では、「早速、準備を」、どこまでも冷静なKG。


 「ちょっと、待て」と、俺。


「マンボウ様は雄じゃねぇのかい?そもそも、俺と交尾できんのか?」


(俺、一縷の望み、やれねぇなら、こっちのもんだ)



 その時、マンボウ様、少しも騒がず、


「ワレは雌雄同体なり、両性の性器が、普段は体内にあり。

                   使用時に出てきもうす。」


俺、「ガックシ」(最後の望み、あっけなく、潰える)


KG、マンボウと俺のための、縦横7mはある、ウルトラ・スペシャル・キング


サイズ・ベッドを運び込む。


俺の部屋の物はすべて運び出され、ベッドのみとなる。


 「おい、TV局、交尾も中継すんのか、18禁だろうが、

                子どもも見てるんじゃねーか?」と、俺。


さっと、TVに「これより、18歳未満の視聴は禁止されます。


       それぞれの国の刑法に基づき処罰されます。」の字幕が出た。



「待て、俺、見られながら、交尾すんの?無理だよ!男性器が・・・」


 KG「おまかせください、そのためには、何でも用意します」


「何でも?」、(俺、ニヤリ、とことん、スケベ、自分でイヤになる)


「巨乳のセーラー服、メガネ、ニーハイ、もちろん美人、22歳、髪ツインテール」と、俺(注文が多い)。



 10分後、「ハーイ、まぐわい専門士のナヤミでーす。お呼びいただき、ありがとうございまーす」


と、やけに明るい声の、若い女が、そのでかい胸をゆらしながら、


まさに胸から先に、部屋に入ってきた。


(すげぇ、俺好み、条件全クリア、特に胸がでかい、Hカップはあるな!)



 「では、酔酔様、お召し物を脱いで、ベッドにお上がりください。」


「ナヤミさんを、お好きにされて、男性器の準備を・・・」と、KG。


「お、おう(よだれでた、じゅるっ)」



♫まだ~つーづく♩ なが~い み~ち♪









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