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第3話 私なりの具体的な流れ、大プロット

 この辺り、いわゆる生煮え状態までしか、大プロットを立てていないので、色々とツッコミどころ満載の大プロットになりますが。


 この流れの大プロットの最初の変更が、ラパロ条約における独ソの軍事交流が、史実よりもカナリス提督の様々な働きかけによって、活発化することになり、更にはドイツ軍が、いわゆる紅く染まる事態が引き起こされていくことです。


 そして、ヒトラーがミュンヘン一揆で死亡した結果、ナチスはいわゆる左派、シュトラッサー兄弟らが主導権を握る事態が起きることになり、更にはヴェルサイユ体制等の打破を目指して、ナチスと共産党は積極的に協力し、ゲッペルスを始めとする史実のナチスの指導者の多くは、共産党と提携し、又、合流する路を歩むことになります。

(史実でも、シュトラッサー兄弟、特に弟は共産党と親和的な関係にありました)


 そして、史実同様に1929年に世界大恐慌が起きたことから、ドイツ国内では不穏な空気が漂うこととなり、そういった空気を背景に、共産党は急激に国会選挙の度に、ゲッペルス等の宣伝も相まって、得票率を激増させ、国会で過半数を占めかねない勢いになります。


 こうした状況に鑑みて、ヒンデンブルク大統領は緊急事態を宣言し、国防軍に対して治安維持の為に出動して、共産党を叩き潰し、テールマン等の指導者を逮捕し、裁判に掛けようとしましたが。

 紅く染まっていたドイツ軍の多くが、ヒンデンブルク大統領の命令を拒否して、共産党の保護に奔る有様を呈する事態が引き起こされたことから、ヒンデンブルク大統領は失脚し、共産党のテールマンが総統の地位に就任することになります。


 その結果として、引き起こされたのが、共産党一党独裁体制下にあるドイツという悪夢です。

 更にはスターリンの指導を、(史実でもそうでしたが)テールマンは積極的に受け入れることになり、独ソ同盟体制が樹立されます。


 この状況から、フランスは慌てて、ポーランド等と組んで、ドイツの共産主義体制を軍事介入によって叩き潰そうとしましたが。

 このことは、世界中から批判され、又、フランス国内でも左派を中心に批判の声が多大に浴びせられる事態を引き起こすことになります。


 又、ドイツ国内では、フランス等の侵略は赦されないとして、愛国主義が高騰することになり、却って共産主義者が激増し、更にはソ連との提携を、ドイツの国民の多くが支持する事態も引き起こしました。


 その結果、1930年代後半、ソ連とドイツの枢軸体制は確立することになります。

 そして、ソ連とドイツからの表裏様々な圧力によって、1930年代末には、フランスでは共産党が主導する人民戦線政権が樹立されることになり、又、スペインでも共産党が主導する人民戦線政府が樹立されました。


 更にこうした欧州の大陸情勢に鑑みて、欧州の多くの国々が、それこそムッソリーニ統領率いるイタリアでさえ、親ソ独の外交を行わざるを得ない事態が引き起こされたのです。


 そして、これによって、1939年に西方の安全を完全確保したソ連は、日本が行っている日中戦争を公然と批判して、中国共産党支援を大義名分として、満蒙韓への侵攻作戦を全面発動します。


 数年に亘る大戦の結果、世界第三位の規模を誇る日本海軍によって、日本はソ連軍の本土侵攻作戦こそ完全阻止しましたが、それこそ釜山にまでソ連赤軍の旗が翻るのは、どうにもならないことでした。

 勿論、中国本土から、日本陸海軍は撤兵止む無しに至っています。


 そして、この後の日本は、と考えたのですが。


 どう考えても、この後で日本が勝てるプロットが、私の頭脳では思いつかず。

 結果として完全な没ネタと化すという事態になった訳です。

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― 新着の感想 ―
>ムッソリーニ統領率いるイタリアでさえ、親ソ独の外交を行わざるを得ない事態 ムッソリーニは父親がバリバリのアカだし、本人も若い時分は結構左寄り(ついでに言うとムッソリーニは独学のヒトラーと違ってイン…
このストーリーですと、西太平洋一帯の赤化を恐れたアメリカによる『日ソ戦後』の日本への手厚いテコ入れが、史実の太平洋戦争後の日本以上に為される可能性が高くなりますね。
 前回の感想で──嫌な予感──と、したためていたらその予想を軽く越え〈赤化する世界〉エンドを迎えてしまう「転生者カナリス提督の中の人がコミュニストだった場合」の衝撃の世界線にお口あんぐりな読者(´□`…
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